アウトドアといえばBBQ! たけだバーベキュー直伝の絶品レシピ&快適でオシャレなアイテムを紹介
外遊びが楽しい季節、DOORでは様々なアウトドアにフォーカスした連載企画をお届け! 第一弾のテーマは、みんな大好きBBQ! 今回は、さまざまなメディア出演やレシピ本の出版などで話題の“日本で唯一のBBQ芸人”たけだバーベキューさんに、初心者でもスマートに楽しむコツや手軽でオシャレな絶品レシピ、アウトドアでのファッションなど、BBQにまつわるアレコレについて、とことん教えていただきました!
たけだバーベキューさん直伝! ラフ&スマートなBBQ術!
アウトドア全般をこよなく愛する、たけだバーベキューさん。そもそもは、海や川へ行くついでに「パッと焼いてパッと食って…くらいの感覚」で頻繁にやるうちに身に付いたというBBQスキル。先輩芸人からの「すごいぞ、お前のBBQレシピ」という言葉に後押しされ、さまざまなメディアへの出演で話題に。そしてついには、カナダ・アルバータ州政府から“カナダアルバータ州BBQ大使”に任命されるほどに…! そんなMr.バーベキューに、BBQがもっと楽しくなるプロのワザをいくつか教えていただきました!
●火起こしには、着火材を使うべし!
「新聞紙でいけまっせ! の精神は捨てましょう。時間はかかるし燃えカス飛び散るしで、いいことなし。火起こしには、着火材を使うことが第一条件。ただし、着火材を炭の上にねりねり出してパタパタ仰ぐのは一番ダメ。着火材は一番下に入れて炭を高く積み上げるのが正解です! 炭に火がつく10〜15分のあいだに、少しつまめる前菜なんか出せれば、かなりスマート!」
●彩り野菜×木の皿でナイスバーベ!
「楽しいBBQは、見た目も大事。あえて一回食材を全部出すと、場が盛り上がります。彩りのいいパプリカなんかあれば、もうナイスバーベ! お皿や調理器具にもこだわると、ぐっとオシャレに。なかでも木の食器は必需品! 100円ショップやIKEAで充分揃います」
●炭の量で火加減を調整するべし!
「今日持ってきた丸形のグリルだとできないですけど、一般的な横長のグリルだったら右と左で炭の量を変えて火加減に強弱をつけるのがオススメ。料理の幅が広がるし、肉を焦がしてしまったりすることもぐっと減りますよ!」
●+1アイテムでさらに楽しくスマートに!
「僕が必ず持って行くのは、革手袋に木の食器。それと、数百円で買えるビニール製のランドリーボックス。中にゴミ袋を入れておけば、ゴミも捨てやすいし見栄えもいいですよね。ボールやフリスビーも必需品! 荷物運びが断然ラクになるアウトドアキャリーも活躍してます」
簡単なのに絶品&オシャレ! たけだ流タコスバーベキュー
バーベキューレシピ本も多数出版しているたけださんが、初心者でも気軽にマネできるメニューを伝授。その名も『タコスBBQ』! 具材を切って、焼いて、包むだけ! 超簡単でSNS映えしちゃう、味も見た目も◎な大満足の逸品です!
<材料:トルティーヤ、ハラミ肉、レタス、トマト、タマネギ、焼き肉のタレ>
1. 肉は、あらかじめ焼き肉のタレに漬け込んでおきます。お好みで他の肉にしてもOK!
2. トマトとタマネギは、ざっくりみじん切り。レタスは細切りにします。
3. 軽くあぶったトルティーヤに、焼いた①と②を食べたいぶんだけ包めば、できあがり!
太陽の下、ビール片手に大口で頬張りたいヘルシー&ボリューミーなバーベキューフードが完成! ガッツリ食べごたえのあるメキシカンな一品です。少ない手順でお腹も満足! 洗い物が最小限で済むうれしいメリットも。「豚肉やきのこを焼いてレタスやサンチュで巻くサムギョプサルver.もオススメ! みんなで好きに食べるスタイルだと、わいわい盛り上がれますよ!」
夏でもブーツ! こだわりのアウトドアファッション
外遊びを愛するたけださん。BBQに使うグリルや食器などはもちろん、アウトドアギアや身につけるアイテムに対しても外せないポイントやこだわりがあるそう。楽しくオシャレに快適にBBQを楽しむファッションのコツも教えてもらいました!
「今日は、涼しげなズボンを履いてきました。昔は太いズボンも履いていたんですけど、最近は細い感じにハマっていて。ハーフパンツを履くこともあります。意外とアウトドアらしいファッションをするのは、キャンプのときくらいかもしれないですね」
「BBQをやるときって、足元がすごい大事なんですよ。前に、サンダルで来ていた人が落ちた炭を気づかずにずっと踏みっぱなしにしてたことがあって。『熱っ!』って気づいたら、サンダルの底が溶けてました。炭が落ちてきたりすることもあるし、タレとかこぼれても全然大丈夫なように、僕はタフなブーツしか履かないです。夏でもブーツ! ちょっとデカイ靴が好きっていうのもあるし、ブーツを履くと雰囲気が出ますよね」
「アウトドアは、『ダナー(DANNER)』のブーツをよく履きます。初ダナーは、姉の結婚式で行ったハワイで見かけて買いました。<ラブジョイ(LOVEJOY)>と<ウェストサム(WEST THUMB)>を持っているんですけど、今日履いてきたラブジョイは完全にアウトドア用。恥ずかしいくらいすり減っていて、同じダナー好きの人から『こんなすり減っている人見たこと無いです』って言われたくらい。たまにオイルを塗ったりして、だいぶ長く履いてます。ウェストサムは、街歩きでも履いたりしています」
「このラブジョイは履き過ぎてソールがツルツルになってしまったので(笑)、次に欲しいのは<ダナーフィールド(DANNER FIELD)>みたいに、ソールにしっかりグリップ力のあるブーツ。実際に履いてみると、やっぱカッコいい! かかとのホールド感がすごいし紐もゆるめやすいんで、これなら座敷に上がるときとかも便利ですね! ゴアテックスっていうところも良い。存在感のある靴が好きなんで、これはかなり好みですね」
最後に、たけださんのBBQをするうえでの格言は? 「“失敗も楽しめ!”なんにもなくても楽しいけど、失敗したことって後々笑えるじゃないですか。サンダルの底が溶けたやつなんて、ずっと『今日はサンダルじゃないの?』って言われてますからね(笑)」。この夏は、たけださん直伝のワザとダナーのブーツを取り入れて、思い出に残るスペシャルなBBQを楽しんでみては?
INTERVIEW / TEXT:野中ミサキ
PHOTO:Masaru Kato
取材協力:東京都立新木場公園BBQ広場