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販売停止のバスケットボールシューズが定番ファッションへ！ナイキのエアフォース 1が辿った数奇な運命
トレンドの移り変わりが大きいシューズ業界において、流行に左右されない王道のスニーカーをご紹介。
今回は、世界屈指のスポーツ用品メーカーである『ナイキ（NIKE）』を代表するバスケットボールシューズであり、ストリートの王道スニーカー、エアフォース 1＜AIR FORCE 1＞です。
ナイキと言えばこのシューズ！とも言えるようなエア フォース 1は、販売停止などの数々の困難を超えてきたスニーカーで、今でもファンが多い1足。この記事では、エアフォース 1の歴史や、今でもファンを惹き付ける魅力についてご紹介していきます。
バスケットの王道から販売停止へ。数奇な歴史を辿ったエアフォース 1
エアフォース 1が登場したのは1982年、もう30年以上前のことです。当時は最先端のバスケットシューズとして多くのプレーヤーを支えていました。スタープレーヤーも履くほどの人気を得ていたそうです。
その人気の理由の1つは、他のシューズに比べて圧倒的に分厚いミッドソールにあります。NIKEのAIRという技術が使われているこのソールは、抜群のクッショニングを実現し、プレーをしている時の脚の負担を大きく減らしてくれるものでした。
シューズを支える分厚いミッドソールが特徴的
実際に履いてみると、歩き続けても疲れにくくなっているはずです。その特徴的なミッドソールは多くのバスケットボールプレーヤーをサポートしてきました。
しかし、人気絶頂だったエアフォース 1は時代と共に姿を消してしまいます。ニューモデルとなるエアフォース 2＜AIR FORCE 2＞をはじめとして、進化したテクノロジーを採用したシューズが続々と登場したために、エアフォース 1を履くプレーヤーはどんどん少なくなり、遂には販売停止にまでに。
根強いファンに支えられて復活！
そうして販売停止になり、人々から忘れられつつあったエアフォース 1ですが、根強いファンによってなんと復刻版が作られました！その当時の様子は、スニーカー雑誌『MONOQLOスニーカー』にてこのように書かれています。
エア フォース 1が最初に復刻されたのは、1988年。アメリカの都市ボルチモアの人々の強い希望によって実現した。ボルチモアは数多くのNBA選手を輩出したメリーランド州に属する都市だけあり、選手たちが着用していたエア フォース 1に強い思い入れがあったであろうことが想像できる。
（『MONOQLOスニーカー（2015年7月）』西尾祟彦、晋遊舎ムック、2015年、ISBN-10: 4801802214、ISBN-13: 978-4801802216）
このようにして、エアフォース 1の最初の復刻版が誕生。ファンの人々の想いが形になりました。これをきっかけに1991年にNIKEから正式に復刻版がリリースされ、再びエアフォース 1は戻ってきたのでした。
やっぱりどんなことでも行動に移してみることですね。みなさんが好きなスニーカーが販売停止になっても、行動してみることでもしかしたら復刻版が登場するかもしれませんよ！
見事復活を遂げたエアフォース 1
エアフォース 1の魅力とは?
そんな困難を経て、今日に至るまでファンに支えられてきたエアフォース 1。その魅力は恐らく、履き心地の良さと絶妙なシルエットにあるのではないかと思います。
前述のとおり、エアフォース 1は分厚いミッドソールが特徴的で、長い時間履いていても疲れにくくなっています。クッション性の高いスニーカーは何かと重宝されますからね。さらに男性にとっては、ソールの厚みで身長が少し高くなることもポイントなのではないでしょうか。
そして、エアフォース 1はサイズ感が良いんです。ゴツゴツしすぎず、かといって細身すぎない。なのでゆったりしたパンツから、細身のチノパンまで幅広いファッションに対応できます。靴箱に1足はストックしておくと安心できるスニーカーですね。
また、カラバリも豊富で素材もレザーだけでは無く様々存在します。それにハイカット・ミッドカット・ローカットといったデザインも掛け合わせれば、そのバリエーションは数えきれません。自分のファッションの傾向にあった1足が見つかると思います。
ただし、シーズンモデルなどは基本的には継続して販売されないため、気になった時に入手しておかないといつの間にか市場から消え、入手が困難になる場合もあるので注意が必要です。
エアフォース 1と困難を乗り越えていく
時代の変化にも負けず、生き残ってきたエアフォース 1。
困難を乗り越えてきたエアフォース 1と一緒に、これからの人生を切り拓いてみませんか？少しだけ人生を明るく照らしてくれるはずです！
お気に入りのスニーカーを履いて、ドアの外へと踏み出しましょう！
