【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】万能な定番・アディダス『スタンスミス』
例えば、1990年代ごろの、その昔。僕たち私たちを魅了してやまなかった、あのブランドのあのモデルのスニーカー。カッコよくって光輝いていて、手に入れるために必死に頑張ったっけ。
……と、エモな思い出が蘇ってくる世代も、当時はまだ幼かった若者世代も。
あの頃のスニーカーには、どこか特別な意味がある。だから今もなお愛され、リバイバルするのだろう。
本特集では、そんなスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にインタビュー。愛してやまない“あのモデル”について、たっぷりと話を聞きました。
あの頃の定番スニーカー・アディダス『スタンスミス』の魅力
今回話を聞いたのは、『アディダス(adidas)』スタンスミス<STAN SMITH>を愛用している@azu_712_さん。
――購入した理由やキッカケは?
もともとカジュアルなテイストの服装が多いので、スニーカーは自分にとって昔からマストなアイテムでした。スニーカーは何足か持っていたのですが、スタンスミスは定番なイメージがあったので、絶対に一つは持っていたいとずっと思っており、数年前に購入しました。
――お気に入りのポイントは?
ホワイトなので、どんなコーディネートでも合わせやすいところが大好きです。靴に悩んだときは、このスタンスミスばかり履いてしまうくらい、自分の中で万能な一足。また、どのスニーカーでも言えることですが、履き潰してこそ味が出ると思っているので、新品で真っ白なスタンスミスよりも、汚れてきているスタンスミスの方が愛着が湧くような気がします!
――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?
少しガーリーな格好をしたときやキレイめな格好をしたときはスニーカーでカジュアルダウンさせたり、コーディネートをモノトーンにしたときはスニーカーだけを引き立たせたりと、その日のコーディネートによってスニーカーを目立たせるのか、他のアイテムを目立たせるのかを考えるようにしています。
――kicksラバーになったキッカケは?
昔、愛読していた雑誌に好きなモデルの方がいて、そのモデルさんがコンバースのハイカットをとても可愛く履きこなしていて。その方に憧れて、私もコンバースのハイカットを色違いで買い、履き潰してはまた買い足す……を繰り返していました。学生時代は古着や派手なスタイルなどの原宿のカルチャーが好きでよく行っており、かなり厚底にリメイクされているコンバースなども原宿で購入し、よく履いていました。私は身長が低い方なので厚底で少し盛ったりして(笑)、同じく身長が低めの友だちと遊ぶときに履いていたら、「そのスニーカー身長差出るからやめて!」と、笑いながら怒られたりしたのも、懐かしい思い出です。
――あなたにとってスニーカーとは?
生活になくてはならないものです。出産し、昔とはガラッと生活スタイルが変わりましたが、子どもと一緒に公園に行くのもスニーカー以外の選択肢はないですし、昔よりも更にスニーカーなしでは生きられなくなりました。コーディネートに迷ったときは、サクッと履けるスニーカー一択です!
――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください
90年代のファッションは大好きです。ケミカルデニムやロックテイストの洋服など、自分が好きで着てきたような洋服も、その時代から巡り巡ってまた流行りがきたりするのが、ファッションの楽しい所だと思います。スニーカーもファッションも、今見てもかっこいいと思えるアイテムが多かったり、時代を感じさせなかったりするのがとても魅力的。昔の物をあえて今風にアレンジして着てみたりするのも、コーディネートの幅が広がって楽しいと思います。
あの頃の定番スニーカー・アディダス『スタンスミス』とは
名テニスプレイヤーであるスタン・スミスの名を冠した、アディダスを代表するモデル。ファーストモデルは、1973年に登場。つややかなレザー素材、タンに描かれたスタン・スミスの肖像画、ヒールにあしらわれるグリーンの配色、通気孔で表現したアディダスを象徴するスリーストライプスが特徴。無駄のないデザインは、定番かつ万能。長い間愛されています。