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ランニングのプロに聞く!長く楽しく走れるシューズの使い方Vol.3 サッカニー 吉田香織編

2017.3.03
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ランニングのプロに聞く!長く楽しく走れるシューズの使い方Vol.3 サッカニー 吉田香織編

2017.03.03

楽しく美しく走れる方法を、ランニングのプロに尋ねるスペシャル対談。今回は、専門誌との合同企画で誕生した『サッカニー(SAUCONY)』のランニングチーム〈チームサッカニー〉吉田香織コーチと、ラン歴ゼロから半年でフルマラソン完走を目指す杉本真以さんが、シューズの特性を活かして練習する方法を軸に走る楽しさを語り合います。

ランニング半年でふくらはぎがキュッとしてきた!

ランニングのプロに聞く!長く楽しく走れるシューズの使い方Vol.3 サッカニー 吉田香織編

左)杉本真以さん 右)吉田香織コーチ

――お二人は〈チームサッカニー〉のコーチとメンバーという関係と聞きましたが、このチームはどういったものですか?
吉田「様々なレベルとそれぞれの目標を持つメンバーが、約半年間のトレーニングを経てフルマラソン大会に参加するランニングチームです。専門誌『ランニングスタイル』との共同企画で2014年から始まりました」
杉本「私は2016年スタートの3期生です」

――杉本さんはなぜ〈チームサッカニー〉に入ろうと思ったのですか? フルマラソンを走ってみたかったから?
杉本「何となく、人生に一度くらいはホノルルマラソンに出たいなあとは考えていました。でもそれ以前に、あまりの運動不足で体が衰えていくのがイヤになったんです。学生時代まではストリートダンスをやっていたのですが、社会人になってからは体を動かす機会が激減したんですね。それじゃいけないと、思い立っては家の近所を走ってみたんですが、1人じゃなかなか続けられなかった。チームに入れば何か変わるだろうと思って応募しました」

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――〈チームサッカニー〉の活動はいかがですか?
杉本「走り始めた昨年の8月は3㎞でゼイゼイしちゃって、もうバテバテでした」
吉田「正直、この先大丈夫かなあと心配でしたよ。特別ぐったりしてたしね(笑)」
杉本「社会人数年で汗がかけない体になっていたんです。常にエアコンが効いた部屋で働いていたせいか、暑いのがすっかりダメになり……」
吉田「けれど、涼しい季節になってからは長い距離を走れるようになりましたよね。伸び率はチーム一番かもしれません。ダンスをやっていた経験が目覚めた感じかな」
杉本「ランニングに期待していたもう1つの効果は筋力アップです。ただ細くなりたかったのではなく、メリハリのついた健康的なボディラインになりたかったんですね。最近になってふくらはぎがキュッとしてきたんですよ。この筋肉かわいいって、嬉しくなります。体組成計の数値でも、体脂肪が下がり筋肉量と骨密度が上がり、走るのってスゴいなと本当に驚いています」

モデル別の特性で履き分けるのがオススメ

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――お二人が履くのがサッカニーなのは当然として、普段用として2足をお持ちいただきましたね。
杉本「オレンジがキンバラ8<KINVARA8>で、ホワイトがトライアンフ ISO 3<TRIUMPH ISO 3>です」

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KINVARA8

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WMNS KINVARA 8 ウィメンズ キンバラ8 S10356-2 ORG/YEL/BLU

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TRIUMPH ISO 3

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WMN’S TRIUMPH ISO 3 ウィメンズ トライアンフ アイエスオー3 S10346-3 WHT/TEA/CTN

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――どちらかがスペアなのですか?
吉田「いえ、履き分けるのです。その理由を説明する前に、まずサッカニーについてお話させてください。サッカニーの特長は、EVERUN(エバラン)という素材が実現させたクッション性と反発力の高さにあります。しかも軽量。さらに縫い目を極力減らしているので、超をつけても良いほどストレスフリーなのです」
杉本「最初に履いたとき、その軽さに私もびっくりしました」
吉田「そしてサッカニーは、初級者用や上級者用、あるいはフルマラソンで4時間台用や3時間台用といった区別がありません。話題は少し逸れますが、日本のアスリートには薄いソール=速く走るランナー用という認識が根付いています。しかし実際は、薄いソールのシューズで怪我をしている選手が少なくないんですね」

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――シューズの認識について、誤解があるということですか?
吉田「アフリカ勢には、厚いソールのシューズで好成績を上げている選手がいます。何を伝えたいかというと、サッカニーはクッショニングモデルの古い常識に一石を投じているということ。各モデルにはそれぞれ特性があります。キンバラ8はライド感がスムーズで短い距離を速く走るのに向いています。一方のトライアンフ ISO 3は安定感が高く長い距離を走るのに適しています。そこで杉本さんをはじめとする〈チームサッカニー〉のメンバーには、初期の基礎トレーニング中はキンバラ8を、レース本番が近づいてきてからはトライアンフ ISO 3を履いてもらっています」

――要は練習内容や距離によってシューズを変えるわけですね。
吉田「そうです。私の個人的な練習でもこの2足を履き替えています。これ、効果的でオススメです」
杉本「そんな専門的なこと、チームに入らなければ一生分からなかったと思います」

楽しく長く続けるために必要なのは目標と仲間

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――チームが参加するマラソン大会はいつですか?
吉田「3月19日に開催される板橋Cityマラソン2017です」
杉本「今は楽しみと緊張が半々です。このチームでハーフマラソンに出たことがあるんですが、あれで半分だと思うと、やっぱり不安が大きいかも」

――目標タイムは設定していますか?
杉本「とにかく完走。できるだけ歩かず、最後まで走れたらと思っています」
吉田「〈チームサッカニー〉ではタイム設定をしていません。というのは、時間で縛ると無用なストレスがかかるから。練習も個々のレベルに合わせてメニューを決めます。特に大会が近づくと選手は欲張りになりやすいんですね。それを止めるのも私の役割です」
杉本「確かに、大会が近いからもっと走らなくちゃって心配になります。けれど吉田コーチは『大丈夫ですよ』と言ってくれる。その一言で安心できます」
吉田「ランニングを続けるには2つの要素が必要です。1つは目標。大会に出場したいでも痩せたいでも何でも良いですが、自分の力で達成したいゴールを設定すれば、それまでにすべき事柄がはっきりしてきます。もう1つは仲間。私も陸上を長くやってきて、結果が頭打ちになったり故障を繰り返すと、辞める理由ばかりが頭をよぎるんです。そんなときに力をくれるのは、チームメイトや周囲のスタッフなど、私を応援してくれる多くの人々です」

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――となると、〈チームサッカニー〉はランニングを続けるのに最高の条件がそろっていることになりますね。
吉田「私の最大の願いは、このチーム経験がメンバー個々のラン人生のスタートになることです。今度の大会がゴールではなく、これからも長く楽しく走り続けてほしい」
杉本「私、きっとそうなります。たった半年で20㎞も走れるようになった楽しさは何にも代えがたいですから。それでもやっぱり、フルマラソンの達成感はスゴいでしょうね。経験した友人は必ず泣くと言うし」
吉田「沿道から知らない人が『頑張れ』と応援してくれることなんて、普段の生活ではまず体験できませんからね。それに感謝しながらゴールできたら、きっと心がキレイになります」
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