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ファッション&ライフスタイル

“金髪・ピンク・185cm”人と違うことで目立ちたい!栃木ブレックス・鵤誠司選手<Bリーグ×ファションの密な関係Vol.7>

2018.10.29
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“金髪・ピンク・185cm”人と違うことで目立ちたい!栃木ブレックス・鵤誠司選手<Bリーグ×ファションの密な関係Vol.7>

2018.10.29

2018-19シーズンが開幕した3年目のBリーグ。日本代表チームの快進撃もニュースになりましたが、この国際大会の経験を持ち帰った各選手が3シーズン目の王者の座をかけてBリーグでしのぎを削っています。

今回の『Bリーグ×ファションの密な関係』は、栃木ブレックスのポイントガード鵤誠司(いかるが・せいじ)選手(24歳)が登場。高校時代にウィンターカップ・インターハイで準優勝し、多くのBリーガーを排出している青山学院大学に入学、Bリーグの前身であるNBLの初シーズンでは、出場したほとんどの試合でスターターを務めました。2016年には、2020年東京オリンピックに向けた日本代表候補重点強化選手にも選出されています。「シーズン中は、私服は全く着ないです。練習と試合の連続で遠征もあるので、毎日スウェットかジャージで過ごします」という鵤選手の開幕直前の私服姿を取材しました。

3年目に入って、認知度が上がってきたBリーガーは……


――身長が185センチで、金髪にピンクのトップスの鵤選手、遠くからでもかなり目立っています!

「Bリーグが始まる前はNBLというリーグがあって、そのリーグは企業チームもあったから選手も真面目というか、黒髪の選手ばかりで、この中で金髪にしたら目立つなと思って、3年前くらいから金髪です」

——バスケットボールをしている時は、目立ちたがり屋なんですね。試合で目立ちたいというのは、選手として当たり前の欲求だと思います。

「Bリーグも3年目に入って、メディアへの露出度も上がっているし、観客動員数が圧倒的に増えています。2年目のファイナルは12,000人の観客が入っていた。 僕自身もリーグの競技力が上がってきているのを感じるし、試合前やハーフタイムショーの演出もすごい。選手として注目されていると思うから変なことはできないなと思うし、試合のやりがいもあります」

——そんな時に、この取材が来たんですね。ファッションの取材が来たと聞いてどう思いましたか? 今日のコーディネートはどうやって決めたのでしょうか?

「僕は、練習に行くときも遠征中もスウェットかジャージだから、最初は、なんで僕!? と思いました。コーディネートは……特に迷わず、今朝“これを着よう”って直感で決めました。僕は直感を大切にするタイプなので(笑)。コレじゃなきゃイヤというアイテムも無いし、洋服にこだわりが強いほうではないので」

“金髪・ピンク・185cm”人と違うことで目立ちたい!栃木ブレックス・鵤誠司選手<Bリーグ×ファションの密な関係Vol.7>

“わがままボディ”に、ノース・フェイスな鵤誠司選手

——ピンクのトップスは、THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)です。バスケットボール選手というと、ナイキやアディダスのイメージがありますが、鵤選手はノース・フェイスが好きなのですか?

「最近は、ノース・フェイスしか買っていないくらい気に入っています。シンプルなデザインが好きで、シーズンごとに新作が出たらチェックしに行きます。バスケットボールとノース・フェイスって距離が遠い感じがするでしょう? バスケ選手でノース・フェイスを着ている人は少なくて、僕は周りの選手と同じものを着たくないっていう思いも強い」

——ノース・フェイスでピンクのアイテムって、珍しいです。

「普段は白・黒・ネイビーが多いですが、たまにピンクとかイエローなどパステルカラーを着たくなるんです。金髪・ピンク・体が大きいってすごく目立つので、普段の生活ではキャップをかぶって金髪を隠すことが多いです。
このトップスは、ブランド側はオーバーサイズで着こなしてくださいという提案だったのですが、僕は体が大きくて、ジャストサイズで着ています(笑)」

“金髪・ピンク・185cm”人と違うことで目立ちたい!栃木ブレックス・鵤誠司選手<Bリーグ×ファションの密な関係Vol.7>

“金髪・ピンク・185cm”人と違うことで目立ちたい!栃木ブレックス・鵤誠司選手<Bリーグ×ファションの密な関係Vol.7>

——公式発表だと、鵤選手は185cm・90kgです。私服のサイズには苦労しそうですね。

「いま僕は185cm・100kgと、ちょっと“わがままボディ”になっていまして……」

——わがままボディ(笑)! シーズン開幕まで間もなくですが、ここから減量していくのですか?

「減量をするというより、開幕までに体づくりをしていきます。90kgが理想体重ということではなくて、一番良いパフォーマンスができる体にします。100kgあっても動けるけれど、これから60試合を戦うことを考えると疲労が溜まってくるので、もう少し体重を落とそうと思っています」

“金髪・ピンク・185cm”人と違うことで目立ちたい!栃木ブレックス・鵤誠司選手<Bリーグ×ファションの密な関係Vol.7>

ZOZOSUITで、スキニーを除外される

——私服のサイズに話を戻すと、服はどこで買っていますか? 鵤選手はどのブランドでも、サイズ選びには苦労しそうです。

「好きなブランドは、ノース・フェイス以外だとDEUS EX MACHINA(デウス エクス マキナ)とロンハーマンです。僕は買い物がすっごく早くて、直感で決めてすぐ買います。体に当ててみて、入りそうだったら試着をしないこともある」

——試着をしないと、体が入らない! ということになりませんか?

