【100人の映画×音楽×スニーカー】<file.10>美容師のTAKAさん
スニーカー好きがこよなく愛している映画、そして、音楽。その人のライフスタイルがわかると、さらにスニーカーの魅力に気づく。そんな「100人の映画×音楽×スニーカー」。10人目は、高校時代はサッカー全国大会に出場し、現在は美容師店長のTAKAさんです。
沖縄生まれ沖縄育ちのTAKAさん。そのライフワークはサッカーと美容師の2足とも言える。高校卒業後、美容師になるために大阪の学校を経て東京へ。青山のサロンで修行すること5年。プロサッカー選手になる、というもう一つの夢を掴むため退社。サッカーのトレーニングに打ち込む。東京のJリーグを目指すチームに所属しながら、J2のチームのセレクションや海外でのトライアウトを受けるも、契約に至らず。結婚を機に美容師に完全復帰。現在銀座の美容室で店長を務めるという経歴。目標に向かってまっすぐに走ることができる男前。
こよなく愛している映画『All or Nothing マンチェスターシティ』『イントゥ・ザ・ワイルド』『THE3名様』
■All or Nothing マンチェスターシティ
フットボーラーなら経験したことのある歓喜、挫折、葛藤……。イギリス・マンチェスターという街で、ユナイテッドの陰に隠れてしまっていたチーム「マンチェスターシティ」の小さなクラブだった頃からの歴史を振り返る物語です。普段見ることのできない試合の裏側、例えば、ロッカールームの様子やスタッフ・サポーターの声、怪我後のケアだったり、プライベートのシーンが満載。サッカーチームも一つの組織。「支え合ってこそのチーム」というのが理解できるし、会社や社会とも重ねて組織を学ぶことができました。人間には波があって、良い時も悪い時もある。完璧な人間はいないし、うまくいってても急にダメになることもある。でも、信じていれば目の前にチャンスが転がってくることも。だから、最後まで諦めない。人間としてあるべき姿が表現されていて、刺激になる作品です。
■イントゥ・ザ・ワイルド
裕福な家庭でエリートとして育ってきた主人公が、その全てを捨てて旅に出ることで様々な人と出会い、また、荒野で孤独に生きる物語です。
「人間の本当に求めているものはなんなんだろう。幸せってなんなんだろう」と考えさせられる作品です。自分の歩んできた道、自分のこれから歩もうとしている道をもう一度違った視点から見れる気がします。恵まれた環境、満たされた環境にいることが果たして幸せなのか、全てを捨てて主人公のようになるのも、また幸せなのかとも思ってしまいます。でも、この作品は好みが分かれるかもしれませんね。観て何かを得るというよりは、「観て自分から何かを得ていくことのできる映画」だと思うので、僕はそこが好きです。
■THE3名様
くだらないけど面白い。くだらないから面白い。ファミレスで繰り広げられる、なんの意味もないだらだらとした時間……。学生時代や若い頃の何気ない日常の一コマが表現されています。大人になっても忘れたくない子供心。いつまでも遊び心も持ち続けるためには一生やんちゃでいたい。そんな気持ちを思い出させてくれる映画です。僕も友達誘って真似したくなりました。
こよなく愛している音楽『FILL ME IN』『don’t look back in anger』『flower』
■『CRAIG DAVID/FILL ME IN』
高校生の頃、サッカーの朝練に行く時によく聴いていました。ハマったら何度もリピートして聞いてしまうタイプの僕は、この曲を聴くとあの頃の思い出が蘇ってきます。CDショップでたまたま視聴して出会ったのですが、この優しく甘い声に一目惚れしました。
■『oasis/don’t look back in anger』
言わずと知れたアーティスト・oasis。数多くの名曲の中でも、この曲が好き。イントロからもう盛り上がりますね。僕は歌詞よりも曲や声でお気に入りを見つけるので、oasisの曲は感覚的にどれも聴いてしまいます。
■『L’Arc〜en〜Ciel/flower』
完全に僕はラルク世代なので、中学生の時はhydeみたいになりたいと思っていました。その当時、カラオケで毎回歌っていたのがこれ。懐かしいです。
こよなく愛しているスニーカー『アディダス/EQT SUPPORT ADV』
アディダスをこよなく愛しているのですが、このスニーカーは、履き心地、特にフィット感がマッチしていてヘビーローテションとなっています。また、かしこまってなくちょうど良いラフさ加減が好きです。色はやっぱり黒が好き。同色の中に、絶妙なコントラストがある同スニーカー、やっぱりお気に入りですね。いま、所属しているフットサルチーム「FC VOLT」が参加するリーグ戦も、アディダスがスポンサードしています。