履く前のお手入れ
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新品の革靴を履く前にやるべき4つのこと。履く前の手入れで長持ちに

2017.02.03

新しい靴は、どこか気持ちをワクワクさせてくれるもの。すぐにでも履いて出掛けたいと思うかもしれませんが、それが革靴(ビジネスシューズ)の場合は、まずお手入れを施しましょう。

今回は、新品の革靴を履く前にするべき4つのことをご紹介。
履く前にお手入れをしておくことで、大切な革靴を長持ちさせることができますよ。

新品の革靴を履く前にお手入れをする理由

新品の革靴にお手入れが必要な理由は、靴の傷みの防止です。
革は乾燥に弱く、適度な湿度に保つ必要があります。また靴は汚れやすく雨にぬれることもあるため、ホコリや水分から保護するためにクリームやワックスを使用します。

製造の段階でこれらのクリームなどは塗られていますが、靴は、製品が完成してから購入者の手元に届くまでに長期間に渡り、店頭で展示されていたり化粧箱に保管し続けていた場合があります。その過程で、塗られていたクリームやワックスは劣化してしまうのです。そのため靴を購入した際には、履く前に革靴を保護するお手入れを行いましょう。

新品の革靴に行なう4つのこと

新品の革靴を履く前にやるべき4つのこと。履く前の手入れで長持ちに

古いクリームを落とす

製造過程で塗られ、購入者の手元に届くまでの間に劣化したクリームをリムーバーで落としましょう。
まずはブラシを使って靴全体のホコリや大きな汚れを取り除きます。靴紐をほどくことによって、細かい部分まで手が行き届きます。

新しいクリームを塗って革を保護する

クロスにクリームを取って、全体にまんべんなく塗ります。多く塗りすぎるとムラになってしまうため、適量を守りましょう。また、クリームを塗る前にシューツリーを入れておくとシワが伸びてお手入れがしやすくなります。

余分なクリームは浸透せずに浮いてくるため、クロスの乾いた面で拭きとっていきます。豚毛ブラシを持っていれば、拭きとる前にブラッシングしてあげるとツヤが出ます。

防水スプレーをかける

全体に行き渡るようにすみずみまで防水スプレーを吹きかけましょう。このとき、屋内でなく屋外で行うことをおすすめします。全体にムラができてしまわないように、30cmほど離して吹きかけましょう。

シューツリーを入れて陰干しする

新しい靴は箱の中にしまわれていたり、クリームやスプレーなどで湿度が高くなっていたりする場合があります。湿度が高い状態の革靴はカビやにおいの原因となるため、直射日光の当たらない、日陰で風通しの良い場所で適度に乾燥させてから履きましょう。

革靴の購入時に併せて手に入れたいアイテム

新品の革靴を履く前にやるべき4つのこと。履く前の手入れで長持ちに

革靴のお手入れをするためには、以下のようなアイテムが必要です。新しく革靴を購入する際には、以下のような道具も併せて手に入れておくと良いでしょう。

ブラシ

ホコリや汚れを落とす、ツヤを出すなど、革靴の手入れには欠かせないものがブラシです。中でもまず用意しておきたいのが馬毛のブラシ。サッとなでるだけで小さなホコリや汚れであれば落とすことができ、日頃の簡単なお手入れに適しています。

靴クリーム

靴クリームは、油膜が多少の雨や汚れ、ホコリから革靴を守り、靴に潤いを与えてツヤを出す効果があります。これも革靴の手入れには欠かせないアイテムの1つといえるでしょう。色つきのものと無色のものがありますが、どんな革靴にも使いやすい無色タイプのものがおすすめです。

シューツリー

革靴の型崩れを防ぐ役割を持ち、シワを伸ばしてくれるためお手入れがしやすくなります。
新聞紙で代用することもできますが、木製のシューツリーは汗などの水分を吸収し、消臭効果もあるため雨の日の革靴のケアにも役立ちます。

布(クロス)

汚れを落としたり、クリームを塗ったりと何かと出番の多いクロスは必ず用意しておきたいアイテムです。専用のものがない場合は着古したTシャツや布切れなどで代用しても良いでしょう。

おわりに

今回は、革靴を購入した際にやっておきたい4つのことについてご紹介しました。
革靴は、大切に使えば長く履き続けることができ、革そのものに新たな味が出てくるものです。長くつき合っていくパートナーとして、新品の革靴はお手入れを忘れず大切に履いてあげましょう。

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