【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】ホワイト×黒スウッシュの究極のシンプル・ナイキ『コルテッツ』
例えば、1990年代ごろの、その昔。僕たち私たちを魅了してやまなかった、あのブランドのあのモデルのスニーカー。カッコよくって光輝いていて、手に入れるために必死に頑張ったっけ。
……と、エモな思い出が蘇ってくる世代も、当時はまだ幼かった若者世代も。
あの頃のスニーカーには、どこか特別な意味がある。だから今もなお愛され、リバイバルするのだろう。
本特集では、そんなスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にインタビュー。愛してやまない“あのモデル”について、たっぷりと話を聞きました。
あの頃の定番スニーカー・『ナイキ』コルテッツの魅力
今回話を聞いたのは、『ナイキ(NIKE)』コルテッツ<CORTEZ>を愛用している@tomobenz045_kicksさん。
――生活においてスニーカーとどのようにかかわっていますか?
スニーカー、HIPHOP、レゲエが好きな41歳です。30年近くスニーカーを追いかけています。仕事柄、平日は安全靴しか履けません。仕事が終わって出かけるときか週末しかスニーカーを履けないので、週末なにを履こうか? と考えながら過ごしています。それも楽しみの一つです。
――購入した理由やキッカケは?
もともとエアフォースやバッシュを買うことのが多いのですが、90年代のウエストコーストファッションには欠かせないアイテムということで憧れもあり、ケンドリック・ラマーをはじめとしたHIPHOPアーティストがコルテッツを履いてるのを見て、いいなあと思っていました。ホワイトベースに黒スウッシュのシンプルなこのモデルを見て、購入しました。
――お気に入りのポイントは?
ホワイトベースがすごく好きで、シューレースも真っ白ではなくセイルな感じ。ソールに青が入っているのも気に入ってます。とにかく、シンプルなのが好きです。なんにでも合わせやすく、履き心地もいいですね。
――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?
スニーカーとHIPHOPが好きなので、オーバーサイズのスタイルに合わせています。コルテッツもパンツに合わせて、マイサイズよりも大きめを履いてます。パンツとスニーカーのバランスにはこだわっています。
――kicksラバーになったキッカケは?
エアマックスブームの頃、小〜中学生でした。周りの大人が履いているのや雑誌を見てエアマックス95に憧れていましたが、買えるはずもなく……。エアマックス97(今は96Ⅱ)を買い、嬉しすぎてすぐ履きつぶしてしまったくらい履いてました。その後すぐに、NBAのアレン・アイバーソンが履いてるクエスチョンというスニーカーにハマり、HIPHOPアーティストの影響を受け、今にいたるという感じです。
――あなたにとってスニーカーとは?
無くてはならないもの。生活必需品で、特別な物でもないのかな? とは思います。スニーカーは、履いてなんぼ。もちろん特別な思い入れもあるにはありますが、いつかは壊れ劣化していく。その時々の必需品があればいいのかな? と思います。
――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください
今の時代に、ジョーダンやコルテッツが当たり前のように出て、ファッションも90年代のブランドがいまだにあったりして。90年代後半から、ファッションに興味を持ってリアルに見てきたので、嬉しいですし取り入れやすい。30年以上の月日が流れても、僕らの世代や後の世代にも受け入れられるって、素晴らしいことだと思います。
あの頃の定番スニーカー・ナイキ『コルテッツ』とは
1972年に発売された、ナイキとしての初のシューズモデル。元陸上競技のコーチでもありナイキの創始者でもあるビル・バウワーマンによるデザインは、ブランドを象徴するロゴを大きくあしらったアイコニックな魅力。それでいて潔い、シンプルな魅力を放ちます。ランニングシューズゆえに、軽量で優れたクッション性と機能性も両立。現在はナイロンやレザーなど、さまざまな素材使いで展開されています。