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ファッション&ライフスタイル

ダナーで行く古都の街歩き 絶品のパン、指定文化財の宿との出会い ~奈良県・ならまち地区~

2017.9.21
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ダナーで行く古都の街歩き 絶品のパン、指定文化財の宿との出会い ~奈良県・ならまち地区~

2017.09.21

自らの足で歩きたくなる。そんなおでかけにピッタリの街をご紹介する街歩き記事。今回は、奈良県の中心地にある『ならまち』をご紹介します。日本のルーツとも言える街並みや、文化を感じられる奈良の街では、今までになかった形で文化を発信しようと試みている人々に出会うことができました。

日本の歴史が詰まった街『ならまち』

JRや近鉄の駅などがある市街地から奈良公園の麓まで広がるこのエリアには、江戸時代から明治時代に作られた町屋が多く残されており、日本の古き良き街並みを楽しむことができる観光スポットとなっています。ならまちは、奈良時代に平城京として栄えたのちに、一旦は荒廃したものの、安土桃山時代から江戸時代にかけて、産業が発展し商人の街と栄えた歴史があり、日本の歴史の流れを体感することができます。近年では、町屋の建物を使ったファッショナブルな雑貨店やカフェレストラン、ゲストハウスといった新しいスタイルの店舗が登場し、昔の街並みを残しつつ、新しい時代の空気を感じられる場所にもなっています。

食べて元気になるパンを提供したい

ダナーで行く古都の街歩き 絶品のパン、指定文化財の宿との出会い ~奈良県・ならまち地区~

近鉄奈良駅から歩いて15分。ならまちの中心地区に、町屋とは違ったレトロ感を感じさせる建物が見えてきます。こちらの建物にあるのが『ミアズブレッド』。観光客だけでなく、地元民にも愛されるベーカリーです。かつては和菓子屋が営まれていたという特徴的な建物の中では、種類豊富なパンが壁一面に並んでおり、パンの美味しい匂いが。人気のパンは開店してすぐになくなってしまうこともあるということで、その盛況ぶりが伺えます。

ダナーで行く古都の街歩き 絶品のパン、指定文化財の宿との出会い ~奈良県・ならまち地区~

1階はベーカリー、2階はイートインスペースとなっており、サンドイッチやホッドドックといった、その場で味わうことのできるメニューも豊富に揃っています。イートインスペースは、レトロとモダンと融合させたような空間となっており、思わず時間を忘れてしまうような居心地の良さを感じてしまいます。

ダナーで行く古都の街歩き 絶品のパン、指定文化財の宿との出会い ~奈良県・ならまち地区~

そんな空間で生み出されるパンも『おいしい』と、思わず口にしてしまうようなものばかり。イートインスペースで提供されるホットドックを食べてみると、サクッした食感とシンブルな味わいながらソーセージを引き立てるパンの組み合わせで、絶品と言えるような味わいを堪能できました。

そんなおいしいパンのづくりの秘訣はどこにあるのか。ミアズブレッド店主の森田三和さんにお話を伺うと、「うちのパンは『誰かにとって最高のパン』であってほしいという想いを込めて作っています」と、その想いを語っていただくことができました。

「元々私はデザイナーの仕事をしていたのですが、デザインのイメージを膨らませる為にパン作りを始めました。きっかけは、食べる自分を元気にするために、自分の好きな食感や装飾を施したパン作りをしていたのですが、友人などに渡していると、そのうち評判になってきました。そのうちにパン作りから離れられなくなって、気づけばパン屋を生業としていたという感じです」

デザインにルーツを持つ森田さんのパン作り。特に重視しているのは『毎日作り続けられる飽きないパン』という点なのだそうです。

「自分の作るパンは、自分の作品であるとも思っています。なので、食材や材料は自分が良いと思ったものを使ってパン作りを行っています。もちろん、パンを買ってもらうお客さんには、食べて元気になってもらいたいという想いもありますし、自分にとっての最高のパンが、誰かにとって最高のパンにできればいいなと思っています」

自分の好きなパン作りを続けているという森田さん。その形に共感し、様々な仲間も増えてきているといいます。

「ミアズブレッドの従業員は、元お客さんだった人が多いです。また、現在の店舗は最近オープンしたばかりなのですが、建を改装するに辺り、奈良のスローワークスという店舗デザインやプロデュースなどを行うチームにご協力いただきました。それぞれ関わってくれる人々が、“美味しい食べ物を食べてもらって、頑張る気持ちになってもらう”という物を、各々の形で実現してくれています。そんな人達との共感を大切にして、この奈良という街の魅力を発信していけるよう、がんばっていきたいと思っています」

ダナーで行く古都の街歩き 絶品のパン、指定文化財の宿との出会い ~奈良県・ならまち地区~

今では奈良だけでなく、全国的にファンが多いというミアズブレッドのパン。『食べて元気になる』パンを味わってみたいという人には、遠方からも足を運んでもらいたいオススメお店です。

古都・奈良の指定文化財に泊まる宿泊施設

ダナーで行く古都の街歩き 絶品のパン、指定文化財の宿との出会い ~奈良県・ならまち地区~

ならまちの中心から、奈良公園や春日山方面に向かって歩くと『高畑町』エリアにたどり着きます。一般の住宅も多く、ならまちに住まう人々の日常の空気を感じられる場所に“日本ではここだけです”と書かれた看板が目に入ります。この建物の中にあるのが、『NARAMACHI HOSTEL & RESTAURANT』です。

