あなたの白ソックスは、なぜダサい!? おしゃれメンズコーデ見本特集!
白ソックス。スタイルに抜け感、ワンポイントアクセントをプラスしたり、コーディネート全体にメリハリを与えてくれるなど、メンズコーデのための“救世主”とも言えそうなアイテムです。ただ、一点大きな問題が。それは、“合わせ方を間違えると途端にダサくなってしまう” という点。ここでは、そんな“白ソックス”を存分に活用するためのヒントを、NGスタイル、お手本スタイルとともにご紹介。オススメの着用ヒントがずらりと並んでいます。ぜひチェックしてみてください。
(1)白の面積が大きすぎて、統一感が無いのはNG
ブラック×ブラウンの落ち着いたコーディネートに、足元のアクセントとして白ソックスと白スニーカーを合わせたスタイル。抜け感は感じられますが、せっかくの白が目立ち過ぎて、コーデ全体のトーンを損ねてしまっています。例えば、ジャケットと同色、同素材である“ブラックのレザーシューズ”などに替えることで、アクセントとしての白ソックスも効果的かつコーデに統一感が生まれてくるはず。
<お手本コーデ>
こちらもブラウン系の落ち着いたコーディネートですが、色遣いが少なく、全体的に統一感があります。ベストに合わせた白Tシャツと、ゆるっとしたパンツの裾からのぞく白ソックスの相性も良く、清潔感あふれるスタイルが完成しています。白ソックスの面積もちょうど良く、真似したいスタイルです。
(2)パンツの丈感には要注意!
インナーのタートルネックや、スニーカーのディテールなど、ホワイトでまとめている点は素晴らしいのですが、一点だけNGポイントが。白ソックスコーデを作る際のもっとも重要なポイントに、“パンツの丈感” がありますが、こちらはやや短かすぎる印象。ロールアップでアクセントを付けていますが、これぐらいコンパクトなデニムであれば、折り返さずに着用しても良いかも。デニムとのコントラストを楽しめる、という点でも、そのままの着用がオススメです。
<お手本コーデ>
一方こちらは、パンツの丈がジャストサイズで、白ソックスがわずかに見える程度。ローファーに白ソックスという難しいスタイルですが、パンツの丈感がぴったりなおかげで、オシャレに仕上がっています。白ソックスを差し色として上手に使っていて、ぜひお手本にしたいですね。
(3)ポイントが多すぎると、白ソックスが埋もれてしまう危険も
ブラックウォッチのチェックコートに、カモ柄のスキニーパンツ。これだけでもポイントが多いスタイルですが、ここに “白ソックス”を加えてしまうと、注目される点が多すぎてゴチャッとしたイメージになってしまいます。足元のロールアップも、ここではちょっとNG。“アクセントは一点まで” を意識すると、コーディネートがちぐはぐにならずにまとまります。
<お手本コーデ>
こちらのコーデは、アウターとボトムスはまるでセットアップのように色を合わせて、まとまりのあるスタイルになっています。バッグに1点だけ柄物を使っているのも、ちょうど良いアクセントになっています。黒のシューズに白ソックスの柄、バッグの色を何気なく合わせているところに、上級者の風格が感じられます。
(4)シルエットを調整することで、白ソックスがより際立つ
ビッグシルエットの着こなしには、膨張色である白を合わせない方がベター。抜け感のあるアイテムでいっぱいになってしまい、どことなくぼんやりしたムードになってしまいます。暗めの色を使った着こなしに白ソックスを取り入れている、という点はバッチリですが、もう少しメリハリのあるシルエット調整が必要でしょう。
<お手本コーデ>
こちらもジャケットにゆったり目のパンツを合わせた、NGコーデと似たアイテムを使ったスタイルですが、どこかスッキリした印象があります。そのポイントは、ワイドスラックスの丈感とジャケットのサイズ感。流行のゆったり目のコーデは、わずかな差がポイントになります。寒色系のスタイルに白ソックスが、程よいメリハリを与えています。
(5)白ソックスを取り入れるなら、どこかにアクセントを付けて
ホワイトのカットソーにワイドなカーゴパンツを合わせ、足元にサンダル。程良い抜け感が印象的なスタイルですが、リラックスな雰囲気が強すぎる印象も……。白ソックス×サンダルという鉄板の組み合わせを取り入れるなら、もう少しコーディネート全体にポイントを作ってあげるのがベター。シルバーバングルのようなアクセサリーもオススメです。
<お手本コーデ>
こちらも、ベージュのカットソーに黒のパンツを合わせたシンプルなコーデ。リラックスコーデである一方、スタイリッシュな印象もあります。そのカギはやはり、メガネやバングルなどの何気ないアクセサリー使いにあります。サンダルも、素足より白ソックスを履くことで、清潔感のあるスタイルになっています。
(6)シャワーサンダル&白ソックスの履きこなすには?
スポーティなムードがあるこちらのスタイル。トレンドのトラックパンツやシャワーサンダルなど、人気のアイテムを取り揃えていますが、どこか “部活帰り” のようなだらしない印象もぬぐえません。ビッグシルエットの無地シャツなどで、全体に漂うリラクシングなイメージにメリハリを付けてあげれば、もっと素敵なコーディネートが完成するはず。白ソックスの存在感も高めることができます。
<お手本コーデ>
シャワーサンダルに白ソックスを合わせたスタイルは、一歩間違うとだらしない印象になりがちですが、こちらはオシャレに仕上がっています。オーバーサイズのシャツに、人気のコクーンシルエットのデニムパンツを合わせて、シャワーサンダルと白ソックスが程よい抜け感を演出しています。
いかがでしたでしょうか? “ファッションは自由だ” なんていう言葉もありますが、それは一定のルールありきの話。合わせ方を一度知ってしまえば、もっともっとファッションが楽しくなるはずです。今回のヒントを頼りに、白ソックスコーデを存分に楽しんでみてください。