【フォトレポ】テーマは“想像にカタチを”。ナイキ エアマックスデー2018イベントレポート&スナップ特集
『ナイキ(NIKE)』の代表作、エアマックス<AIR MAX>が誕生した、3月26日の“誕生日”=『AIR MAX DAY』の前日3/25(日)に、表参道ヒルズ内SPACE Oで開催された『TYO: ON AIR』。DOORではモデルのるうこさんとACE Shoes廣川さんをナビゲーターにレポートを実施。参加型のコンテンツが多彩に揃い、至近距離でアーティストのコラボ・ライブも開催され、エアマックス・ファンはもちろん、ストリート・カルチャー好きにも見逃せない濃い内容になったこの日。毎年新しい取り組みでユーザーを楽しませてくれるエアマックスの提案をレポートします!
カルチャーをクロスオーバーさせた、2018年のエアマックスデー
今回の『TYO: ON AIR』のイベントテーマは“想像にカタチを”というもの。そこで、デザインコンテストもプロのデザイナーではなく一般公募を実施したり、会場内のコンテンツも徹底した参加型。自分好みのエアマックスをデザインできたり、世界にひとつだけのオリジナルデザインをTシャツにプリントできたり。参加者のクリエイティビティを発揮できるスタイルに、進化するエアマックスのスピリットを感じるものばかり。加えて新商品エアマックス 270<AIR MAX 270>が、エアマックス 180<AIR MAX 180>とエアマックス 93<AIR MAX 93>をマッシュアップしたモデルであることにちなんで、会場中央に展示されたオブジェは映像クリエーターや生け花アーティストら異なるジャンルの作家が共同制作。この作品を制作したアーティスト、その他多数の東京を代表するクリエイターやアーティストによる“AIR”の新しい解釈を表現したアートは同時期にオープンしていた『ATELIAIR』で体験でき、エアマックスをテーマにしたクリエイションが展示されました。加えて、マッシュアップをテーマに、ライブもミュージシャンとダンサーのコラボなど、異なる表現が融合するほかでは体験できない企画が満載。また、場外の階段には初代から270まで歴代のエアマックスが展示され、その進化とアイデアも目の当たりにできました。
夢広がる、公募デザインコンテスト“CLASSROOM”
会場に入るとまず目に飛び込んでくるのが、一般参加者によるエアマックスのデザイン投票エリア。事前に行われていたワークショップ”CLASSROOM”の模様がスクリーンに映し出されている空間に、選ばれた10作品が展示されていました。「東京」をテーマにそれぞれデザインソースや企画理由、参考画像などみっちり描き込まれたムードボードは、参加者の熱量がダイレクトに伝わります。デザインソースは東京の建築、スクランブル交差点をゼブラに見立てたものから、はたまたマグロの解体ショーに着想を得た魚モチーフなど、どれも実際のエアマックスを見てみたい力作ばかりでした。
参加者は1つを選び、その場で投票。トップ3人がグローバル投票に残り、世界6都市で勝ち残ったデザインは、来年商品化されるという夢のあるコンテスト。来場者も真剣にデザインを評価していました。
「みんなデザインの理由づけが豊富だし、デザインソースの画像も多いですね。私はテイストとしてカラフルなのが好きなのでイエローとパープルが印象的な6番を選びました」(るうこさん)
「“CLASSROOM”の企画は東京のイメージがデザインとして全部作られていて、これがカタチになると思ったら楽しいですね。私は4番に投票しました」(廣川さん)
エアーバックをハンドメイドで彩る “WATER PRINT”
投票を済ませてさらに会場奥に入ると、多彩なコンテンツが目に飛び込んできます。その中でも長蛇の列ができていたのがこの“WATER PRINT”。エアーバッグ部分を自分好みのマーブリングできるとあって、乾燥して受け取りまで1時間かかるのにもかかわらず、皆さん熱心に好きなカラーリングを試していました。
