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専門家に学ぶ! 革靴を長く履くために……毎日の“簡単お手入れ”

2020.08.03

足もとを引き締め、きちんとした印象を作る革靴。値段も安くないだけに、気に入ったものを長く大切に履きたいものですよね。ところが長く履いていると、どうしても汚れが目立ってきてしまうのは致し方がありません。いくら素敵な革靴でも、汚れが目立ってくると、なんだか少し残念な印象に……。

とはいえ革靴のセルフメンテナンスは難しそうだからと、ついお手入れを後回しにしてしまう人も多いのではないでしょうか。そこで、靴磨き・靴のお手入れ用品全般を製造・販売している(株)ジュエルに、革靴の手入れについて取材。まずは、普段の生活のなかでスグにできる、簡単なお手入れ方法からご紹介します。

革靴の“毎日簡単手入れ”STEP 1:基本ケアは専用ミットで乾拭き

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ビジネスシューズなどの革靴も、防水スプレーは基本中の基本のケアです。革靴の場合は、防水スプレーをかけたあとに曇ったように見えることがあるので、スプレーが乾いたあとに、軽く乾拭きしましょう。タオルなどで拭くと細かなキズがついてしまう場合があるので、オススメは、写真のようなお手入れ専用のミットです。

汚れが少ない場合は、これで乾拭きするだけでピカピカに。汚れがひどい場合は、汚れを落としてからお手入れの最後にミットで軽く磨いてツヤ出しをしましょう。

革靴の“毎日簡単手入れ”STEP 2:ブラシで軽く汚れを払う

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汚れが目立ってきたら、乾拭きだけでなくクリーナーでケアしたいもの。とはいえ、忙しい日々の合間に行うのであれば、簡単にケアしたいものですよね。

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まずは、革靴についた泥やホコリを、ブラシでやさしく払っていきます。ブラシは、コシのある豚毛のブラシがオススメです。気をつけたいのは、あまり強くこすらず、汚れを払い落とす程度に軽く払うこと。強くこするとキズになる可能性があります。

革靴の“毎日簡単手入れ”STEP 3:スプレータイプのクリーナーを吹きかける

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表面の汚れを落としたら、泡で汚れを取るスプレータイプのクリーナーで汚れを取っていきます。靴から15cmほど離して、直接靴にスプレー。汚れているところにピンポイントでスプレーするとムラになってしまうこともあるので、靴全体にスプレーをしましょう。

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スプレーすると、このように泡がでます。この泡が汚れを吸着してくれて、革靴がピカピカに。10~15秒、この状態で放置しておきます。

革靴の“毎日簡単手入れ”STEP 4:軽く拭き取ってピカピカ!

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10~15秒置いたら、雑巾かタオルでさっと泡を拭き取りましょう。このとき、くれぐれもゴシゴシとこすらないこと! ソールの固い部分は、使い古した歯ブラシでこするとキレイになります。

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タオルで拭くと真っ黒になるので、使い古しやメンテナンス専用のタオルを使うようにしましょう。この色は、革靴にあらかじめ塗られている塗料がついたもの。次回紹介するしっかりケアではケアの後に靴クリームを塗るのをオススメしますが、毎日ケアでは汚れを落とすだけで十分です。

専門家に学ぶ! 革靴を長く履くために……毎日の“簡単お手入れ”

汚れが目立たないときは乾拭きだけで、汚れがある場合はブラシ&泡スプレータイプのクリーナーだけで、こんなにピッカピカ! 革靴が新品同様にキレイになりました。

専門家に学ぶ! 革靴を長く履くために……毎日の“簡単お手入れ”

意外にメンテナンスが簡単な革靴。特にビジネスシューズとして毎日履く方は、日々の簡単ケアを習慣づけたいものです。黒系の色だと、汚れがあまり目立たないこともあり、見逃しがち。乾拭きをするだけでも、見違えるほどツヤがでます。

次回は、休日に行いたい靴クリームを使った“しっかりケア”を紹介します。

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