ダナーで行く古都の街歩き 絶品のパン、指定文化財の宿との出会い ~奈良県・ならまち地区~

江戸時代の商家をリノベーションしたこちらの施設。特に、醤油蔵を改装した宿泊施設は、全国でも非常に珍しい形となっています。

ダナーで行く古都の街歩き 絶品のパン、指定文化財の宿との出会い ~奈良県・ならまち地区~
ダナーで行く古都の街歩き 絶品のパン、指定文化財の宿との出会い ~奈良県・ならまち地区~

宿泊棟は、個室からドミトリーまで、様々なスタイルでの宿泊に対応しています。特に『蔵貸し』と名付けられた8人用個室は、蔵を1棟まるごとつかった寝室となっており、広々とした空間を楽しむことができます。また、『奥蔵』と呼ばれる4人用個室もあり、グループ旅行化や家族での利用などにも対応しています。

ダナーで行く古都の街歩き 絶品のパン、指定文化財の宿との出会い ~奈良県・ならまち地区~

もちろん個人での宿泊でも、江戸時代の蔵が持つ雰囲気を堪能することができます。宿泊棟の一つである男女混合ドミトリーは、非常に天井が高く、狭苦しさを全く感じさせない空間に仕上がっています。内装なども極力当時の物を使い続けているとのことで、タイムスリップをしているかのような気持ちで滞在を楽しむことができます。

ダナーで行く古都の街歩き 絶品のパン、指定文化財の宿との出会い ~奈良県・ならまち地区~

宿泊棟以外にも、堪能できる施設が整っています。施設奥側にあるウッドデッキは、隠れ家のようなロケーションでありながら開放感に溢れており、古都・奈良に流れるのんびりとした空気を体いっぱいに感じることができます。

更に、施設の中心にあるメインフロアは利用者のための共有スペースなどもあり、単に寝るだけの場所というよりは、文化を“体感”しながらのんびりとした時間を過ごすことができる空間になっています。

様々な特徴があるこちらの施設ですが、実は奈良市の“指定文化財”に指定されています。そして、『NARAMACHI HOSTEL & RESTAURANT』が誕生した経緯も、文化財を継承していくためだといいます。

「2016年春までは、完全非公開の建物でした。実際に人が住んでいた建物なのですが、この文化を継承していく為に、宿泊施設としての営業を決めました」と話すのは、『NARAMACHI HOSTEL & RESTAURANT』の吉田さんです。

ダナーで行く古都の街歩き 絶品のパン、指定文化財の宿との出会い ~奈良県・ならまち地区~

「こちらの建物は、青田家という日本でも有数の豪商であり、伝統的な家系が持っていた建物です。安政3年に宮大工の職人技によってできた館で、近くにある春日山原生林の湧き水を使って、醤油などの製造と販売を行ってきたお屋敷です。この日本の伝統建築様式の由緒正しき館を日本はもとより世界に向けて発信させていくべく、我々で引き継がせていただくことになりました」

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こうして始まった指定文化財を使用した宿泊施設の試みですが、その維持は簡単ではないようです。

「この建物は、細かい部分まで指定文化財に指定されているので、維持していくのは簡単ではありません。例えば、自治体の許可をなく畳を一枚変えただけで、文化財の指定を外されてしまいます。ただ、一方で我々もこの建物を次世代に継承していくことがミッションあるとも考えておりますし、なにより経年変化に勝る美はないと考えていますので、今の形をできるだけ維持したままこの場所を残していきたいと考えています」

ダナーで行く古都の街歩き 絶品のパン、指定文化財の宿との出会い ~奈良県・ならまち地区~

そして、施設の運用をしていくことで、奈良の街おこしに関わっていきたいと強い想いも持っているとのこと。

ダナーで行く古都の街歩き 絶品のパン、指定文化財の宿との出会い ~奈良県・ならまち地区~

「奈良という街に貢献することも、我々のミッションの一つだと考えています。日本のオリジンであるこの街の良さを知ってもらうためには、気軽に来てもらって文化を楽しんでもらうというのが必要だと思っています。なので、このような歴史ある建物を、ホステルという手軽な価格帯でお泊りいただける仕組みを作ることで、国内だけでなく海外のお客様にも来ていただいた上で、古都・奈良の良さを知っていただきたいと考えています」

また『NARAMACHI HOSTEL & RESTAURANT』では、飲食部門にも力を入れており、奈良・大和の食材を使ったメニューを提供しています。従来の和食と、新しいセンスとテイストを取り入れた“新和食”の数々は、他では食べられないものが非常に多く揃っています。こちらは宿泊者以外でも利用できる形になっているので、奈良の散策ついでの立ち寄りなどもおすすめです。

古都・奈良の街歩きで出会ったのは、古き良き街の良さを新しい形で発信する人々でした。自分たちの活動で街を盛り上げていきたいという想いには、街の明るい未来を感じさせました。歴史と触れ合うことのできる街歩きにて古都・奈良にて日本の原点を探す旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

今回街歩きをした靴はこちら!

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