革靴の色に関するお悩みと対策
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革靴の色落ち・色あせ・色移りの原因と対策を解説!

2017.03.24

普段のオシャレにもビジネスシューズとしても欠かせない革靴。きちんとお手入れを施すことで長く愛用することができ、独特の色合いが楽しめるのも本革の魅力でしょう。

しかし、お気に入りの革靴が色落ちや色あせ、色移りによって履けなくなったことのある方も多いのではないでしょうか? 今回は革靴の色落ちや色あせ、色移りの原因と対策についてご紹介。お気に入りの革靴と長く付き合い続けるために、自宅で行うケアに役立ててください。

革靴の色あせの原因と対策

革靴の色落ち・色あせ・色移りの原因と対策を解説!

革靴が色あせる原因は、乾燥によるものが多く挙げられます。空気が乾燥しやすい冬場は特に注意が必要です。空気が乾燥していると色があせやすくなるだけでなく、革そのものの劣化を早めてしまいます。

このような乾燥を防ぐために、革靴用の無色のクリームで油分を補い、定期的に保湿をしてあげましょう。このとき、あせた色をぬり直そうと色のついたクリームを使用することは控えましょう。色付きのクリームは、逆に色があせた部分を目立たせてしまう場合もあるので使い方には注意が必要です。

また、スウェードの靴を持っている方も注意が必要です。雨などの水分が染み込みやすいからといって保湿をしないでいきなり防水スプレーを使ってしまうと、乾燥が進み、色あせの原因になってしまいます。

そして、雨などでぬれてしまった革靴にドライヤーを使うのも控えましょう。革に熱があたると革そのものが劣化してしまう他、乾燥することで革靴の色あせの原因となります。ぬれた靴は必ず自然乾燥させるようにしてください。

革靴の色落ちの原因と対策

次は、革靴の色落ちの原因と対策についてです。革靴は歩いているときや靴をしまうときにこすれ、小さな傷がついてしまうことがあります。この小さな傷が靴の色落ちの原因となるのです。このような傷への対策には、色付きのクリームを使うと良いでしょう。

まず初めに、靴を優しくブラッシングして汚れを落とした後、小さいブラシにクリームを取り、ブラシを細かく動かしながら塗り付けていきます。

最後に乾いた柔らかい布で拭きとりましょう。このとき使用するクリームは、傷を隠すために靴の色よりも濃い色を選びがちですが、傷がついた部分は色が染み込みやすくなっているため、靴の色よりも少し薄い色のものを選ぶようにしましょう。

また革靴をしまう際には、小さな傷の発生を防ぐため柔らかい袋にしまい、他の靴と離して保管するようにしてください。

靴の色移りの原因と対策

革靴の色落ち・色あせ・色移りの原因と対策を解説!

帰宅して靴を脱いだら、靴下に靴の色がついてしまったという経験はありませんか? 革は熱に弱いため、染色時に高温加熱ができず、また強酸やアルカリ性に弱いという特徴があります。また革の加工時に完全に色落ちを防ぐ加工はできないため、汗や雨で色が移りやすくなってしまうのです。

このような革靴の色落ちを防ぐには、靴の外側にはきちんと防水スプレーを吹きかけ、靴の内側には色落ち防止スプレーを使用するのがおすすめ。また革靴の通気性が悪いと、汗ばんだり、蒸れたりして色移りを起こしてしまうため、革靴を選ぶ際には通気性にも配慮されたものを選ぶと良いでしょう。

どんなに大切に履いていても、革靴の色あせや色落ち、色移りは起こってしまうことがあります。しかし、事前のケアによって革靴の色あせや色落ち、色移りはある程度防ぐことができます。革靴のお手入れをする際は、乾燥しないよう保湿ケアを行い、保管の際には小さな傷がつかないように柔らかい袋に入れてしまうなど、日頃の革靴の取り扱い方に気をつけてみましょう。

特に雨や汗は、靴を変色させる大きな原因となってしまうので、お手入れの際には防水スプレーや色落ち防止スプレーを一緒に施しておくと良いでしょう。

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