秋のヴァンズスニーカーコーデ特集！ヴァンズ愛用歴10年のママインスタグラマー・meguのスタイリング術

秋を迎え、新しいファッションで気分を一新してみませんか？　今回はカジュアル大好き人間にとっては定番の『ヴァンズ（VANS）』を使って、秋のレディース・スニーカーコーデをご紹介。スタイリングを組んでくれたのは、2人のお子さんの育児の真っ最中で、自身のブランド「meidy」でも魅力的なアイテムをリリースしている人気インスタグラマーのmeguさん。ヴァンズ歴10年の彼女が2020年の秋らしいコーデのコツを伝授します！

コーデ①：今季のトレンド・セットアップを使用したワントーンコーデ

──コーデのポイントをお願いします。

今季のトレンドで自分自身も好きなので、ワントーンのセットアップコーデにしました。遠目にはベージュから茶系のトーンですが、実際には千鳥格子なのでそこもポイントです。

──＜ファルケン（FALKEN）＞のTAUPEを合わせた理由は？

ワントーンコーデを意識したのと、いつも靴と鞄の色を合わせてコーディネートすることが多くて、茶系の鞄を合わせるといいなと思って、この色にしましたね。

──セットアップはトレンドですが、meguさん流の着こなし術は？

CPOシャツも太めシルエットのパンツも、これが黒だとスーツというかメンズっぽくなっちゃうので、こういうブラウンやチェック柄だと誰でもオシャレに着られると思います。私自身はずっとカジュアルが好きで、トレンドだからというより自分の好きなものを変わらず着るタイプなんですが、このトレンドは好きなものと合っていて。サイズ感はこのコーデもですが、子供がいるので動きやすさ重視でゆったりしたものが多いです。

コーデ②：丈の短いGジャンでスタイルアップ！ワンピースコーデ

──夏から人気のキャミソールワンピのコーデですが、ポイントは？

羽織りものが好きなので、秋に向けての羽織りのコーデ用にアイテムをセレクトしてみました。キャミソールワンピって、インナーとアウターを変えるだけで長く着られるものなので、自分の手持ちも多いです。今回は自然とスタイルが良く見えるように丈が短いGジャンを合わせ、顔周りに白を持ってきたかったので白Tを合わせました。自分の場合なんですが、顔周りに黒を持ってくるとカジュアルじゃなくてモード系になっちゃうので、白がくるようなコーデにすることが多いです。

──このコーデに＜オールドスクールプラット（OLD SKOOL PLAT）＞のBLACKを合わせたのは？

＜オールドスクールプラット（OLD SKOOL PLAT）＞は持っていなくて、ずっと履いてみたかったのと、黒のコーデに1つ入れたかったからです。そんなにプラットフォームっぽくないのに、少し足の長さを盛れると思いますよ！（笑）

──アイテムのサイズ感や丈感で留意することはありますか？

子供を乗せて自転車を漕がなきゃいけないので、ワンピはマキシ丈よりこれぐらいで、しかもスリットが入ってるのが1番使いやすいですね。中にスパッツを履くことも多いし、カラーのワイドパンツを入れてコーデしようとも思って。それもあってワンピは少し短い丈にしてます。足首がこれぐらい見える丈の方が体も細く見えますし。

コーデ③：ケーブル編みベスト×フレアデニムでバランス◎！小物を利かせたコーデ

──こちらのコーデのポイントは？

3つのコーデのなかではこれが一番トレンド感のあるコーデだと思います。とはいえ、このケーブル編みのニットベストを着たかったからなんですけど（笑）。デニムも今年はフレアだと可愛いですね。

──こちらに＜エラ（ERA）＞のカーキを合わせた理由は？

＜エラ（ERA）＞は何にでも合わせられる万能選手なんですが、カーキ色の靴は持っていないのでちょっと挑戦してみました。ジーンズの裾からちょい見せするのに存在感のある色なのがいいと思いました。

──今年は大きめのニットベストはトレンドですが、どう着たらこなれ感が出るでしょうか。

ぴったりしたサイズ感だと可愛い感じになると思うんですが、私はカジュアルに着たいのでゆったりしたサイズを選びました。インナーも、これはロンTですがゆったりしたものの方が逆に細く見えますね。パンツも腿のところがスッキリ見えるフレアやブーツカットを合わせると、ベストの大きさともバランスが取れます。

──小物の色目も揃っていてオシャレですね。

夏からのバゲットハットの流れで合皮のハットを合わせました。巾着型のバッグもポイントです。

ヴァンズ愛用歴10年！　meguさんにインタビュー

──meguさんは普段どんなファッションを好んで着ているんですか？

もともとスニーカーや古着が好きで、そこからカジュアルなファッションが来てるのかもしれない。季節を問わず動きやすい、ママ世代が好きそうなカジュアルが多いですね。この秋冬はちょっとストリート感のあるファッションがしたいですね。

