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【東山サリー KOREA SENSE】春のソウル、龍山を散策するならこんな風に。
韓国在住コーディネーターが、現地からとっておきのソウルのお店やスポットを紹介。思わず韓国に行ってみたくなる、“歩く”をテーマとしたお散歩コンテンツ。毎回テーマに合わせたおすすめの靴もご紹介するので、ぜひ最後までお楽しみください。
取材・撮影 東山 サリー（韓国コーディネーター・ライター）
ソウル在住／都内出版社に勤務した後、韓国が好きすぎるあまりフリーランスに転身。 韓国へ移住し平日会社員、週末フリーランスとして働きながら現地の最新情報を日々収集している。訪れた韓国カフェは1000軒を越え著書に『韓国カフェ巡り in ソウル』（ワニブックス）、『本当は秘密にしたいソウルのおいしいもの巡り2024-2025』（産業編集センター ）がある。
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龍山ってどんなエリア？
4月のソウルは街の至る所に桜やこぶしの花が咲き、美しい春の景色を眺めながら歩いているだけで幸せな気持ちがむくむくと湧いてくる。流行の移り変わりの激しい韓国では、その時々で핫플（ハップル）と呼ばれる人気スポットは変わる。
そんなハップルのうちのひとつである龍山（ヨンサン）は、ソウル駅からほど近く、アモーレパシフィックやHYBEなど大企業の社屋も立ち並ぶ、週末ごとに多くの若者で賑わう人気のエリアだ。
高層ビルと平屋の古びた食堂とのコントラストが強い街並みも特徴的。この高低差こそが韓国の魅力だなとも思う。
朝はまず、大人カフェでひと息「CAPET」
ハップルは勢いがあり、賑わっているので楽しいけれど週末の昼時などはランチをするにもお茶したくても、ウェイティングしなければならないことが多い。
賑わっているのはよしとして、あまり騒がしすぎるのは好ましくない。せっかくの週末くらい、ゆったり過ごしたい…！そんなわがままな私がまず訪れるのは、カフェ「CAPET」。
望遠洞カフェの2号店が昨年、ここ龍山にもオープンしたのだ。雑居ビルの2階にあり、HYBE社屋のすぐ裏側にあるものの観光客はあまりおらず、現地の若者ばかり訪れるローカルな雰囲気。平日は朝7時半から開いているところも、嬉しい（起きることができるかどうかは別として）。
ミッドセンチュリーインテリアが好きな代表。こちらの店もインテリアにこだわり、家具はわざわざオーダー制作したそう。リノベーション前のコンクリート壁を活かしたインダストリアルな内装も、シンプルでかっこいい。
週末でも朝行けば静かに過ごせることが多いので、シグネチャーメニューの「Burn Choco」でホッと一息。
カップの淵にこんもりと盛られたマシュマロは、なんとガスバーナーで直焼き！ダイナミック。大陸の香り。そんな大胆さとは裏腹に自家製マシュマロはちゃんと低カロリーで作られているというから、ツンデレがすごい。
マシュマロとビターチョコ、めちゃめちゃ甘いかと思いきや絶妙な甘味。韓国カフェのドリンクやデザートは甘すぎないものが多いので、実は助かっている。ひとりでも過ごしやすい、肩の力抜ける気楽さもお気に入りの理由。
CAPET 龍山店
龍山店ソウル特別市 龍山区 漢江大路10キル13
서울특별시 용산구 한강대로10길13
平日 7:30-21:00(L.O.20:30)
土日 11:30-21:00(L.O.20:30)
https://www.instagram.com/capet_coffeeworks/
韓国人気シェフの最新レストラン「CARNABY」
カフェで一息ついたら、待ってましたお昼ごはん！龍山エリアはローカルなサムギョプサル屋や韓国料理店はもちろん、洋食、アジアン、中華など実は外国料理のバリエーションが豊富。
ブランチカフェ集結地として一時期人気を博し、中でも、龍山エリアを代表する人気ブランチカフェとして君臨した「Aprochi」のイ・スヒョンシェフが手掛けるモダン韓食レストランには注目。
オリジナリティ溢れるモダン韓食とお酒をいただけるダイニングレストラン。ランチもディナーも楽しめ、代表メニューは塩サバと片口鰯の出汁で味付けした焼サバスープ麺。淡白なやさしいスープとコシのある麺に、焼きサバの旨味。グクス（スープ麺）は辛いものが苦手な方にも心強い逸品！
