【100人の映画×音楽×スニーカー】<file.9>CafeSnap代表の大井彩子さん
スニーカー好きがこよなく愛している映画、そして、音楽。その人のライフスタイルがわかると、さらにスニーカーの魅力に気づく。そんな「100人の映画×音楽×スニーカー」。9人目は、CafeSnap代表、編集者である大井彩子さんです。
個性のあるカフェを届ける「CafeSnap」発案。10000軒以上のカフェ情報を網羅するだけでなく、カフェオーナーやバリスタの声も掲載。また、ブルーボトルコーヒー創業者の著書『ブルーボトルコーヒーのフィロソフィー』の編集などカフェ&コーヒーに関連して多方面で活躍中。昔ながらの喫茶文化と海外からのカフェカルチャーが混ざりながら進化をつづける、日本のカフェの魅力を日々発信する元気な女性。
こよなく愛している映画『ドリーム』『プリンセスと魔法のキス』『フォレスト・ガンプ』
■ドリーム
宇宙開発競争が激化していた1960年代、アメリカ・NASAのミッションを影で支えた女性計算士3人の物語。性別や人種差別など、働く上でたくさんのハードルがあった時代、強く、賢く、ユーモアのある女性たちの活躍は、見ていて勇気をもらいます。何度かNASAを訪れる機会があったのですが、それも影響しているかと思います。脇をかためるビッグバンセオリーのジム・パーソンズや、ステキ上司役としてでているケビンコスナーの演技も必見。
■プリンセスと魔法のキス
大好きなディズニー映画の一作が『プリンセスと魔法のキス』。レストランを持つことを夢みて、カフェでコツコツ働くティアナと、お調子者のカエルの王子が人間に戻るまでの物語です。舞台がニューオーリンズということもあり、音楽はジャズがメイン♪ そして、ニューオーリンズを代表するカフェスイーツ、ベニエも登場します。ディズニーならではのメッセージも素敵で、見終わるころにはポジティブな気持ちに! そしてベニエが食べたくなります(笑)
■フォレスト・ガンプ
“人生は食べてみなければわからない、チョコレートの箱と同じ”というコピーで有名なフォレスト・ガンプ。最初に観たのは、高校の英語の授業だったと思いますが、何度も観ている映画のひとつです。歴史が苦手だった私でも、アメリカ史の流れと社会問題をフォレストの成長とともに学ぶことできました。その後、大学生になってアメリカに何度もボランティアに行くのですが、話をするうえでこの映画を観ておいて本当に良かったと思ったと思いました。
こよなく愛している音楽『ロードムービー』『Roots Before Branches』『The Dying of the Light』
■『ロードムービー/ Mr. Children』
なにげない毎日に彩りをたしてくれるMr. Childrenの音楽は、カフェとの共通点もあって昔から大好き。「幸せ」や「平和」を人任せにせずに、「自分から一歩踏みだそう」と思わせてくれる歌詞に共感します。ロードムービーは日常の中でいだく、キラキラした感情とソワソワする気持ちの両方を、柔らかく優しい世界観で表現しているところがステキで、最近毎日聴いています。
■『Roots Before Branches / Glee』
「カナダの出版社で働きたい」という目標をもってでかけたワーキングホリデー。現地にツテがなかったので、最初はその夢が叶えられるのか不安でした。この曲は、現地のテレビで放送されていたドラマ「glee」で、主人公のレイチェルが夢を叶えるためにニューヨークに行くシーンで使われていたもの。様々な歌を取り入れながらストーリーが進むgleeを見るたびに「無理って思っちゃだめだ!」と何度も勇気をもらいました。この曲は、目標を叶えるために何をすべきか、自分自身を見つめ直すきっかけをくれたターニングポイントになった曲。その後、カナダの出版社で半年間働き、紙面で記事も制作できたので、今でも聞くたびに初心にかえらせてくれる大切な曲です。
■『The Dying of the Light / Noel Gallagher’s High Flying Birds』
私はまさにオアシス世代。気合いを入れる時も癒されたい時も、だいたいオアシス……オアシス好きがきっかけで、UKロックをいまでも一番よく聴いています。これは、お兄ちゃんのノエルが作った曲。やや暗い歌詞ですが(笑)、無理しないメローな感じと歌声が心地よくて、帰り道はヘビロテしています。
こよなく愛しているスニーカー『STAN SMITH / ADIDAS』
これまでに何足も履いているスタンスミス。これはエナメル素材なので、撮影などガシガシ歩かなきゃいけない日はもちろん、雨の日でも汚れを気にしなくてOK。また、他のシリーズだとカラーで目立つ足首近くのスタンスミスマークも、素材にエンボス加工されているだけという、さりげなさも気に入っています。