【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】シンプルで取り入れやすい・ヴァンズ『オーセンティック』
例えば、1990年代ごろの、その昔。僕たち私たちを魅了してやまなかった、あのブランドのあのモデルのスニーカー。カッコよくって光輝いていて、手に入れるために必死に頑張ったっけ。
……と、エモな思い出が蘇ってくる世代も、当時はまだ幼かった若者世代も。
あの頃のスニーカーには、どこか特別な意味がある。だから今もなお愛され、リバイバルするのだろう。
本特集では、そんなスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にインタビュー。愛してやまない“あのモデル”について、たっぷりと話を聞きました。
あの頃の定番スニーカー・ヴァンズ『オーセンティック』の魅力
今回話を聞いたのは、『ヴァンズ(VANS)』オーセンティック<AUTHENTIC>を愛用している@kyosuke___1996さん。
――生活においてスニーカーとどのようにかかわっていますか?
身長182センチ、27歳。
仕事は私服なので毎日スニーカーは履きます。
スニーカーは自分の気分や、モチベーションを上げてくれる一つのアイテムです。経年変化や購入してから足に馴染むまでの感じが特に好きです。
――購入した理由やキッカケは?
元々VANSは好きでオールドスクールを履いていましたが、よりシンプルでどんなファッションにも取り入れられると思い、オーセンティックを購入しました。
――お気に入りのポイントは?
オーセンティックは普通のモデルとアナハイムの両方を持っていますが、特にアナハイムはクッション性があり、履き心地がとても良いです。
どんなファッションにも合い、ローテクスニーカーの中でも特にフォルムや見た目が気に入っています。
――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?
デニムやスラックス、どんなパンツにも合うので迷ったらとりあえずオーセンティックを履いてます。
――kicksラバーになったキッカケは?
一番最初に自分で購入したのは、黒のコンバースでした。ずっとそのコンバースを履き続けていくうちに、だんだん汚れていき味が出て、とてもカッコいいなと思いました。そこからスニーカーにハマり、コンバースの他のカラーやアディダス、そしてニューバランス……と、どんどんkicksラバーになっていきました。
――あなたにとってスニーカーとは?
スニーカーとは、「個性」です。
それぞれどんなスニーカーをどんなシーンで履くか、どんな気持ちで履いているか、靴紐の結び方や汚れ方などで同じスニーカーでもそれぞれ違って、個性があると思います。なので人がスニーカーを履いていたらカッコいいなと思うし、自分の履いている足元をみてカッコいいなとも思います。それだけでテンションが上がりますね。自分はその日のコーデを組むときにだいたい足元から考えるので、スニーカーは自分のファッションの中でも特に大切なアイテムです。
――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください
シンプルなストリートやカジュアルファッションが、とてもカッコいいと思います。やっぱりファッションは「シンプルが一番」だと個人的に思っているので、Tシャツ、デニム、スニーカー、というベーシックなアイテムの中で個性を出して他と差別化するのは、最高にカッコいいと思います。
あの頃の定番スニーカー・ヴァンズ『オーセンティック』とは
1966年3月16日にアメリカのカリフォルニアにて創立された『ヴァンズ』の初期モデルとして誕生した『オーセンティック』。70年代に入ると西海岸のスケーターたちがこぞって履くようになります。現在では汎用性の高いシンプルなビジュアルで、スケーターに限らず全世界で愛されているモデルです。さまざまなカラー、柄、素材が楽しめるというファッション的要素はもちろん、バルカナイズ製法によってハンドメイドで丁寧に熱圧着されているため、丈夫さも申し分ないのも魅力です。