牛フレークがぎゅっと詰まったガーリックポテトチヂミは、ワインが欲しくなる。
焼きタコとイカ墨リゾットは、ぷりっとしたタコと濃厚まろやかなリゾットのコンビなので美味しくないわけがない。と、思い出したらまた食べたくなってしまう魔力。
ほかにもサーモン巻き、キムチチャーハンなど、韓食をベースに目にも舌にも楽しい独創的な一品を楽しめる。ひとり旅ごはんにも訪れたい、ゆっくりと食事を満喫できる大人のためレストランだ。
＜写真のメニューはこちら＞
焼さばスープ麺
Char-Grilled Mackerel Noodle Soup 15,000ウォン
ガーリックポテトチヂミ
Garlic and Potato Egg Jeon 16,000ウォン
焼タコとイカ墨リゾット
Arroz Negro & Grilled Octopus 26,000ウォン
CARNABY
ソウル特別市龍山区漢江大路62キル55,4F
（서울특별시 용산구 한강대로62길55,4F）
地下鉄4・6号線 三角地駅から229m
11:00-23:00（Breaktime 15:00-17:00/L.O.22:30）
定休日はインスタグラム参照
https://www.instagram.com/carnaby_seoul/
＊インスタグラムのプロフィールURLから予約可能
ジェラートとワインでとっておきのカフェタイムを「BATT TURR」
デザートは腹ごなしを兼ねて、ぶらぶら散歩しながら3月にオープンしたばかりのBATT TURRへ。
一軒家のような可愛い建物。こちらは今年3月にオープンしたばかりのジェラート、ソルベそしてワインを楽しめるカフェ。ジェラートとソルベのメニューは日ごと変わるため見逃せないのだ。
昼間からワインと一緒にジェラートを嗜んでいる大人たちで賑わう店内。キラキラ輝くケースに並ぶ、ジェラートにソルベ…
この日のラインナップは、ジェラートはアールグレイ、メープル、アボカドライム、ピスタチオ。ソルベはトマト、ストロベリーバジル、ラズベリーローズ、ベルガモット。
はっきり言って、すべて魅力的。圧倒的大差がない。みんな違ってみんないいを体現してる…が、悩んだ末、アールグレイジェラート＆ストロベリーバジルソルベに。迷った時は、アールグレイって相場は決まっているんですよ。
バジルのつぶつぶ食感に上品な甘さ…さっぱり爽やかでおいしい。これから暑くなるとさらに美味しさが増しそう。
ジェラートを選ぶとき、唸りながら悩んでいると、「もしかして日本の方ですか？」と丁寧に日本語で挨拶しようとしてくれる店員さん。異国でふとした人の優しさに触れると、いつもの3倍くらい心に響いて、もっとその場所を好きになってしまう。
次来た時は絶対、ワインも一緒にいただいて昼間から酔っ払ってしまおうと誓った。
BATT TURR
ソウル特別市 龍山区 漢江大路15キル31-28
서울특별시 용산구 한강대로15길 31-28
12:00-22:00（日曜日は21:00まで）
定休日 月・火
https://www.instagram.com/battturr/
春のソウルはぶらぶらお散歩が最高
大人になるほどわがままになるもので、人気のエリアをチェックしたいけど食事時、カフェでものんびりゆったり過ごしたい、と常日頃から思っている。気候が良く身軽に散歩できる今の季節、外で歩き回るにはもってこい！おいしいものを食べて、お茶して、素敵な空間を堪能して。今回訪れた龍山エリアは坂道なく平地が続くのでぐんぐん歩けてしまう。とはいえ、韓国の道路はコンクリートが日本よりもごつごつしているから、お気に入りのスニーカーでソウルの春を軽快に楽しんでみるのはどうでしょう。
お散歩にオススメのスニーカー
ハンドボール スペツィアル
トレンドカラーの淡いブルーはシルバーやグレーなどのアイテムと相性抜群！！
ウィメンズ TC 7900 PRM
ほどよい厚底が普段のコーディネートにトレンド感をプラス。ワンピース・スカートにもバランスがとりやすい一足。
オールスター ライト OX
デイリーユースから旅先での履き替えにも便利な軽量オールスター。白はどんなコーデにも合わせやすいのでおすすめです。
メイズ レザー
厚底シルエットでパンツにもスカートにも合わせやすい一足。今季トレンドカラーのミルクティーベージュがポイント。
スリッポンライト
軽量・クッション性に優れたVANS LITEシリーズのSLIP ON。旅先で重宝すること間違いなし！