「白のエアマックスをマーブルに入れてその柄にできるとか、そういうこともやってみたい! マーブル模様が好きなので自転車やスマホケースでもやってみたいです。あと、ボディペイントもフェスで流行ると思うので、こういうペイント体験ができるブースがいろんなパーティやイベントに来てくれるといいなと思いました」(るうこさん)
“MINI CLASSROOM”で妄想エアマックスをデザイン
デザインコンテストですっかりオリジナルのカスタマイズに興味が高まったところで、自分でもデザインができる“MINI CLASSROOM”はうってつけ。歴代エアマックスのデザイン・フォーマットに好みのカラーリングやデザインを施すことができるとあって、ブースのワークスペースは常時満員。描き上げたデザインをインスタグラムに投稿すれば抽選でNIKE IDのギフト券が当たるというのも嬉しい企画です。
「原点なのでエアマックスにしました。デザインは単純に自分が欲しいもの。アニマル柄が好きなんですが、昔のデザインで柄物や明るい色をあまりみたことがないので、自分でゼブラ柄っぽく作ってみようと思いました。逆にソールはシンプルにしたくて、NIKEのロゴだけにしました」(るうこさん)
「私は同い年のエアマックス93を選びました。カラーリングはひたすら自分の好きな色。紫と黄色は意外とありそうでない組み合わせかな?と思います。ステッチだけオレンジにして、シンプルながらカラーでポイントを出せれたなと思って描いたデザイン。もちろん、自分が欲しいやつです(笑)」(廣川さん)
3DGIFができる!?“PHOTO BOOTH”
エアマックスの履き心地を映像で表現したらどうなるか? そんなイメージで、来場者がジャンプした一瞬を切り取り、それを3Dで動かし動画で見ることができるブース。こちらも撮影を待つ長蛇の列ができていました。もちろん、動画のデータはその場で転送してもらえるので、普段は見ることのできないユニークな映像をさっそくSNSにアップしている来場者も。友達や家族と何度も納得いくまでジャンプしている人もいました。
「結構、頑張って飛びました(笑)。みんなはやくスマホに取り込んでインスタにアップしたいと思いますよね。こういうフォトブースは珍しいし、なかなかない体験でした」(るうこさん)
“CUSTOMIZE”で自分色のTシャツづくり
シンプルな白ボディのTシャツに、NIKEのロゴやスウッシュ、水泡などのデザイン素材を自由に配置。刷り上がりのかすれ具合などもオーダーでき、世界で一着しかないTシャツをプリントできるブース。スポーティにもモードにも、アーティスティックにもカスタマイズできるとあって、こちらも盛況でした。
「すごく楽しくて、本当に自分が欲しくてこんなデザインがあったら良いなというのを作りました。この夏、着ようと思います!」(るうこさん)
個と個の作品が出会う“ATELIAIR”
別会場で開催されていた”ATELIAIR”と同じコンセプトで、TYO: ON AIRイベント会場に展示されていたのは、エアマックス 270からインスピレーションを受けた5組のアーティスト、ALEXANDER JULIAN、HOUXO QUE、KOTA IGUCHI、MAGMA、MESが、この場で“衝突”させたインスタレーション。自然とテクノロジー、過去と未来などがマッシュアップされ、一言で形容できない迫力を放っていました。
恒例の来場者フォトスナップも要チェック!
イベント会場を訪れた来場者のフォトスナップも! 今回は特別に、ナビゲーターをつとめてくれた、ACEShoes廣川さんがファッションポイントをレポーティングしてくれました。ファッションとしてのエアマックス、みなさんどのように取り入れているのでしょうか?
<質問内容>
1.名前
2.シューズのモデル
3.今日のコーディネートのポイント
No.1
1.ゆういち / あい
2.AIR MAX 180 / AIR MAX 90
3.エアマックス、履いてこなきゃ!って思ったコーデです!
