ファッションとしてのランニングシューズ、普段履きするには
「ランニングシューズは私服に合わない」「ランニングシューズはアスリートが履くもの」という考えはもう古い! 最近はランニングシューズとして高い機能性を持ちながら、デザイン性も追及され、バリエーション豊かな商品が増えています。
そこで今回は、現在販売されている商品の中から、タウンユースとしても使えるランニングシューズをピックアップして紹介します。機能性とデザイン性を兼ね備えたランニングシューズを1度履くと、やみつきになること間違いなしです!
ランニングシューズを普段履きにするメリットは?
スニーカーや革靴はオシャレなデザインが多いですが、長時間の使用による靴擦れや蒸れが気になるもの。一方で、ランニングシューズは長時間のランニングに耐えられる構造になっているため、機能性はバッチリ。そこでまずは、ランニングシューズを履くメリットをまとめてみましたのでご覧ください。
①長時間の着用でも足が痛くなりにくい
もちろん自分の足に合っていることが前提ですが、日常で履く分には足が痛くなることはほとんどありません。伸縮性、クッション性に優れているため、足にかかる衝撃を吸収してくれます。最近では、シティラン向けのランニングシューズも販売されていて、そういったランニングシューズがクッション性に優れているのでぜひチェックしてみてください。
②長時間の着用でも蒸れにくい
一目見ればわかりますが、ランニングシューズはメッシュ素材が使用されており、通気性に優れているモデルが多いです。汗をかいても靴内の熱気を外へ逃がし、蒸れを最小限に留めてくれます。
③とにかく軽い!
歩きやすさを追求するなら、重量は軽いに越したことはありません。もちろんクッション性を下げてまで軽量化したシューズはオススメできませんが、最低限のクッション性と適度な軽さ、それを持ち合わせているのがランニングシューズの特徴です。スニーカーなどに比べ、快適に歩くことが可能です。
④日常のちょっとした運動に便利
トレーニングとしての運動ではなく、例えば用事に遅れそうで急いでいる時、電車に乗り遅れそうで階段を駆け上がる時、そんな時にランニングシューズを履いていれば、軽快に走ることができます。その他にも旅先でランニングがしたくなった時、日常履きで使用することによって、もう1足持っていく必要が無くなります。
ここまで、ランニングシューズを普段履きすることのメリットをお伝えしてきましたが、機能性に優れていることは理解していただいたと思います。では、どんなオシャレなランニングシューズが流通しているのか。ブランド別に普段履きしたいおすすめランニングシューズを紹介していきます。
ナイキの普段履きしたいランニングシューズ
『ナイキ(nike)』といえば言わずと知れた人気スポーツメーカー。ランニングシューズでは、最近話題の“厚底シューズ”の流れの発端となったメーカーです。あらゆるスポーツのアイテムを展開していますが、スタイリッシュなデザインが多くの人を魅了するナイキ。タウンユースのスニーカーを愛用しているという方も多いと思います。それでは、ナイキのおすすめモデルを紹介していきます。
エアマックス<AIRMAX>
ナイキの代表的なシリーズといえばエアマックス。シリーズの名前の由来ともなっている技術が、シューズのミッドソールに配置された“エアソールユニット”。空気が内包され、空気圧を用いたナイキ独自の技術です。足が地面に接地した時の衝撃を吸収。快適な履き心地を感じられます。
スタイリッシュなデザインはタウンユースで使っても、コーデをオシャレに彩ってくれること間違いなしです。
リアクト<REACT>
ナイキが新たに開発したランニングシューズのテクノロジー、リアクト。柔らかくクッション性に優れる一方、反発性も高いミッドソール(靴底)です。軽くて、びよーんと弾むような走り心地が特徴のリアクト。ランニングシューズとしても注目のシリーズですが、タウンユースにも使えるカッコよさが“ナイキらしさ”とも言えるかもしれません。
アディダスの普段履きしたいランニングシューズ
こちらもオシャレなランニングシューズを取り揃えている人気ブランドの『アディダス(adidas)』。街でもアディダスのランニングシューズで走っているランナーを多く見かけます。シティランやタウンユースにもってこいのデザイン、機能性を持ったシューズが揃えられたアディダスのランニングシューズをご紹介しましょう。
ブースト<boost>
アディダスといったらブーストというほど人気のシリーズ。バネのような新感覚クッションの“BOOST™フォーム”が一歩一歩に大きな推進力をもたらします。
クライマクール<climacool>
アディダス独自の機能climacoolを搭載したシューズ。通気性抜群の素材を使用。また、靴底のソールがグリップ性と着地時のクッション性も両立します。どんなシーンでも快適にランニングを楽しめます。
ニューバランスの普段履きしたいランニングシューズ
『ニューバランス(NEW BALANCE)』いうと、スニーカーを思い浮かべる人が多いはず。1906年に矯正靴の製造メーカーとして生まれ、シューズを履いた人に“新しいバランス”をもたらすという想いがニューバランスという名前に繋がりました。
矯正靴の製造を通して培った足の解剖学的な知識、整形外科学や運動生理学への深いノウハウから、1960年代にランニングシューズの製造を開始しました。今では多くのランナーがニューバランスのランニングシューズを愛用しています。
