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プレーもウェアも自由にバスケを楽しむ女子のバッシュ試し履き会＆インタビュー【AKTR×Goddess Basketball Club】
バスケットボールの既成概念を覆すデザインを手がける日本発のブランド『AKTR（アクター）』。Tシャツは機能的な化学繊維だけでなく普段着としても合わせやすい素材のものも多く、パンツもいわゆる“バスパン”とは異なる膝上のショート丈。中には「本当にバスケウェア？」と聞きたくなるようなアイテムもあるほど、幅広いラインナップが魅力です。同じように、バスケットボール文化に新たな風を吹かせる集団が「Goddess Basketball Club」。キャリアや上下関係にこだわらず、楽しさに重きを置いてバスケットボールをプレイする女性の集まりです。今回は、そんなGoddess Basketball Clubの皆さんが、AKTRの最新コレクションと、ABC-MARTで取り扱いのあるバスケットボールシューズを着用。ブランドへのインタビューや、試合の模様、試し履きのレビューなど、盛りだくさんでお届けします。
“選ぶ”ことが大切。AKTRが提案するバスケットボールウェア
ブランドのECサイトはもちろん、ABCマートアスリートでも購入することができるAKTR。昨年で10周年を迎えた先進的なバスケットボールブランドは、そもそもどのようにスタートしたのでしょうか。担当の梅津 朋さんに伺いました。
「10年前のバスケットボールウェア市場は学生向けのブランドが主流で、それ以外からウェアを探すとなると、あまり選択肢が多くなかったんです。みんなで同じものを着るユニフォーム文化や、“練習着はこう”という固定観念が関係していたのでしょうね。そんな中だからこそ、学校を卒業した大人向けのバスケットボールウェアの選択肢を増やそうと。そんな思いから掲げたコンセプトは“CHOOSE YOURSELF（自分自身で選ぼう）”です」
自由に装いプレイを楽しむ。Goddess Basketball Clubの魅力
“新たなバスケットボールウェア像”を提案するAKTRの存在は、10年でバスケットボール業界に浸透。当初の目標通り、ウェアの選択肢も確実に増加していきました。そんな中でAKTRが2020年にプロではなく、プライベートでバスケを楽しむ女の子たちを誘って始めたのが “楽しさ”に重点を置いた女子バスケットボールクラブ・Goddess Basketball Clubです。
「競技人口に比べて圧倒的に少ない、女性だけでバスケを楽しめる場を作りたい。メンバーを集めた理由はそれが一番でしたが、AKTRの活動を通して『筋肉が発達しているから脚を出したくない』『肩幅があるからあまり肩や脚を露出したくない』というユーザーの声をよく聞いていたのも大きかった。人に見られるのが恥ずかしいという理由で、着たい服を着られないのはおかしいなと。そこで、他人の視線が気にならない環境を作ることが、バスケットボールウェアの選択肢を増やすことに繋がるのではないかと思いました」
「そんな考えからスタートしたチームだから、Goddess Basketball Clubでは、練習中に身につけるウェアがAKTRだけである必要は全くありません。AKTRの立ち位置は『主催者』ではなく、『サポーター』といった方が正しいかもしれないですね」
10年以上のブランクがある人や3×3（三人制バスケ）のプロまで揃いながら、実力を気にせずにプレイできるのも魅力。シュートを決めれば「いいね！」、外してしまっても「いいよ！」の声が体育館に響きます。勝ち負けよりも、それぞれが楽しいかどうかの方が大事。そんなピースフルな場が、Goddess Basketball Clubです。
バッシュも自由に楽しむ！Goddess Basketball Clubの試し履き会
ここからは、Goddess Basketball Clubのメンバー12人に、ABCマートアスリートで取り扱いのあるバスケットシューズを試し履きしてもらいます。用意したブランドは、『アディダス（adidas）』や『ナイキ（NIKE）』、『アシックス（ASICS）』など様々。デザインから履き心地まで、自由な視点で選ぶ様子を、メンバーのコメントとともにどうぞ。