「合わせがかわいい! お兄さんは復刻版ですね。シンプルだけど、カラフルな印象がgoodです」(廣川さん)
No.2
1.TM
2.AIR VAPORMAX 97
3.オリーブカラーで統一させてミリタリー感を出しました
「ソールの色のカーキで合わせてるのがgood! ミリタリーっぽいですね。エアマックスはストリートっぽくなりがちだけどテイストが違って目を惹きます」(廣川さん)
No.3
1.みそ / CHERU
2.AIR VAPORMAX / AIR MAX 270
3.黒と黄色で色を統一しました! / オールナイキです
「まず、お姉さんが美しい、その一言に尽きますが(笑)、スカートをマッチさせてもかわいいんだって気付きがありますね。ナイキは細身のパンツのイメージが強かったり合わせ方が難しいからスタイリングの良いお手本になりそう」(廣川さん)
No.4
1.タピコ / あゆみ
2.AIR MAX 97 / AIR VAPORMAX
3.2人とも柄シャツで、柄合わせに(偶然ですが)
「大阪の方だそうですごく奇抜ですねー! カーキがいい感じ! 色使いがすごく面白くてオシャレです」(廣川さん)
No.5
1.Jaenee
2.AIR MAX 97 / AIR MAX 270
3.カジュアルにしました / トレンチコートでキレイめに
「エアマックスなのにゴリゴリ感がないですね! 普段着にサラッと合わせてて、OLさんのスニーカーコーデの参考にもなりそう」(廣川さん)
No.6
1.シュンタロウ
2.AIR FORCE 1
3.ハーフパンツでかっこよく!
「しっかり合わせてて良いですね! エアマックスとエアフォース 1がクリーンなホワイトでリンクしててバッチリ!」(廣川さん)
No.7
1.AIKO / NENE / HIDETAKA
2.LD1000 / AIR MAX 1 3.26 / AIR MAX 90 ハンターカモ
3.チェックのシャツでかわいく(NENE)
「お父さんのナイキ愛がこうじて家族みんなで好きになったのかな? と見た瞬間思いましたね! ゴテゴテしてないシンプルさがgood。良い感じにリンクコーデになってます」(廣川さん)
No.8
1.12U
2.AIR VAPORMAX
3.動きやすい服を意識しました
「ヴェイパー合わせ! 女性は色使いが上手ですよね。トップスのピンクのロゴをスニーカーのピンクに合わせてるのが印象的でした!」(廣川さん)
No.9
1.Syou
2.AIR MAX 90 atmos denim
3.AIRを最大限に出すイベントだと思い、靴を目立たせるようにしました
「おそろいのカモ柄エアマックス!(偶然らしいですが) ストリートで重めな印象のエアマックスだけど、カモ柄のオレンジがポップな感じに入ってますね!」(廣川さん)
最後に、ナビゲーターを務めてくれた二人の感想は……。
「内容が充実してるから長時間いちゃいますよね。外国の方も多かったので、どんな国でもヒットしそうなコンテンツが揃っていたのかも。海外のエアマックスデーのイベントにも行ってみたくなりました」(るうこさん)
「普段できないようなことがこの空間で4つも体験できたのはすごく面白かった。エアマックスが目的じゃない人でもこれだけコンテンツがあれば大人から子供まで熱中できますよね。“MINI CLASSROOM”で多くの方が真剣に色を塗ってるのも興味深かったです」(廣川さん)
“想像にカタチを”というテーマを実現した、参加型のコンテンツが充実していた今回。エアマックス好きの来場者はオリジナルを作ってみたい願望に、より近づける“MINI CLASSROOM”で熱心にデザインし、必ずしもプロだけのものではない楽しさを実感できたはず。また、体験型のブースが充実し、見るだけでなく幅広い世代が楽しめるイベントだったことも今年の特徴でしょう。スニーカーとしての進化はもちろん、アートや音楽などカルチャーをインスパイアするエアマックスならではの空間でした。