【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】カッコかわいいストリートな表情・ヴァンズ『スケートハイ』
例えば、1990年代ごろの、その昔。僕たち私たちを魅了してやまなかった、あのブランドのあのモデルのスニーカー。カッコよくって光輝いていて、手に入れるために必死に頑張ったっけ。
……と、エモな思い出が蘇ってくる世代も、当時はまだ幼かった若者世代も。
あの頃のスニーカーには、どこか特別な意味がある。だから今もなお愛され、リバイバルするのだろう。
本特集では、そんなスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にインタビュー。愛してやまない“あのモデル”について、たっぷりと話を聞きました。
あの頃の定番スニーカー・ヴァンズ『スケートハイ』の魅力
今回話を聞いたのは、『ヴァンズ(VANS)』スケートハイ<SK8-HI>を愛用している@_gabament_さん。
――生活においてスニーカーとどのようにかかわっていますか?
1996年生まれの今年27歳。スニーカーハマったのは2015年、最初はジョーダンにハマりました。19の頃スケートボードにハマり、ナイキ、ヴァンズ、コンバースをメインでスニーカーを買うようになりました。スケートボードに乗るときはヴァンズかコンバース、ファッションはナイキ、というふうに履き分けています。
――購入した理由やキッカケは?
具体的なエピソードは……。とある女性とお付き合いし、スニーカーから一時期離れていましたが、別れたきっかけでやめていたスケートボードを再開。そして、スニーカー好きも復活。ある日帰り道に「USED SNEAKERS KAI」というスニーカーショップを発見。お店に通ううちにこちらのスケートハイを見つけて、一目惚れ。かわいさとかっこよさを兼ね備えてる「スケハイ」は、私の心に刺さりました。それを見ていた仲間が、誕生日プレゼントとして買ってくれました。
――お気に入りのポイントは?
色と素材、ミッドソールのチェッカー柄。チェッカー柄と言えばヴァンズ、ヴァンズと言えばオールドスクールとスケートハイです。このスケハイは、カッコかわいくて私の好みです。
――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?
基本的に、スニーカーと服中心の生活をしています。スニーカーを選んでからコーデを選ぶこともあれば、着たい服を選んでから靴を選ぶこともあります。キャップも好きなので、キャップからコーデとスニーカーを選ぶときもあります。こだわりは色々ありますが、一番こだわっているのは色使い。はずしも好きですが、私は色合わせをメインにコーデしています。スケートボードブランドと合わせたりもします。
――kicksラバーになったキッカケは?
私の友人がエアジョーダン1を譲ってくれたのがきっかけで、スニーカーにハマり始めました。最初は消耗品感覚でしたが、貰ったものだし愛着が湧いて初めて「綺麗に履こう」と思ったのがキッカケです。それから、いろんなスニーカーを履くようになっていきました。
――あなたにとってスニーカーとは?
ただの趣味であり、されど趣味。生活の一部であり、スニーカーがないと外にもどこにも行けないので、なくてはならない存在です。
――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください
エアマックス95の存在感が、印象的です。人のスニーカーを狩る、エアマックス狩り動画横行、そこまでして欲しいスニーカーがあるってすごいことです。エアー抜きをされたという先輩の話も聞きました。昔より人を魅了し続けるスニーカー。今後も愛され続けて欲しい文化だと思っています。
あの頃の定番スニーカー・ヴァンズ『スケートハイ』とは
デビューは、1978年。当時のバンズのラインナップにはローカットモデルしかなく、スケートをする足首を保護する目的でスケートハイが誕生しました。ヴァンズの定番でもあるオールドスクール<OLD SKOOL>をベースにアッパーが足首まで伸びているデザインは、デザイン的にも機能的にも注目の存在に。スケーターのみならず、BMXライダーの間でも瞬く間に人気となりました。