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ファッション&ライフスタイル

世界的大衆車『ビートル』と定番シューズ『VANS(ヴァンズ)』に共通点があった!?

2017.7.14
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世界的大衆車『ビートル』と定番シューズ『VANS(ヴァンズ)』に共通点があった!?

2017.07.14

皆さんは、フォルクスワーゲンの『ビートル』という車をご存知でしょうか? カブトムシを彷彿とさせる独特のフォルムが愛くるしい同車は、世界中で世代を問わずに愛されている車の一台。
一方、『VANS(ヴァンズ)』といえば多くの人が知る定番シューズを販売し、現在では世界中で親しまれているブランドです。実は登場から50年という長い歴史持っているブランドでもあります。
一見、共通点がなさそうなビートルとVANSですが、両者が辿ってきた歴史を探っていくと、背景には手軽なファッションを求める人々、そして世界中に影響を与えたアメリカのカルチャーが浮かび上がってきます。

 

カウンターカルチャーの象徴としてのビートル

ビートルの歴史は非常に古く、誕生は約70年前まで遡ります。そのルーツは戦時中のドイツから始まり、当時から非常に高度なものづくり文化を有していたドイツでは、国民に広く普及するような車を国の主導で作るという動きがありました。ただ、一旦はその思想で設計されたものは軍事転用されてしまうことになりますが、終戦後にドイツを統治していたイギリスによって再度国民車としての生産が開始されます。

この経緯で誕生した車が『フォルクスワーゲン・タイプ1』。後に人々から『ビートル』という愛称で呼ばれるようになる車です。ドイツのものづくりの結晶とも言えるビートルの持つ高い操作性・整備性は世界中で評価され、瞬く間に人々の足となっていきました。

そして、ビートルがファッションのアイテムとして広まるようになったのは、登場から時間がたった1960〜70年代のアメリカがポイントになっています。当時のアメリカの若者たちの間では、高級文化や大量消費のライフスタイルなど保守的な思想に対抗する『カウンターカルチャー』が広まっていました。この流れの中でビートルは、当時のアメリカのメーカーが生産する車とは真逆の堅実性・合理性をもつ車として、『体制に属さない象徴』として強力な支持を受けるようになりました。

こういった背景もありビートルを始めとしたフォルクスワーゲンの車は、手軽に乗ることができる自由の象徴として受け入れられるようになり、当時のサーファーやヒッピーを始めとした人々の間で大流行することになったのです。

70年代の文化を体現したVANSシューズ

VANSは、1966年にカリフォルニアで産声を上げたブランドです。グリップの良いアウトソールは、当時のスケーターたちを魅了し、カリフォルニアを中心にスケートボードの必須アイテムとして受け入れられるようになりました。

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当時のスケートボードはサーフカルチャーの影響を強く受けていたこともあり、自由を象徴するカルチャーとして絶大な人気を誇りました。VANSが当時の若者たちに受け入れられた背景にも、カウンターカルチャーが主流だったことは少なからず影響しています。VANSが持つシンプルなスタイルは、手軽さと自由さを求めていた70年代の若者たちのスタイルにマッチした存在だったのです。

ビートルとVANS、両者に影響を与えている70年代のカルチャー。近年ではリバイバルブームによって、70年代のカルチャーやファッションが再評価されています。現代に生きる人々も再び『自由』を手に入れたいという強い想いが反映されているのかもしれません。

手軽に乗れるクラシックカーの頂点

現代においても、町中で頻繁に見かけることができるビートル。登場から70年が過ぎたクラシックカーは、現代ではどのように受け入れられているのでしょうか? そこで、その疑問をクラシックワーゲンを専門で取り扱うショップ『BUGS GARAGE』に伺ってみました。

世界的大衆車『ビートル』と定番シューズ『VANS(ヴァンズ)』に共通点があった!?

ビートルを始めとしたクラシックワーゲンは、大流行した70年代のカルチャーが基盤となり、現在でも非常に多くのオーナーが存在します。現存する車の個体数も非常に多く、現在でも専用のパーツが生産されており維持が非常にしやすいクラシックカーと言えます」

クラシックモデルとしてのビートルの生産台数はおよそ2100万台。4輪の車としては最多の量産記録であり、現在でもこの記録は破られていません。生産自体も2003年まで続けられていて、年代毎に外見や性能が少しずつ変化していくこともファンを魅了している要因のようです。

世界的大衆車『ビートル』と定番シューズ『VANS(ヴァンズ)』に共通点があった!?

「クラシックカーというと、どうしても敷居が高いように思えますが、ビートルは全くそんなことはありません。整備がきちんと行われた車でも、70万円代くらいからありますし、パーツ代も安く構造も簡単なので補修工賃も現代の車よりは安価に抑えることができます。もちろん、現代車のようにまったくのノートラブル、というわけにもいきませんが、それも慣れれば持ち味の一つとして楽しめるはずです」

現代の車のような充実した設備や高い性能ではないものの、構造が単純な分補修にかかる様々コストを抑え、ラフな形で乗ることができるというのが、ビートルの持つ魅力のようです。

「現代は軽自動車なども高価格化しており、若者の車離れなどと言った話も聞こえてきますが、ビートルのユーザーには20~30代の若い人たちも多くいると聞いています。ビートルに秘められたカルチャーに感化された若者も多く、一種のファッションアイテムとしても魅力ある存在なのではないでしょうか」

ビートルが経験したヨーロッパやアメリカのカルチャーに惹きつけられ、ビートルのオーナーになる若者も多くいるとのことでした。シューズやアパレルと同じようなファッションアイテムと親しまれているビートルは、今後も自由を愛する人々に受け継がれていく車、なのかもしれません。

取材協力:BUGS GARAGE

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