【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】懐かしい定番・ナイキ『コートレガシー』
例えば、1990年代ごろの、その昔。僕たち私たちを魅了してやまなかった、あのブランドのあのモデルのスニーカー。カッコよくって光輝いていて、手に入れるために必死に頑張ったっけ。
……と、エモな思い出が蘇ってくる世代も、当時はまだ幼かった若者世代も。
あの頃のスニーカーには、どこか特別な意味がある。だから今もなお愛され、リバイバルするのだろう。
本特集では、そんなスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にインタビュー。愛してやまない“あのモデル”について、たっぷりと話を聞きました。
あの頃の定番スニーカー・ナイキ『コートレガシー』の魅力
今回話を聞いたのは、『ナイキ(NIKE)』コートレガシー<COURT LEGACY>を愛用している@dj_fattaさん。
――購入した理由やキッカケは?
お金のなかった学生時代、コンバースのオールスターは足に合わなかったため、ナイキのコートレガシのローカットのブラックとグレーをよく履いていていました。本当はハイカットを履きたかったのですが、当時近隣のお店では販売されておらず……。20年越しでハイカットを見たときに、懐かしいと思い、購入しました。
――お気に入りのポイントは?
「ザ・ナイキ感」がないところ。
――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?
ロング丈のパンツに合わせて、あえてスウッシュが目立たないようにしています。
――kicksラバーになったキッカケは?
中学3年生の時に、近所のスポーツ用品店で売っていたエアマックス95イエローグラデを買ったことです。15000円で買ったスニーカーが1年後には社会問題になり、高校の入学式に履いていった際も上級生から「いいの履いてるね」と、可愛がってもらえるきっかけになりました。スニーカーがコミュニケーションの共通言語になると感じたときから、スニーカーが好きになりました。
――あなたにとってスニーカーとは?
1日のモチベーションをあげるツールの1つ。
――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください
あの人が履いているスニーカー、なんだろう? の答えがなかなか見つからなかった。それが深堀りにつながって、狙っていたスニーカーに似ているスニーカーを発見したり、別のカラーウェイを発見したり、欲しいスニーカーがどんどん広がっていきました。当時はお金がなく先輩のおさがりをゲットしたり、バイトをしてゲットするからと取り置きをお願いしたり、スニーカーをゲットするまでの過程がストリートにあったと思います。エアジョーダン1とかエアマックス95以外は市場相場などもわからなかったし、みんな同じスニーカーという画はなかったと思います。ファッションに関しても、あいつはアレ好きだよね、お前っぽいな、というコミュニケーションが今よりもあった。これからも市場相場だけでなく、ファッションもスニーカーも、ダイバーシティ化していけばいいなぁ、と思います。
あの頃の定番スニーカー・ナイキ『コートレガシー』とは
テニスカルチャーの歴史を称え、クラシックなシューズをアップデート。スウッシュロゴや後部のプレートでレトロさは残しつつ、さらに履き心地を追求。耐久性に優れた素材、パッド入りの履き口、フォームミッドソールで、軽くて反発力に優れたクッショニングを実現しました。スポーツにもタウンにも愛用できるモデルです。