990
高いクッション性と安定性を誇るミッドソールに、フィット感のある上質に仕上げられたアッパー素材が融合された990。バージョン5を表す“V”のヒール部プリントに加え、サポート性を高めるTPUパーツを装備するなど、こだわりが反映されたシャープなデザイン。
574
ニューバランスのアイコニックモデルである『574』。フィット性、クッション性、グリップ性をアップグレードした人気モデルです。スエード、メッシュアッパーを素材ごとに色分けしているところもオシャレなポイント。
996
1988年デビューの大人気モデル『996』。ニューバランスを代表するシューズですよね。C-CAP搭載の2層構造ミッドソールとPUインソールでクッション性を高めた“CM996”があなたのランニングを後押しします。
プーマの普段履きしたいランニングシューズ
こちらもスポーツブランドとしては高い人気を誇る『プーマ(PUMA)』。オシャレなウェアも販売されているので、シューズと一緒にコーデを楽しむというのもいいかもしれませんね。
セル<CELL>
オリジナルは1988年発売のモデル。ミッドソールに内蔵された六角形のパーツが衝撃吸収、安定性、耐久性をセルテクノロジーとして提供。スポーツシューズとしての機能をベースにプーマのアイコンモデルとして継続的に発表されています。
アシックスの普段履きしたいランニングシューズ
日本発のスポーツブランド『アシックス(asics)』。長年、日本人の足を研究してランニングシューズを作ってきてからこそ、アシックスのランニングシューズは足にフィットするという方も多いはず。マラソン大会でもアシックスのシューズを履いているという方は多いですよね。
ゲル カヤノ<GEL-KAYANO>
アシックスを代表するランニングシューズと言ってもいいゲルカヤノ。初心者からエリートランナーまで、多くのランナーが履いています。26年に渡ってアップデートを続けてきました。ゲルカヤノからは最新モデルだけではなく、GEL-KAYANO 5の復刻版が販売され、こちらが普段履きにはオススメのシューズです。
ゲル クウォンタム<GEL-QUANTUM>
足裏全体のクッション性を高めたランニングシューズ。ミッドソール全体に配置されたクッション材のゲル(GEL)が、ふかふかの走り心地をもたらします。普段履きにも使えるデザインがランニングをもっと楽しくしてくれます。
ゲル パルス<GEL-PULSE>
クッションカテゴリーのエントリーモデル。エントリーモデルながら、GELを含む基本機能をしっかりと搭載。かかと部に、衝撃緩衝性に優れたGELを搭載され、着地時の衝撃を和らげてくれます。1万円以内で購入できるお得感も嬉しいですよね。
リーボックの普段履きしたいランニングシューズ
初心者から上級者まで、様々なランナーに合わせたシューズがラインナップしている『リーボック(Reebok)』。ランニングだけでなく、他のアクティビティやトレーニングにもぴったりなランニングシューズです。
ポンプフューリー<PUMP FURY>
四半世紀(25周年)を迎えた、ブランドの最もアイコニックなモデルと言えるインスタポンプフューリー<INSTAPUMP FURY>。厚い靴底でクッション性が高いシューズです。
フューリーライト<FURYLITE>
インスタポンプフューリーのシルエットを踏襲したモデル、フューリーライト。スリッポンタイプなので着脱がすぐできるのも、助かります。ソールには軽量で耐久性に優れた3D ULTRALITE SOLE(3Dウルトラライトソール)を採用幅広いシーンで着用できる一足。
インターバル<INTVL>
1996年に登場したリーボックインターバルシューズの復刻モデル。最新バージョンでは、成型クロスチェックとサイドストライプをフィーチャーし、3D効果を演出。Hexalite hexagonalクッショニングが快適な履き心地を持続させます。
サッカニーの普段履きしたいランニングシューズ
1898年創業アメリカ最古のランニング専門ブランド、『サッカニー(SAUCONY)』。アメリカで誰もが知っているブランドです。多くのランナーの足をサポートしてきたサッカニーの定番シューズをご紹介します。
キンバラ<KINVARA>
厚いクッションが搭載されたキンバラ。日本独自のモデルも展開されているシューズです。
トライアンフ<TRIUMPH>
ミッドソールにはサッカニー独自のクッショニングテクノロジー“パワーランプラス”を搭載したトライアンフ。これまでのフィッティング構造“フォームフィット”を改良し全体的なフィッティングの向上に成功しています。
ガイド<GUIDE>
エントリーランナーにもお薦めの安定性を誇るスタビリティモデル。オーバープロネーション(内側への足の倒れ込み)防止機能があり、ビギナーにとっては嬉しいサポートです。最新モデルは、従来のGUIDEにFORM FIT搭載の新型ラストを採用しフィット感と安定性を向上させています。
ランニングシューズを街でも履きこなそう
ここまで普段履きにもぴったりなランニングシューズをブランド別に紹介してきました。欲しいランニングシューズは見つかりましたか? 街を歩いても、快適で疲れにくいランニングシューズ。オシャレなランニングシューズなら、ランニングの時にも気分が上がります。ぜひお気に入りのシューズを手に入れて、ランニングを楽しんでくださいね!