スペリー『モックサイダー』シリーズの物語【スペリー担当者がシューズを語る】
シューズの数だけ物語がある。また、そのシューズを履く人のこだわりが加わると、さらに物語は奥行きあるものになります。
普段から多くのシューズに触れているABCマートの担当者に、お気に入りのシューズについて聞くと、思いがけないエピソードがこぼれてきました。珠玉のシューズ、今回は『スペリー(SPERRY)』のモックサイダー<MOC-SIDER>シリーズです。
今回は、株式会社エービーシー・マートの三重野雄介さんが、1935年に世界初のデッキシューズを生み出したスペリーの、リラックスカジュアルをコンセプトとした秋冬シーズンにぴったりのシューズについて語ってくれました。
株式会社エービーシー・マート
三重野雄介さん
異なるアッパー素材とライニング素材をあしらった、3種類から成るコレクション
――『モックサイダー』は、どんなシューズですか?
2021秋冬シーズンより新たにデビューする新シリーズ、モックサイダー<MOC-SIDER>は、リラックスカジュアルをコンセプトとするこれまでのスペリーにはなかった全く新しいモデルです。
モックサイダーは、それぞれ異なるアッパー素材とライニング素材をあしらった3種類から構成されるコレクション。その最大の特徴は、素材が異なる3種類のシリーズとしてのバリエーションです。
まず1つ目が、アッパーにナイロンを使用した『モックサイダー テキスタイル<MOC-SIDER TEXTILE>』。ライニングには、マイクロフリースを使用することで保温性に優れつつ、ごわつきを抑えて快適な足当たりを実現しました。また、クッション性に優れたインソールとアウトソールには、EVAを採用したブラウンラバーで履き心地やグリップ力にも優れます。
2つ目は、撥水加工が施されたスエードをアッパーに採用した『モックサイダー スエード<MOC-SIDER SUEDE>』。ライニングにはマイクロフリースを使用することで、保温性に優れた仕様となっております。
最後の3つ目が、シリーズの中でプレミアムラインとして置づけられている『モックサイダー ウィンター<MOC-SIDER WINTER>』。アッパーには撥水加工を施したヌバック素材を採用し、ライニングには天然のムートンライニングを施すことで、寒い冬の時期も靴の内部を暖かく保つことが出来ます。
気軽に履けるデザインとバリエーションの豊富さ
――譲れないお気に入りのポイント、オススメしたいところを教えてください。
デザインがシンプルなので、気兼ねなく履けることが一番のポイントですね。しかも、スリップオンタイプなので脱ぎ履きがものすごく楽で、面倒くさがりの僕なんかには非常に助かります。
ナイロンタイプに関して言うと、カラバリが豊富なので様々な服装の色味に応じて合わせることが可能です。値段も手頃なので、何色か揃えちゃうのも大いにアリですね!
スエードとウィンターは撥水加工が施されているので、突然の雨や雪も安心ですし、何より保温効果が高く、寒い日なんかには重宝できそうですよね。3種類コンプリートしちゃっても良いですし、ヘビーローテーション間違いなしのおすすめのシリーズです!
秋冬シーズンにおけるスペリーの新たなるアイコンとして期待
――『モックサイダー』シリーズとのストーリーを教えてください。
正直スペリーと言えば、国内においては夏のイメージが強く、秋冬シーズンはどうしても存在感が薄くなってしまうのが現状でした。しかし今回、このモックサイダーという新しいシリーズの登場が、現状打破に対して一石を投じてくれるシリーズになることに大いに期待したいですね。
そのポテンシャルは十分にあると思いますし、これをきっかけに、もっと若い世代にもスペリーを知って頂く良い機会とも感じております。夏場のデッキシューズのように、秋冬シーズンのスペリーと言えばモックサイダーという風に認知され、スペリーの新たなアイコンとして定着していく明るい未来を信じて精いっぱい広めていきたいと思います。