【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】クラシック&シンプルな情緒・ナイキ『ブレーザー』
例えば、1990年代ごろの、その昔。僕たち私たちを魅了してやまなかった、あのブランドのあのモデルのスニーカー。カッコよくって光輝いていて、手に入れるために必死に頑張ったっけ。
……と、エモな思い出が蘇ってくる世代も、当時はまだ幼かった若者世代も。
あの頃のスニーカーには、どこか特別な意味がある。だから今もなお愛され、リバイバルするのだろう。
本特集では、そんなスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にインタビュー。愛してやまない“あのモデル”について、たっぷりと話を聞きました。
あの頃の定番スニーカー・ブレーザー『BLAZER』の魅力
今回話を聞いたのは、『ナイキ(NIKE)』ブレーザー<BLAZER>を愛用している@biff_tannen2021さん。
――購入した理由やキッカケは?
デザインがかっこよくて、ずっと気になっていたスニーカーでした。ある日友人が履いているのを実際に見て、「これはかっこいい!」と、惹かれてしまい。即購入しました。
――お気に入りのポイントは?
この革の質感とディテールが、どの角度から見てもかっこよくて。もちろん自分で履くのも好きなのですが、街で履いている人を見ても、カッコイイ!とテンションが上がります。シンプルでクラッシックなデザインがお気に入りです。
――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?
私はカジュアルスタイルに合わせることが多いのですが、だらしなくチャラチャラしないように主張し過ぎないシンプルなコーディネートを心がけています。シンプル イズ ベスト!です。このブレーザーは、男性にも女性にもどんなコーディネートにも合うので、いろいろなシーンで楽しめる1足です。さまざまコラボやカラーが発売されていますが、それぞれかっこよくてブレーザーは何足あってもいいと思います。でも私は、このブレーザーが1番好きです。
――kicksラバーになったキッカケは?
私は90年代、学生の頃からスケーターをしていました。ナイキ一択ではなく色々なスケートシューズを履いたり、ボロボロになると新しいスニーカーを買いに行って選ぶのが好きでした。当時はインターネットも普及しておらず、『COOL TRANS』『Boon』『Ollie』などの雑誌を読みあさっては、おしゃれをしていました。その頃からスニーカーにはこだわりを持っていたような気がします。スケートボード、スノーボード、DJ、バックパッカーなどを経験しながら、足元はいつもお気に入りの靴を履いていました。そんなバックボーンがあるから、今の自分があると思っています。
――あなたにとってスニーカーとは?
私にとってスニーカーは何をするにもどこへ行くにも、絶対に欠かせない大事なアイテムです。
――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください
90年代スニーカーブーム、ストリートカルチャーは今の私の原点です! あの頃はホントにおしゃれな人が多かったように思います。今だにあの頃のhiphopを聴いては、仲間と思い出話をすることがあります。「あの頃はよかったな~」って。思い出話をする上で出てくる話題は、やっぱりエアマックス95、通称イエローグラデーションです。“エアマックス狩り”と社会現象になったほどの人気ぶりでした。当時、お金を貯めて買ったのですが、怖くて履かずに飾っていましたね。今は2代目のエアマックス95イエローグラデーションを履いて楽しんでいます。80~90年代のストリートカルチャーは私の中では流行りすたりがなく、今でもかっこいいと思っています。
あの頃の定番スニーカー・ナイキ『ブレーザー』とは
ナイキ初のバスケットシューズとして、1972年に登場。そのモデル名は、ナイキの本社があるオレゴン州のNBAチーム「ポートランド・トレイルブレイザーズ」に由来しています。サイドにナイキのアイコンであるスウッシュが大胆にデザインされている、シンプルかつクラシカルなビジュアル。優れたグリップ力と耐久性は、バスケファンのみならずスケーターからも愛されています。