新作から定番まで!ヴァンズのチェッカーボード柄、タイプ別足元コーデ
チェック柄といえば柄ものの王道中の王道。この秋冬シーズンにも堂々のファッショントレンド入りを果たしています。ギンガムチェックやタータンチェックなどのさまざまな種類のチェック柄の中でも、シンプルな『チェッカーボード柄(市松模様)』は、これからますます大流行の予感。
そして、チェッカーボード柄のシューズと聞いて真っ先に思い浮かぶと言えば、『ヴァンズ(VANS)』。2020東京大会ではスケートボードが初めて正式種目として採用されましたし、偶然にしても面白いですね。そこで今回は、ヴァンズのチェッカーボード柄のスニーカーにスポットを当ててみました。
スケーターと共に歩んできたヴァンズ
ヴァンズは1966年、カリフォルニアでポール・ヴァン(VAN)・ドーレンと3人の仲間たちによって創設されました。最初期から、高等なスケートテクニックを可能にする高いソールのグリップ力や、ボードに意思を伝える操作性、そしてどんなファッションとも無理なくフィットするシンプルなスタイルでスケートボーダーたちの注目を集め、1970年代になると人気が大爆発。以来スケート&サーフカルチャーのアイコンとして、多くのファンの心を鷲掴みにしてきました。
シューズのヒールパッチにあしらわれている“OFF THE WALL”というキャッチフレーズは、『変わったヤツ』という意味。他のスニーカーブランドとは一線を画する独特のスニーカー哲学を持った『変わったヤツ』のヴァンズは、今も多くのファンを獲得し続けているのです。
それでは、チェッカーボード柄が映えるヴァンズのシューズをスタイルごとに見てみましょう。
隠れた名作でいつものスタイルをアップデート
シンプルなデザインで人々を魅了してきたシックスティー セブン<SIXTY SEVEN>。90年代の隠れた名作がチェッカーボード柄をまとって復刻!注目すべきは、特徴的なラバーのトゥガード。 ヴァンズファンはもちろんのこと、初心者も欲しい一足!
スケートシューズを使用したコーデはもはや定番スタイルですが、シックにまとめ過ぎると周りと同じようなスタイリングで物足らなく感じます。そんな時には、何かアクセントになるものを取り入れたいところ。そこで、チェッカーボードの出番。チェッカーボードの同モデルなら、遊びごころが現れて一味違ったスタイルを楽しむことができそう。
カジュアルスタイルはスリッポンにお任せ!
スリッポン<SLIP-ON>とは、紐や留め具がなく、足を滑り込ませて履く靴のことですが、あらゆるシューズメーカーのスリッポンタイプのシューズの中で最も有名なのが、ヴァンズのスリッポンではないでしょうか。
そして全てのシューズの中で、チェッカーボード柄のイメージが最も強いのもまた、このヴァンズのスリッポンではないでしょうか。それではここで街のコーディネイトを見てみましょう。
紐やバックルがなく、アッパー全面に模様が配されるので、シンプルなフォルムなのに存在感が抜群。ミリタリージャケットにシンプルな黒のコーデュロイパンツというシンプルなコーディネイトにも、黒×白チェッカーのスリッポンの圧倒的な存在感が全体を数段上品に見せ、おしゃれ上級者の雰囲気を醸し出しています。逆にフォーマルなコーディネイトに合わせた場合には、品を落とさず、それでいて絶妙の『崩し感』が得られちゃいますので、ぜひお試しあれ。
黒×白のチェッカースリッポンで特筆すべきは、ブラックのボトムとの相性のよさ。この写真の場合も、ゆったりとしたシルエットのブラックパンツの足元を完璧にまとめあげてくれていますね。
オールドスクールでワンランク上のスタイルに挑戦!
オールドスクール<OLD SKOOL>は、1978年にBMXライダー向けに発売されたモデルですが、卓越した履きやすさとグリップ力、頑丈さからスケーターたちの間でも注目を集め、それならばとスケートにも適するように若干のモデファイが加えられて現在の形になりました。ジャズ(JAZZ)という別名でも有名ですね。今やヴァンズシューズのトレードマークとなっているサイドのサーフラインを始めて採用したのも、このオールドスクールです。スケーターはもちろんですが、ミュージシャンに愛用者が多いことでも有名。あなたの大好きなあのミュージシャンも履いてるかもしれませんよ。
こちらはストリートスタイルを取り入れたコーディネイト。オールドスクールは見た目シンプルでオーソドックスなスタイルのスニーカーなので、どんなコーディネイトにもピッタリ合っちゃうというのが最大のポイントなのですが、こと黒×白のチェッカーモデルともなれば、やはり黒や白を基調としたモノトーンファッションとの相性の良さが際立ちます。写真の男性の場合も(サングラスやヒゲまで含めて!)全身を黒でコーディネイトし、白のソックスを効果的にはさんでチェッカーのオールドスクールでまとめあげています。無造作そうに見えて、白の分量なども計算され尽くされた上級のコーディネイト例ですね。
スケートハイで差をつける!こだわりのコーデ
スケートハイ<SK8-HI>は、いわばオールドスクールのハイカット番モデル。スケーターのフィードバックをもとに改良された足首までサポートするそのデザインから、ハイトップ(HI TOP)の愛称でも呼ばれます。
ハイカットスニーカーだと、どうしてもボリューミーな「足デカ」状態になってしまいがちなのですが、スケハイはスマートなフォルムなので、どんなウェアともコーディネイトしやすく、どんなウエアともコーディネイトしやすく、スケートシーンに限らずさまざまな場面で活躍してくれるところも魅力です。他のシューズメーカーのハイテクモデルのような派手派手しいルックスとは対照的。あくまでもオーソドックスなフォルムを維持したまま先進的なテクノロジーを盛り込んでいくという姿勢に、スタイルに対するヴァンズの強いこだわりを感じます。
スケハイのチェッカーボード柄モデルには、さまざまな色のモデルが存在します。
例えばこのポップな水色とピンクのコーディネイト。普通のカラーのアイテムではどうコーデを組もうか、かなり悩ましい部類に入りますが、そこで取り入れたいのがカラーがプラスされたチェッカーボード。鮮やかなブルーチェッカーのスケハイを合わせることによって、個性的なコーデでもまとまりのあるスタイリングになっているのがおわかりいただけると思います。本当にチェッカーってすごいです。
狙うべきチェッカーボードは新作か定番か
日常的に馴染みがありながらファッションアイテムとして人目を引くチェッカー柄の組み合わせは、ファッションコーディネイトの強い味方になってくれること間違いなし。取り入れないなんて損ですよ。コスパもいいヴァンズなら新作も定番もまとめてゲットしてはいかがでしょう。