──ずっと愛用しているアイテムはありますか？

デニムなんですけど、コーデにも使ったフレアデニムが「vicente（ヴィサンテ）」というブランドで、ここのデニムは10本ほど持ってます。自分の体型に合うし、いろんなシルエットがあるので。

──ところで長年ヴァンズを履かれているそうですが、愛用しているのは？

子供が保育園に入った頃からなので、もう10年ぐらいは履いてますね。中でも＜スリッポン（SLIP ON）＞は脱ぎ履きがラクなのでずっと履いてます。特にブラックとチェッカーフラッグ柄は愛用していますね。

──ヴァンズのスニーカーの魅力とは？

それこそもともとスケーターの人が履いているものなので、履くだけでストリート感が増すのがかっこいい。普通の白Tにデニムでもヴァンズを履くだけでもその印象が増すので。

──ご家族でリンクコーデされたりしますか？

チェッカーフラッグ柄は子供たちとお揃いで履いていて。去年、沖縄に旅行に行った時も家族４人で可愛い写真を撮ったりしました。お揃いで買うときは盛り上がります。最初は「別にいいよ」って言っていたパパもチェッカーフラッグ柄の＜オールドスクール（OLD SKOOL）＞を買って、結局お揃いになりました（笑）

──meguさんがディレクションされているブランド「meidy」はどんなテーマでオリジナルを作ったり、セレクトをしているのでしょう。

テーマは“人が着て笑顔になるような、見て楽しい気持ちになるようなもの”。今年はこういう時期なのでちょっとハッピーになるようなものをと思ってデザインしたり。アイテムもボトムやコートからバッグなど、トータルコーディネートできるように用意しています。愛用してくれているのは私と同じママ世代の人が多いかもしれないですね。

──それらのアイテムに今回、コーデしてもらったヴァンズのはき心地やデザインはいかがでしたか？

クッション性は3タイプともあり、履きやすい。＜ファルケン＞はベージュの色味が可愛いし、素材もシーズン問わず使える感じでしたね。＜オールドスクール プラット＞はソールの厚みはそんなにないのに自然と背が高くなれる感じ。デザインは＜オールドスクール＞とそんなに変わらないので、持っていたら何にでも合わせられるので使い勝手はいいと思います。例えばサロペットのコーデでも絶対可愛い。＜エラ＞のKAHKI色は持ってない色で挑戦だったんですが、意外と合わせやすい。先日、古着でチェックのフレアパンツを買ったので、それに合わせたら可愛いなと思います。ヴァンズはずっと履いているんですが、デザインはそのままで軽くなってるのがすごい。動き回ることが多いママにとっては嬉しいですね。

軽量＆カラーも豊富！　ヴァンズスニーカーのラインナップ

01：ヴァンズ ファルケン（BLACK）／02：ヴァンズ ファルケン（TAUPE）／03：ヴァンズ ファルケン（CREAM／RED）／04：ヴァンズ コートアイコン（BEIGE）／05：ヴァンズ コートアイコン（GRAY）

06：ヴァンズ エラ（DARK NAVY）／07：ヴァンズ エラ（KHAKI）／08：ヴァンズ オールドスクール プラット（BLACK）／09：ヴァンズ オールドスクール プラット（BEIGE）／10：ヴァンズ スリッポン（KHAKI）／11：ヴァンズ スリッポン（DARK NAVY）

70年代にスケートボードシューズを発表して大ヒットとなったヴァンズは、スケーターからミュージシャンなど、ストリートカルチャーの牽引者に愛用されてきたブランド。スケボーに特化したワッフルソールなど、エクストリームスポーツに耐えられるように、これまで様々な改良が重ねられてきました。日本ではそのオーセンティックなデザインでここ数年、タウンユースのスニーカーとして人気が再燃、定着しています。

今回のコーデで使用したモデルは軽量化が特徴の新定番「CLASSIC LITE」。その中から＜ファルケン＞は＜オールドスクール＞のDNAも引き継ぐアッパーデザインが親しみやすく、しかも軽量なEVAカップソールを搭載することで柔らかく弾力性のある履き心地を実現。カラーリングはBAKED YELLOWなど意外な色目もある全5色展開になっています。

＜オールドスクール プラット＞はその名の通り、クラシックモデルの厚底タイプ。カラーはBLACKとBEIGEの2色展開。また、クラシックラインの代表的モデル＜エラ＞のインソールにもEVAカップソールを搭載。アッパー素材やアウトソールの細部にヴィンテージ感を追求しつつ、軽快なはき心地も備えた待望のモデル。カラーは落ち着いたアースカラーの6色展開となっています。

オーセンティックなデザインと軽快な履き心地を両立したヴァンズのシューズ。カジュアルファッションの中でもトレンドと相性バッチリなことがわかったところで、あなたの秋コーデを計画してみませんか？

text by 石角友香
photo by Yukimi Nishi