「たまに、やばい! キツすぎる、というのはあるけれど、試着が面倒なのと、僕は人見知りなので店員さんと話しづらいというのもあって、体に入ると思ったらパッと決めて買っちゃいます。ただ、パンツは膝から上に上がらないものが多いので、試着します。あと、ジャケットやシャツは肩と胸が入らなかったり、胸のサイズに合わせると丈が長くなりすぎて、サイズ選びで苦労しますね」

“金髪・ピンク・185cm”人と違うことで目立ちたい!栃木ブレックス・鵤誠司選手<Bリーグ×ファションの密な関係Vol.7>

——他に、体が大きくて私服選びに困ったエピソードはありますか?

「ZOZOSUIT(編註:アプリに従って撮影したデータで体型を判断し、オリジナルサイズの服を作れるサービス)でスーツを作ろうと思って採寸したら、スキニーパンツが除外されていました。アプリに、“あなたにはスキニーパンツは無理”って言われてしまって(笑)。僕は4,300グラムで生まれて、誕生したときから体が大きいんです。

オフシーズンの筋肉が落ちている時期に採寸したスーツがあって、そこから開幕に向けて筋トレをしたら、お尻と太もものサイズが全く違っていて、スーツを作り直したこともあります」

新品でも試合に出られる。アンダーアーマーの『ネクストニホン』


——今日のシューズは、Atlantic STARS(アトランティックスターズ)とGENTIL BANDIT(ジャンティバンティ)のコラボラインです。このシューズを選んだ理由は?

「このブランドは、最近サッカー選手がよく履いていて流行ってきています。僕は新しいもの好きで、コラボラインだとレア感もあるので買いました。僕の周りのバスケ選手では履いている人がいなくて、でも世間的にはきてるブランドなので、『このシューズの時代がくるよ、ニューバランスみたいなブームがくるよ』って勧めているんですが、誰も真似してくれない(笑)」

“金髪・ピンク・185cm”人と違うことで目立ちたい!栃木ブレックス・鵤誠司選手<Bリーグ×ファションの密な関係Vol.7>

——試合で履いているシューズは、アンダーアーマー・ネクストニホンのネイビーです。これを選んだ理由は?

「日本人の足に合わせたシリーズなので、フィット感が良いのと履きやすいから。アンダーアーマーは甲の幅が狭いものがあるけれど、ネクストニホンは幅広に作られています。試合中の激しい横の動きにもついてきてくれるのが気に入って、昨シーズンから履いています。シューズは試合と練習で分けていないので、1ヶ月半くらいで変えますね。僕は新品のシューズでも試合に出られるタイプなんですが、ネクストニホンは新品でも違和感が無く試合に出られる。ネイビーは、栃木ブレックスのチームカラーに合わせています」

“金髪・ピンク・185cm”人と違うことで目立ちたい!栃木ブレックス・鵤誠司選手<Bリーグ×ファションの密な関係Vol.7>

©TOCHIGI BREX

——鵤選手は、試合では長いタイツを履いていることが多いですね。

「他の選手は、筋肉が震えないように締め付けるとか、疲労が溜まりにくいようにとか……タイツの効果を見越して履いていると思うんですが、僕は、黒タイツを履くと足が細く見えるかなと思って履いています(笑)。長い黒タイツを履くことでシルエットが良く見えたい。ソックスも、最近はふくらはぎ丈を履く選手が多いので、僕はくるぶし丈にしています。僕は、他の選手とは違うことがしたいんです」

“金髪・ピンク・185cm”人と違うことで目立ちたい!栃木ブレックス・鵤誠司選手<Bリーグ×ファションの密な関係Vol.7>

少しでも長く試合に出て、良いプレーをした人がヒーローになれるのがスポーツ。そのために目立ちたい・他の選手と違うことをしたいと貪欲にやっていく姿と、人見知りで試着せずに直感で服を買うというギャップがチャーミングな鵤選手。今シーズンの抱負を、「栃木はチーム力が強みで、泥臭いリバウンドやルーズボールを大切にしています。チームが大切にしていることをコートで表現したうえで、個人のスキルも上げてチームに貢献していきます」と語ってくれました。

Bリーガーのポイントガードとしては規格外の体格を持つ鵤選手は、アグレッシブなプレーで自ら点を取りにいく見ていて面白い選手。バスケットボールを見たことのない人の心もぐっと掴むはずです。開幕したばかりの3シーズン目のBリーグに、一度足を運んでみてください!

“金髪・ピンク・185cm”人と違うことで目立ちたい!栃木ブレックス・鵤誠司選手<Bリーグ×ファションの密な関係Vol.7>

キャップ・トップス:THE NORTH FACE
シューズ:Atlantic STARS×GENTIL BANDIT

INTERVIEW / TEXT:石川歩
PHOTO:野呂美帆

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