定番NEW BALANCE（ニューバランス）でおでかけ!! GWに訪れたいビール工場・カフェ・お宿とは
『まだ、ゴールデンウィークの旅行先が決まっていない』、という方にオススメしたいのが、徳島県。
徳島県と言えば、何を思い出しますか? 阿波踊り、それとも、徳島ラーメン? それ以外の魅力を語れる人はなかなかの徳島県好き。しかし、徳島県にある魅力はまだまだあるのです。
もうあと一歩踏み込めば、見えてくる地域の魅力。DOOR by ABC-MARTではそういった理由をつけて訪れたくなるような地域をご紹介したいと思っています。まずは、四国・徳島県から。
徳島県上勝町にあるおしゃれビール工場とカフェの秘密
訪れたのは、人口1800人の小さなまち・徳島県上勝町にあるビール工場とカフェ、そして、四国最東端の岬・蒲生田岬にあるお食事民宿。そんな魅力あふれる徳島県の一歩奥を、『NEW BALANCE（ニューバランス）』を履いた女子が歩いてきました。
まずご紹介したいのが、上勝町に登場したマイクロ・ブルワリー『RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store』。
人口1,662名 823世帯（平成27年4月1日現在）の上勝町。そして、高齢者比率が51.49%という、まさしく高齢化が進む町です。そんな町ではありますが、葉っぱ（つまもの）を中心にビジネスを成功させ、全国でも有数の地域活性型農商工連携のモデルとなっています。これは、モミジや南天の葉、花、山菜など、日本料理に彩りを加える飾りを栽培し、出荷・販売というビジネス方法。このビジネスが成功し、今では国内外から注目を集める地域となっているのです。
また、上勝町はそれだけでなく、日本で初めて、『ゼロ・ウェイスト』を宣言したところでもあります。この
『ゼロ・ウェイスト宣言』とは、ゴミをいかに処理するかでは無く、ゴミそのものを減らす（ゼロに近づける）という方針で、政策を進めることを宣言したもの。ゴミの分別はなんと45種類。リサイクルを目指し、町民が積極的に取り組んでいるのです。
そんな町に登場したのが、『RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store』。
『ゼロ・ウェイストを楽しく理解してもらうためのクラフトビールを製造している施設です。これまでは廃棄されていた、果汁を絞ったあとの柚香の皮を香りづけに使用し、クラフトビールを作る過程でできた麦芽粕は、お菓子やグラノーラなどに再利用しています。また、BREWING DIRECTORにライアン・ジョーンズ氏を迎え、本場アメリカ仕込みの美味しくてユニークなクラフトビールを製造しています』
と公式HPで紹介されています。
『ルーヴェン ホワイト』『ペールエール』『ポーター スタウト』『アイ・ピー・エー』など、取り扱いが多数。上勝特産の柚香（ゆこう）を使ったフルーティーなクラフトビール『ルーヴェン ホワイト』は、何杯飲んでも美味しかったです。
アラカルトで料理を楽しんでも良いですし、また、『BBQセット（ポークバンクリブ・BBQチキンメイプールマスタードソース・サラダ・上勝野菜のピクルス・鹿肉ソーセージのグリル・上勝野菜のグリル・アイスクリーム・１ドリンク）※内容は季節によって異なります。』を4500円で用意しているので、晴れている日はこちらを申し込んでも良いかもですね。
さて、続いて訪れたのが、北極星を意味するカフェ『ポールスター』。こちらも大変、雰囲気の良いお店。『ゼロ・ウェイストなカフェ』を目指しており、食材はできるだけそのままで使用。また、基本的にはおてふきを出さず、必要な時だけお渡しするなど、徹底がされています。
こちらで堪能できる『本日の定食』は大変ぜいたく。上勝町でとれた野菜をふんだんに使用。主菜、副菜、汁物と上勝町を楽しむには十分となっています。また、ケーキも本格的ですし、一杯一杯丁寧に淹れてくれるコーヒーも、ついお代わりしたくなるほどです。
四国の最東端で味わった白魚のおどり食い
『RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store』や『ポールスター』、新しいお店やお宿が上勝町に誕生するのは、多くの人にこの町に来て欲しいから。正直1泊ではもの足りないのがこの町の現状。温泉やユニークなお宿があるので、是非、ゆっくりこの町を堪能してみてはどうでしょう。
徳島県には、他にも魅力的なスポットがあります。四国最東端にも行ってみました。この徳島の端っこに位置するのが蒲生田岬。そして、唯一のお宿『あたらしや』です。上勝町からは車で1時間半の場所。このお宿へのお食事は期待大です。ログハウス風のオシャレな食堂でゆっくり地元のお魚を味わえるのです。
聞けば、80歳を超える女将はまだ現役として漁に出るそう。そして、若女将が丁寧に料理を振る舞ってくれるのです。予約の電話をした際には、「予算に合わせて地元のお魚を出しますよ」と若女将のアドバイスを得ました。せっかくだからと、14000円のフルコースでお願いすると、ひっくり返るほど新鮮で美味しい料理がテーブルに並ぶことに。
新鮮な白魚はおどり食いでいただきます。そもそもおどり食いなんてしたことない！という人も多いかもしれませんね。口の中で白魚が元気に跳びはねます。その動きに笑ってしまい口を開けると、そこから白魚がコンニチハ。顔を出してしまうことも。
そして、しめたばかりの刺し身は圧巻。伊勢エビの存在感は言わずもがな。『これ東京で食べたらいくらになるんだろう……』なんて余計なことを考えながらも、箸が止まりません。その後も、焼き物、煮付け、ご飯、汁、デザートまで、見事な盛りつけで堪能。そして、市場に流通していない日本酒『桂華』も出していただきました。
気がついたら、時計の針がいい時間に。心もお腹も満タンになるような夕食を楽しみ、旅の疲れを癒やすために寝床へ……。
翌朝、前日に引き続き、伊勢エビがお椀から飛び出すような汁をいただくなど、豪華な朝食をいただき、コーヒーマイスターをもつ若女将の淹れたコーヒーを堪能しました。どこか実家に帰った時のような距離感で接してくれるお母さん。「また、帰ってくるね」と言いたくなるようなお宿が、徳島県にありました。
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した上勝町と蒲生田岬は、なかなか訪れる機会がないかもしれませんが、それでも、“あえて”足を伸ばしてみても良い地域だと思いました。目の前にせまったゴールデンウィーク、普段は訪れないような地域に、理由をつけて行ってみてはいかがでしょう。
今回履いて行ったシューズはこちら
