パトリックのスニーカーカラーオーダーイベントが開催！メンズ&レディース体験レポート

西フランスの靴職人パトリック・ベネトーによってスタートした『パトリック（PATRICK）』。“一足一足に情熱を込める”という創業当時からのポリシーが込められたシューズは、ブランド登場から120年以上経った今でも人々に愛されています。今回は、パトリック各店舗にて毎年 開催されている“カラーオーダーイベント”をモデルの櫻井貴史さんとライターの前田紀至子さんが体験！　イベントを通じて、パトリックのものづくりの精神とカラーオーダーの魅力に触れてきました！

自分だけの1足を作れる、パトリックのカラーオーダーイベントとは？

今回カラーオーダー体験に訪れたのは、2018年3月に神奈川県内初の店舗として横浜にオープンした「PATRICK LABOみなとみらい」。店内は、クラシカルなパトリックのイメージが一変する、スタイリッシュな空間。定番モデルのシューズはもちろん、この春ローンチしたアパレルライン『PATRICK DOUBLE SLASH』のアイテムも手に取ることができます。

2005年頃から年に1〜2回、PATRICK LABO／各直営店、ABC-MARTなどで開催されている“カラーオーダー”は、世界で1足のMY パトリックを作ることのできる人気のイベント。シューレースやインソールはもちろん、アッパーの素材、ソール、縫い色やロゴマークの色までこまかく選べるのがこのカラーオーダーイベントの醍醐味です。じっくり悩んで考えるもよし、スタッフにアドバイスを求めるもよし。パーツや素材を見ているだけでもワクワクしちゃいます！

今回カラーオーダーのベースとなるパミール＜PAMIR＞は、オール牛革が特徴の大人でもカジュアルに履ける人気シューズ。スニーカーに親しみのある男性はもちろん、パンプス派でもキレイ目なスタイルで履けると、大人の女性にもファンが多いのだそう。

カラーオーダーの魅力について、同店スタッフの松広さんに伺ってみました。「既成品にはない、パトリックが提案しないようなものを作れるというのは楽しみのひとつ。パミールのカラーオーダーでは12箇所のパーツを選ぶことが可能で、メインとなるアッパー本体に使用できるレザー類は常時30種類程度ご用意しています。また、Made in JAPANであることもブランドの魅力。カラーオーダーを体験することで“ものづくり”の機会に触れ、自分がデザイナーになったような感覚で、自分だけの1足が作れるイベントになっています！」

実際にカラーオーダーイベントを体験してみた。レディース編

その感度の高さから、美容やファッション、旅にライフスタイルと幅広い分野で活躍する前田紀至子さん。前々からパトリックに親しんでいたというのも納得です。

「パトリック＝フランスらしい洗練されたイメージ。フラットシューズ感覚で履けるので、幅狭でやぼったくないデザインがオシャレで、学生のときは“私、オシャレだな”って思いながら履いていました（笑）」

普段からアイテムオーダーをする機会が多いという前田さんは、今回のイベントにも興味津々！

「オーダー自体好きで、お友だちの誕生日にオーダーできるチケットをプレゼントしたりすることも。今日のイベントもワクワクしながら体験できました！ 自分の目で見て、想像力を働かせながらアナログな感覚で作るところが楽しいですよね」

パトリックのシューズの魅力を知る前田さんのカラーオーダーイメージは“普段スニーカーを履かないコンサバな女性でも履きたいなって思えるパトリックらしい1足”。

「キレイ目な格好に合わせて履いても違和感のないものにしたいなって。ピカピカの白じゃなくて、すこしアンティークな雰囲気のやわらかい白に、ヨーロッパらしい品の良いピンクをプラス。フランスだしトリコカラー好きだし…って引っ張られそうになりながらもグッとこらえて（笑）、さりげないけど自分らしい、ちょっとした遊び心を入れて作らせていただきました」

「パトリックにありそうでないものが作れるっていうのがカラーオーダーの魅力なので、細部にそういったポイントを加えてみたいですね。バリエーションがかなりあるので驚きましたけど、スタッフさんにアドバイスをいただいたりしたので安心して選べましたね。まだ完成形は想像がつかないですけれど、パトリックなら冒険しても控えめにいっても納得の仕上がりになるだろうなと思いながら作りました」

実際にカラーオーダーイベントを体験してみた。メンズ編

CMへの出演やモデルとして雑誌の表紙を飾るなど、各方面で注目を集める櫻井貴史さん。パトリックのシューズは、撮影現場で見かけることも多かったとか。

「雑誌のファッションページで履く機会もあったし、スタイリストや雑誌編集の人もよく履いていましたね。最初に見たときの印象は、シュっと細くて小綺麗なイメージ。パトリックって、もう少しおとなしいイメージだったんですけど、すごく攻めてるしカワイイアイテムもたくさんあって驚きましたね」

「カラーオーダー、難しいです（笑）。最近のオーダーってウェブで完成形が見える状態で作れるけど、パトリックさんはあえて用意してないんじゃないかなって。なので、すごくイマジネーションがかき立てられるというか。革を当ててみるだけでは完成形まではわからないですもん！」

「今回のコンセプトは、“攻めない”（笑）。色を混ぜたくはなかったので、基本は白一色。いろんなトーンの白から味のあるものを選んで、ネームの部分だけあえて黒にしてみました。ベーシックというわけではないけど、ブランドの綺麗なイメージを崩してまでは我を出さず。あえて足し引きしないことを意識して作ってみました」

普段、シャツやスーツのオーダーを利用するという櫻井さんにとって、オーダーの魅力とは？

「“ここがもう少しこうだったら良いのに”っていう部分が好きにできるのが良いですよね。それに人が作ったものではなく、自分で作ったものを履けるっていうのがうれしい。オーダーを体験すること自体も良いですよね。モノがあがってくるまでの時間も楽しみです！」

シューズ作りを気軽に楽しめるパトリックのカラーオーダーイベント。何千通りもの組み合わせが可能なオーダーシューズで、自分らしさを表現してみては？　後半となる次回は、完成したオーダーシューズをお披露目！　前田さん・櫻井さんのお２人に、自身のデザインしたシューズで組むコーディネートを披露していただきます！　お楽しみに♪

自分だけのパトリックを。次回開催イベントもチェック！

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text by 野中ミサキ
photo by Masaru Kato