洗濯機を使うのもあり! 泥んこの子供靴の洗い方
思い切り遊ぶ子供の靴は、すぐ汚れてしまいます。「大人では考えられないなぁ……」と苦笑いしつつ、今週末も靴を洗う。それが、パパママの日常です。ただ、洗っても洗っても、なかなかキレイにならない。そこで今回は、子供の靴の洗い方についてもう一度おさらいしてみましょう!
子供の靴の洗い方①洗う前に、しっかり汚れを落とす
靴が濡れると乾いた汚れも付着してしまい、より汚れが落ちにくくなってしまいます。洗う前の靴が乾いているうちに、落とせる汚れはしっかりと落としてから洗いはじめましょう。
まずは、汗を吸収しやすい中敷を外そう
靴の表面の汚ればかりが気になるあまり、中敷を取り外すのをつい忘れがちです。中敷は、足の汗を最も吸収しやすい部分。子供の靴(とくにスニーカー)は、中敷が取れるものが多いので、靴本体を洗う前に必ず中敷を外しておきましょう。取り出した中敷は、靴をつけおき洗いする際に一緒に洗います。また、毎週は難しいかもしれませんが、ときには靴ひもをはずしておいた状態で洗うと、よりキレイな状態をキープすることができます。
砂や泥を落とすときは、細部もていねいに
砂や泥に突っ込んでいく、やんちゃな子供。靴の中には、砂や泥がいっぱい入り込んでいます。乾いた状態で、落とせるだけ落としておきましょう。靴の表面だけでなくつま先やかかとなど、中面の砂や泥もはらっておくと、洗うのが随分ラクになります。その際は、マジックテープやひも部分など、装飾のあるところは丁寧に。靴用ブラシなどを使うと、キレイに汚れをはらうことができます。
子供の靴の洗い方②「ぬるま湯」と「つけおき」がポイント
乾いた汚れを落としたら、本格的に靴全体を洗っていきましょう。このとき熱すぎるお湯に長時間つけてしまうと、色落ちをしてしまう場合がまれにあります。汚れが落ちやすい40~50度くらいの「ぬるま湯」で洗うのがオススメです。
洗剤を入れて、30分から2時間のつけおき洗いが有効
靴をつけおき洗いする場合は、靴が全部つかるようなバケツをまず用意します。洗面器だと、靴の全面をひたすことができない場合もあるので、バケツがオススメです。バケツに40~50度くらいのぬるま湯を入れ、洗濯用洗剤、もしくは中性洗剤を薄めに溶かします。靴を洗う用途専用の「シューシャンプー」も便利。100円ショップなどで買うことができる、セスキ炭酸ナトリウムや重曹も有効です。また、「オキシクリーン」などの酸素系漂白剤を使うと、よりキレイになりやすいですよ。
つけおきする際は、かかとを下向きにしてつま先まで靴全体が浸るように。つけおき時間は、30分から2時間を目安に、子供の靴の汚れに応じて調整しましょう。
靴がぷかぷか浮かない! ジッパーバッグで密閉
とはいえ、子供の小さな靴の場合は、バケツに靴を入れてもぷかぷかと浮いてきてしまうことも多くあります。そうなると、部分的にしかつけおき洗いができず、せっかくおいておいたのに汚れが落ちてない……なんてことも。そんなお悩みに有効なのが、ジッパーバッグの活用です。子供の靴が入るくらいの大きさのジッパーバッグを用意し、その中に洗剤とぬるま湯を入れます。軽く混ぜた後に靴を入れてジッパーをし、上からもみ洗い。その後、30分から2時間を目安につけおきをしましょう。ジッパーバッグで密閉状態にすることで、まんべんなく洗剤が靴に行き渡り、汚れをよりキレイに落とすことができます。このワザは、「靴の汚れがよく落ちる洗い方」として、SNSなどでも話題に。しかも、ジッパーバッグの上からもみ洗いをすることができるので、手を汚すこともありません。こうした画期的なテクニックは、ぜひ積極的に取り入れたいものですね。
洗剤が残らないように、しっかりとすすぎを
ある程度つけおいたら、ブラシなどで汚れをこすり落としつつ、しっかりとすすぎましょう。洗剤が靴に残ったままだと、黄ばみなどの原因にもなってしまいます。
子供の靴の洗い方③洗濯機を使うのもあり!
手でゴシゴシやってもなかなか汚れが落ちない……というときや、ていねいに洗っている時間がない……というときがあります。そんな場合は洗濯機に頼る!という意見も、ちらほら。確かに、洗濯機で靴を洗うことができたら、とてもラクですよね。
ネットに入れて水を多めにするだけ! 洗濯機でも洗えちゃう
洗濯機で靴を洗う場合は、靴を傷めないためにも洗濯ネットに必ず入れてから。靴専用の洗濯ネットも売っているので、持っておくと便利です。その際も、砂や泥の乾いた汚れを取り、中敷や(できれば靴ひも)を外した状態で入れましょう。また、粉末洗剤は溶け残る可能性が高いので、液体洗剤を使いましょう。洗剤は、衣類用のものでOK。水の量を普段より少し多めに設定することで、靴が洗濯機にあたって傷むのを防ぐことができます。あとは、そのままいつもと同じように洗濯するだけ!
子供の靴の洗い方④乾きムラを防ぐために陰干しを
洗剤をキレイにすすいだら、あとは干すだけ。干すのはそのまま置いておけばいいんでしょ? と思いきや……注意したいポイントが、2点。それは、「陰干しする」と「ぶらさげる」ということです。
スニーカーの場合は、洗濯機での脱水はOK!
まず干す前に脱水をしておくと、ぐんと乾きやすくります。衣類と同じように、洗濯機の脱水機能で脱水をしましょう。このときも、必ず靴を洗濯ネットに入れた状態で行います。とはいえ、やっぱり洗濯機に靴を入れることには少し抵抗がある……人もいるでしょう。その場合は、乾いたタオルなどでしっかり靴の水気を取ってから干すといいでしょう。
直射日光を避けて、陰干しで干す
からっと晴れた日は、お日様の下で思わず靴を干したくなります。ですが、ちょっと待って! 直射日光に靴が当たると、変色やゴムの部分が固くなる原因となる場合があります。直射日光は避け、風通しのよい陰干しで干すのがオススメです。
立てかけるのはできれば避けて! 専用ハンガーにぶらさげて干す
靴専用のハンガーがない場合は、つい靴をベランダの隅などに立てかけた状態で干してしまいがち。ただ、このように干してしまうと、濡れたしずくが下に溜まり、靴の下側がからっと乾かない場合が多いです。また、知らない間に、靴が倒れてしまっていた……なんてことも。靴全体をまんべんなく乾かすためにも、靴を干すための専用のハンガーを使うことをオススメします。また、つま先にしずくがたまるとなかなか乾きづらいため、かかとを下向きにした状態で。どうしても立てかけて干すしかないという場合は、靴の中に新聞紙などを入れて、水分を吸収させながら乾かしましょう。新聞紙は、靴の形状をキープするのにも有効です。
すぐ汚れてしまう子供の靴。汚れは放置すればするほど、落ちにくくなるので、週1回を目安にこまめに洗濯を。洗うときのポイントをしっかりとおさえると、ぐんと汚れ落ちがよくなります。「こんなに汚れたのね……」と苦笑いしつつも、毎週、楽しく子供の靴を洗濯できますよ!