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“スニーカーを愛するインスタグラマー”が、生誕50周年を迎えたプーマ・スウェードの魅力を語り尽くす!

2018.08.10

今年で50周年を迎える『プーマ(PUMA)』の定番モデル・スウェード<SUEDE>。伝統的なデザインを継承しながらも、さまざまな音楽やファッション、ストリートカルチャーとリンクしながら進化し続けてきた、まさにプーマを代表する1足です。今年はアニバーサリーイヤーということで、なんとスウェードのコラボモデルが続々リリース! そこで今回は、プーマの現社員で、“スニーカーを愛するインスタグラマー”としても業界で一目置かれる野崎さんに、プーマ・スウェードの魅力をとことん語っていただきました。

“スニーカーを愛するインスタグラマー”が、生誕50周年を迎えたプーマ・スウェードの魅力を語り尽くす!

原点はスポーツシューズ。スウェードの誕生秘話

――まずはプーマ・スウェードの始まりを教えていただけますでしょうか。

プーマ・スウェードの始まりは、1960年代まで遡ります。1968年にメキシコで開催されたスポーツの国際大会で、メダル授与式の時に200mで金メダルを獲得したトミー・スミスというアメリカの黒人選手が、表彰台の上に着用していたプーマのシューズを置き、黒の革手袋をして拳を突き上げ、“ブラックパワーサリュート”と呼ばれるパフォーマンスをしました。

――そもそもはスポーツシューズで、なおかつ政治的な背景も絡んでいたんですね。その後、スウェードに繋がるきっかけは何だったんですか?

ニューヨークのプロバスケットボールチームに所属していたウォルト・フレーザーがプーマと契約する際に、「トミー・スミスが履いていたあのスウェードのトレーニングシューズを、バスケットシューズにアップデートしてシグネチャーを作ってくれないか?」とお願いしたそうです。そうして生まれたのが次のクライド<CLYDE>というモデル。その契約は1979年で切れるんですが、それ以降もプーマはそのデザインを作り続け、最終的にそれを受け継ぐ形でスウェードが誕生しました。

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㊙スクラップブックとプーマコレクションを大公開!

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――最初に買ったスニーカーを教えてください。

最初は小学6年生の時に、プーマのエスエムライダー<SM-RIDER>というスニーカーを買ってもらいました。僕が子どもの頃はまだまだスニーカーが高くて、なかなか買ってもらえなかったんですね。なのでその頃の強い憧れが抜けなくて、いまだにスニーカーを買っているのかもしれません。プーマを自分で初めて買ったのは、バスケットボール部に入っていた中学2年の時。当時、アメリカのプロバスケットボールのスターだったラルフ・サンプソンという選手のシグニチャーモデル・マジェスティ<MAJESTY>を買いました。

――その頃からプーマを履き続けているんですね。今でもスニーカーに惹かれ続けているのはなぜだと思いますか?

ブームとかは関係なく同じペースで買い続けているし、新しい機能やカテゴリーが出てくると、履きたくてしょうがないんですよね。あと、このスクラップブックは2009年から始めて今5冊目なんですが、プーマのことだけでなくスニーカー全般に関する情報やメモを書いたり、写真を貼ったりしています。やっぱり自分が履くスニーカーが、どういうスニーカーなのかというのをちゃんと知りたい、探りたいという気持ちが強いんだと思います。

――インスタグラムでは日々さまざまなスニーカーの情報を発信していて、スニーカーマニアのフォロワーからはたくさんのコメントが寄せられていますね。

スニーカーってインターネットで調べてもなかなか正解に辿り着けないことが多くて、深く知りたいと思っている子が質問してくれるのだと思います。インスタグラムを始めて5〜6年ですが、素朴な疑問に対して僕も改めて調べ直したりするので、良い勉強になっています。

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画像:ご本人提供

――その時にスクラップブックの情報は貴重ですね。今日は所有しているスニーカーもたくさん持ってきていただいてありがとうございます。

いえいえ。例えば、2015年に発売されたスウェードをスケートシューズの仕様にしたスウェード・エス<SUEDE S>や、イグナイトというミッドソールを搭載し、ウサイン・ボルト選手がトレーニングの時に履いていたスウェード イグナイト<SUEDE IGNITE>。あとこれは、シュータンのラベルに“スーパープーマ”と呼ばれる、’70年代のプーマのキャラクターが入っているモデルです。スーパープーマに関してはTシャツも集めていて、少しずつ集めてようやく5枚。このTシャツと同じカラーのスニーカーもあります。

“スニーカーを愛するインスタグラマー”が、生誕50周年を迎えたプーマ・スウェードの魅力を語り尽くす!
――この年期を感じさせるモデルは何ですか?

