【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】自分イチのカラーに出合える・ナイキ『ダンク』
例えば、1990年代ごろの、その昔。僕たち私たちを魅了してやまなかった、あのブランドのあのモデルのスニーカー。カッコよくって光輝いていて、手に入れるために必死に頑張ったっけ。
……と、エモな思い出が蘇ってくる世代も、当時はまだ幼かった若者世代も。
あの頃のスニーカーには、どこか特別な意味がある。だから今もなお愛され、リバイバルするのだろう。
本特集では、そんなスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にインタビュー。愛してやまない“あのモデル”について、たっぷりと話を聞きました。
あの頃の定番スニーカー・ナイキ『ダンク』の魅力
今回話を聞いたのは、『ナイキ(NIKE)』ダンク<DUNK>を愛用している@tm___1994さん。
――生活においてスニーカーとどのようにかかわっていますか?
2021年頃からスニーカー集めにハマり始めました。もともと服や靴は好きでよく買っていたのですが、今のように毎月何足も集めるようになるとは思っていなかったです。今ではどのスニーカーを履いてどんなコーディネートで出かけるかを考えるのが、毎週の楽しみになっています。
――購入した理由やキッカケは?
今でもそうですが、全身さまざまなブランド、特にハイブランドでコーディネートすることが多く、以前はルブタンやバレンシアガ、プラダなど、足元もハイブランドで固めてました。当時はナイキのスニーカーにはあまり興味が無かったので見向きもしていませんでしたが、ある日全身ガチガチのブランドで固めたコーディネートで常に居ることが自分の中で疲れてしまい、足元で少し抜け感を出したい。と思ってナイキを探し始めたのが始まりです。その時たまたまSNKRSでエアジョーダン1ハイのシャドウ2.0が購入でき、そこから徐々にスニーカーを集め始め、今にいたります。
――お気に入りのポイントは?
ダンクのお気に入りのポイントは、モデルによってさまざまなカラーや素材感があって服装に合わせやすく、ちょっとしたこだわりをコーディネートに取り入れられるところです。また、ローカットで作りがシンプルなので、脱ぎ履きしやすいところも気に入っています。
――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?
スニーカーの色を洋服や小物で合わせたり、スニーカーの色を全体の挿し色にしたり、素材感をジャケットやパンツ等と合わせたりして全体をイメージすることを意識してます。
――kicksラバーになったキッカケは?
もともと収集癖がありハマったら突き進んでしまう性格なので、最初に出合ったスニーカー達が素晴らしかったのがキッカケです。特に初めて高いプレ値を出して購入したアンブッシュのダンクハイは、定価の倍以上の金額を出した初めてのスニーカーなので思い出深いです。今では定価の5倍以上でも気に入ったら買ってしまいますが、当時は全く考えられませんでした(笑)
――あなたにとってスニーカーとは?
自分を表現するものの大きな一つです。
――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください
80〜90年代ファッションは自分は似合わないだろうと思って挑戦していないので、チャンスがあればチャレンジしてみたいと思います。
あの頃の定番スニーカー・ナイキ『ダンク』とは
バスケットシューズとして、1985年に登場。バッシュといえばホワイトカラーが当たり前だった時代に、カレッジバスケットボールチームのユニフォームに合わせた鮮やかな配色で華々しくデビュー。それにちなんで当時は“BE TRUE TO YOUR SCHOOL.(自分の学校に誇りを持て)”というキャッチコピーが掲げられました。鮮烈なそのビジュアルと耐久性に優れたレザーアッパーは当時のスケーターの心もキャッチし、ストリートのアイコンとしても親しまれるようになりました。