ダナー『トレイル2650 GTX』の物語【ダナー担当者がトレッキングシューズを語る】
シューズの数だけ物語がある。また、そのシューズを履く人のこだわりが加わると、さらに物語は奥行きあるものになります。
普段から多くのシューズに触れているABCマートの担当者に、お気に入りのシューズについて聞くと、思いがけないエピソードがこぼれてきました。珠玉のシューズ、今回は『ダナー(Danner)』のトレイル2650 GTX<TRAIL2650 GTX>です。
今回は、株式会社エービーシー・マートの福岡正和さんが、アウトドアブーツの定番ブランドとして愛されてきたダナーの2020年、新作のトレッキングシューズについて語ってくれました。
株式会社エービーシー・マート
福岡正和さん
アメリカの自然遊歩道からインスパイアされたシューズ『トレイル2650 GTX』
――『トレイル2650 GTX』は、どんなスニーカーですか?
世界で初めてGORE-TEXファブリックスを搭載した靴を作ったことで知られるダナーの2020年の新作になります。
名前の由来は、アメリカ西海岸にある自然遊歩道“パシフィック・クレスト・トレイル(Pacific Crest Trail)”。そこを歩く人々からインスパイアされて生まれたのが、この『トレイル2650 GTX』です。メキシコ国境からカナダ国境を縦断する全長2,650マイル(4,000km以上)にも及ぶ長い距離を、安全かつ快適に歩くために開発されました。
トレイルトレイナーというコンセプトのもと、Vibramと共同で開発したVibram 460ソールを使用。ゴム素材の配合にもこだわり、Vibramメガグリップを使用することで、濡れた路面でも滑りにくいつくりになっています。もちろん、ダナーの代名詞的なGORE-TEXファブリックス搭載のモデルです。
安定性を保ち、履き心地を向上させる“ヒールカウンター”
――お気に入りのポイントはありますか?
見た目にも特徴的な踵部の大きなパーツがこのシューズの注目ポイントです。これはヒールカウンターと呼ばれ、一般的に硬くて曲がらない素材をヒールパーツ内部に配しているんです。
この部分が、シューズ内部の安定を保ち、ケガなどのリスクを軽減する役目を果たします。柔らかく、軽い素材を使用することで安定性を保ちつつ、履き心地を向上しています。
時の流れの中で生まれた新たなダナーのシューズ
――『トレイル2650 GTX』のオススメコメントをお願いします。
従来のダナーの商品とは大きく異なりますが、商品にかける思いは、アイコンモデルであるダナー ライト<Danner Light>のそれと変わりません。時の流れの中で生まれた新たなダナー、トレイル2650 GTXを是非お試しください!