これはもう底が剥がれてしまっているんですが、かつてユーゴスラビアで作られたスウェードで、実は今年の春に発売された90681Sというモデルを作る時にデザインのベースにしたものです。通常のスウェードは7個の穴が空いているのに対して、これは8個。あとクライドというモデルと同じで、底とアッパーを接着剤で付けています。こちらのもう1つは、ユーゴスラビアで最後に作られたスペックで、ソールが糸で縫ってあり、現状のスペックに近いもの。この最終のユーゴスペックがアジアに渡って行って、今のスウェードになっています。

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――どちらもかなりのレア品ですね。これまでいろいろなアイテムを集めていらっしゃいますが、スウェードに関してあまり知られていないエピソードはありますか?

スウェードは定番カラーが5色ぐらいあるんですが、それ以外は発表された後、一度として同じカラーリングのものを出していないんですよ。例えばオレンジ×ブルーは今まで何度も出ていますが、実は全て微妙にトーンが違う。買い逃してしまったら二度と同じものは買えないので、そういう意味で非常にコレクタブルなアイテムだと思います。

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ライフスタイルやカルチャーに根ざしたスニーカー

――先ほどのスウェード・エスもそうですが、今日持ってきていただいた中にも、スケーターカルチャーを感じさせるものがいくつかありますね。

例えばこれは、スケーターであり、アーティストのスコットボーンのシグニチャー。2007年に作ったのですが、彼は「プーマ・スウェードに敵うスケートシューズは無い」とまで言ってくれました。そのプーマ・スウェードをベースに開発したのが、彼のシグニチャーモデルなんです。まさにスケートカルチャーとスウェードが良い形で融合したスニーカーだと思います。あとこれは今回の50周年モデルと同じくサンタクルーズとのコラボで、2008年に発売されたもの。“1987”はスラッシャー・マガジンの表紙に初めてプーマが登場した年で、その時にスケーターが履いていたのはファーストラウンド<FIRST ROUND>というモデルです。あとTシャツも2008年のもので、ほとんどプーマのブランディングは無く、背中にキャットロゴが入っているだけ。つまりサンタクルーズが主役ということですね。

“スニーカーを愛するインスタグラマー”が、生誕50周年を迎えたプーマ・スウェードの魅力を語り尽くす!

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――新作のサンタクルーズ<SANTA CRUZ>とのコラボモデルも、カルチャーとの関わりの深さを感じるとともに、純粋にデザインがクールですね。

もうこれは待ちに待ったシューズで、すごくプーマらしいアプローチをしていると思います。ちゃんとスケートシューズであることを念頭に置いてガムラバーのソールにアッパーはスウェード。また、サイドのプーマのラインが血管のように赤くプリントされ、スクリーミングハンドは刺繍! さらに、通常はキャットロゴが入るシュータンに、サンタクルーズのロゴが入っているのを見ても、すごく血の通ったコラボレーションだと思います。

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――この豪華なモデルも、リアルに履き潰すスケーターがいたらカッコいいですね。お話を聞いていて、改めてスウェードには一度履いたら履き続けてしまう魅力があると感じました。

革もタフだし、ソールのグリップも良いし、「スケボーをするには一番壊れにくい」って言ってくれる人もいるんですよね。会社にも僕の知り合いがスケートで履き潰したスウェードを展示しています。それに50周年モデルなどはレア感がありますが、ベーシックなスウェードはいつ、どこでも売っている。そういう意味では、リアルにライフスタイルやカルチャーに根ざしたスニーカーが、プーマ・スウェードなんだと思います。

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野崎さんインスタグラム

定番&コラボモデルでスウェードの魅力を再確認!

2018年に入り、今回紹介したサンタクルーズの他にも、さまざまなブランドやアーティストとのコラボモデルが続々と登場しているプーマ・スウェード。プレミアムのアイテムはもちろん、今一度ベーシックなスウェードも履きこなし、その魅力を再確認してみてはいかがでしょうか?

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PUMA

プーマ SUEDE CLASSIC X SANTA CRUZ スウェード クラシック X サンタクルーズ 366321 01BK/H.R.RED

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interview&text by ラスカルNaNo.works
photo by Masaru Kato