体幹を鍛えバランス良い体へ！　ストレッチ・筋トレ時に使いたい道具『からだバー』が新しい

人生100年時代と言われて久しい今日、病院や整体院に行かずに自分自身で身体のケアできたら良いですよね。今回ご紹介するのは、体の軸を整える『からだバー』という運動グッズ。これは、簡単に言うと『からだのモノサシ』です。体をほぐしたり、ストレッチや筋トレもできる優れもので、日本の職人がひとつひとつ手作りしています。からだバーでできるエクササイズの数は、100種類以上。体のあらゆる指標になるエクササイズツールをご紹介します。

『からだバー』。木の温もりに癒される。

『からだバー』で体の歪みを整える

『からだバー』は、自分の体の歪みやバランスに気づくのに役立ちます。生活しているうちに、どうしても人は歪んでくるもの。アスリートでも、体のバランスが悪い人は多いといいます。テニス、ゴルフ、野球など、左右で非対称的な動きをするスポーツは、体の使い方が左右で違いますよね。必然的にバランスが偏ってくるんです。

『からだバー』を両手で握って体を動かしてみると、傾き方や足の上げ下げなど、左右で体の使い方が違うことに気づきます。日常生活では、体の左右のバランスを意識することはあまりありませんが、からだバーを持って動くと『右は足に引っかかった、左は引っかからない』と体の状態に気付けるんです。

使い方は簡単です。からだバーを持ちながらストレッチや筋トレをするだけ。持っているだけで体の軸となり、あらゆる動きを通して体の状態に気づけるようになります。体の左右で動かし方が違うと気付けるので、違う部分を集中的にトレーニングすれば歪みを矯正しやすくなります。

『からだバー』を使ったレッスンは、専門のスタジオなどで受講可能

体の『軸』を整えて、グラウディングする

バランスが整ってくると、地に足がつくようになってきます。重心が変われば、姿勢も矯正できます。猫背の方は重心が後ろにかかっていて、反り腰の人は前にかかっているので、足の裏の重心にかかってくる圧が違う。重心が真ん中に乗るようになると、足の裏に力をかけられるようになります。

バランスを整えるストレッチ。『からだバー』が固定されてない分、自分でバランスを取るので自然とバランス感覚が養われる。

『右は回しやすい、左は回しづらい』と自分で気づくことが大事。気づければ、回しづらい方を『もう少しちゃんとトレーニングしよう』となる。その積み重ねで体の歪みが段々と矯正できるんです。

木の揺らぎや温もりが、癒してくれる

木で体を押す力は『木圧（もくあつ）』と呼ばれています。木の表面には、細かい穴が空いていて、そこで熱を吸収して出す働きをしています。からだバーを握ったときに、人の体温を一度吸収してから返してくれるので、持っていてホッとするんです。見た目にも、木目には曲線を描いたような『揺らぎ』があります。その揺らぎが、心理的な安定性にもつながるんです。これが規則的にまっすぐな木目だと、緊張してしまうでしょう。もし、これが鉄やプラスチックでできていたら、冷たい感じがしますね。

マッサージする木をひとつ取り外して、残りのひとつで重点的にマッサージするのが使い方のコツ

自分の気持ちのいいところを『ほぐす』のが一番効果的

『からだバー』は、からだを『ほぐす』のにちょうどよい道具です。両手でからだバーを握り、中央より上のところについている『小さな木』を首に当てると、とても気持ち良くマッサージができます。マッサージのやり方は自由。100種類以上のトレーニング方法がありますが、基本的に自分が気持ち良いと思うところをほぐして使うのがベスト。

『からだバー』を握ると、思わず首を『木圧』したくなる

『からだバー』は、体の歪みを矯正し、軸を整えるのに役立つ運動グッズ。首、肩、腰、足の裏などを刺激するマッサージアイテムとしても有効です。老若男女問わず、しなやかな体づくりをサポートしてくれます。健康な体があるからこそ、遊びが楽しくなる。遊びの計画と平行して、健康的なからだづくりを目指してみましょう。

からだバーについて教えてくれた先生

本間友暁さん。からだバーのグランドマスター。19歳からフィットネスインストラクターとして活動開始。全国各地で1万人以上にエアロビクスを中心とした運動を指導する。過去にNHKでレギュラー番組も担当。運動初心者から愛好家まで、幅広い層へレクチャーする。株式会社グロウポイント代表取締役。

INFO / 取材協力：東京スタジオ
公式サイト
フィットネスクラブ『ビックエス』でもレッスンを展開中。

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