「今回、私はナイキの＜カイリー7 EP 100（KYRIE 7 EP 100）＞を選びました。ブランドが好きだからっていうシンプルな理由ですけど（笑）、メッシュのようなアッパーの素材や、ギザギザになったソールのデザインが超可愛い！ 気づくとナイキの靴ばっかり選んじゃうんです（MAOさん）」
AKTRのショーツを使ったモノトーンの着こなしとも相性抜群！ この日は身につけている服のブランドに合わせてシューズを選ぶ方も多く見られました。
「私はアディダスの＜デイム6 GCA FX2085（Dame 6 GCA FX2085）＞を選びました。レトロな配色が良い意味でバッシュらしくないし、ぽってりしたシルエットが今日履いているAKTRのショートパンツとも合いますね。アディダスのバッシュはこれまでなじみがなかったので新鮮です！（NOZOMIさん）」
「ナイキのトップスを着ていたので、シューズも同じくナイキの＜ズームフリーク2 201（ZOOM FREAK 2 201）＞にしました。身につけているブランドには統一感を持たせたいです（ぱーこさん）」
「選んだアディダスの＜デイム7J（Dame 7J）＞は、左足と右足でそれぞれ色が違うんです。もともと派手な服が大好きなところもあって、一目惚れでしたね（笑）。たまたまだけれど、今日履いていた青い靴下にも合っている。でも、実は同じ靴下で赤色のものも持っていたんですよ。こんなことならもう一足、色違いの方も持ってくれば良かった！（MIKIさん）」
楽しくバスケをプレイするためには履き心地へのこだわりも必須。足首のホールド感やソールのグリップ力に注目するメンバーも見られました。
「アディダスの＜ハーデン Vol. 5 フューチャーナチュラル（HARDEN Vol.5 Furturenatural）＞はグリップ力の高さに驚きました。足を動かした時に快適なのは、足首のところにクッションが入っているからかな。私はコートで走り回りたいタイプなので、ぴったりな1足ですね。おもちゃみたいなデザインも可愛くてお気に入りです（Chisaさん）」
内面にある輝きを発見する。AKTR最新コレクションが目指すもの
この日Goddess Basketball Clubのメンバーが着用していたのが昨年の11月にリリースされたAKTRの秋冬コレクション。AKTRのオリジナルラインでは初となるレディースコレクションです。
「コンセプトは“SPARKLE（輝き）”。それぞれが内面に持っている“輝き”を見つけて、装うことを楽しんでほしいと思ったんです。そのためにはポリエステル生地のシャツに丈の長いバスパンを合わせて、髪型はポニーテール、というような“バスケ女子”のステレオタイプとは異なる提案をしたかった。だから、Tシャツにはコットン素材を使ったり、レディースウェアにはまだ少ないパキッとした強めなグラフィックを積極的に取り入れたりしています」
「ショーツも丈は短めで、その中でも『丈が短すぎるのは恥ずかしい』という人のために2種類の長さを用意しています。あとはルックのモデルも、Goddess Basketball Clubのメンバーの中から、金髪でタトゥーが入っていたり、しっかりバスケをしているアスリート体型の子だったりと、個性的が際立っている人にお願いしました。いろいろな“可愛い”があっていいんだよ、ということを伝えたかったんです」
この日、Goddess Basketball Clubのメンバーが何度も口にしていた言葉「可愛い」。梅津さん曰く、AKTRのウィメンズラインが目指しているのも、その可愛いの多様性なのだとか。
「女子は“可愛い”をよく知っているんです。例えば、かっこよさが混じった可愛さも、子供っぽい可愛さも、すべてがこの三文字に帰結する。だからAKTRとしても、『可愛い』が最大の褒め言葉だし、そう言ってもらえれば勝ちだと思っているんです。自分自身の価値観で可愛くありたい、楽しくありたいと思える。これからも、AKTRはそんな人に選んでもらえるようなブランドでありたいですね」
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text by 山梨 幸輝
photo by 中村 寛史
