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プーマのスウェードが人気であり続ける理由
みなさん、こんにちは！流行を超えた“定番スニーカー”をご紹介するこのシリーズ、今回は『プーマ（PUMA）』を代表するシンプルイズベストな定番スニーカー、スウェード＜SUEDE＞です。さっそく不朽の人気を誇るこのスニーカーの魅力を見ていきましょう。
プーマの伝統的なデザインを継承スウェード クラシック +
スウェードは、1968年に登場した歴史あるスニーカー。来年には50周年を迎えることもあり、いかに同シューズが長く愛されていたかがわかります。まさに、プーマを代表するシューズ。
プーマのスウェードシューズが話題となったのは、1968年のメキシコ大会のこと。書籍『本音で語る、スタンダード。MONOQLOスニーカー』（晋遊舎）ではこのように振り返っています。
陸上競技の200mで金メダルと獲得したミー・スミスさんは、黒人への人種差別に対する講義活動を行ったことによって金メダルを剥奪されたが、その際、競技で履いていた黒いスウェードアッパーシューズを表彰台に置いたことがきっかけとなった。
その当時はシューズに名称はなかったが、1972年、NBAニューヨーク・ニックスのスタープレイヤーであるウォルト・フレイジャーの愛称を冠したシグネチャーモデル『クライド』が登場し、一躍注目の的となった。
7年後の1979年、フレイジャーとの契約終了と共にクライドという名称は無くなったが、スウェードシューズは『プーマ』という新たな名称で定着化していった
（『MONOQLO スニーカー』、晋遊舎、2016/3/25、2015/5/26 ISBN-10:4801802214、ISBN-13:978-4801802216）
かなり昔からあるシューズであることがわかります。
そんな同シューズですが、見た目は非常にシンプルなフォルム。プーマの代名詞とも言える、シューズ側面の流線デザイン（フォームストライプ）が施されており、大人の格好良さを引き立ててくれますよね。
シューズを触った感じは、スニーカー全体が通常よりも柔らかめで、足に馴染みやすそう。普段履きはもちろんのこと、ちょっとした運動にも耐えられそうな1足とも言えます。
例えば、予期せぬタイミングでアクティビティの予定が急に入ったとき、手元に運動靴が無くても、このスニーカーであれば対応できるのではないでしょうか。カラーバリエーションも豊富で、女性の方もクールに履きやすいデザインなのでオススメです。
スウェードは、どんなファッションにもマッチすると思いますが、あえてオシャレに攻めるのであれば、かっちり目のオフィスカジュアルに合わせてみてはいかがでしょう。男性であればジャケットスタイル、女性であればパンツスタイルなどですね。そうすると、スニーカーが上手く抜け感として機能して、ファッション全体をふんわりと緩めつつもまとめてくれるでしょう。
スウェードが世代を超えて人気な理由
さて、1968年に登場したスウェードですが、どうしてこれほど長く人気を得ているのでしょうか。その理由の1つに、様々なファッションブランドとのコラボレーションがあります。そのためにスニーカーがマンネリ化することなく、常に旬のデザインを楽しむことができるのです。様々なコラボレーションの中から、お気に入りのデザインを探せるのも嬉しいですよね
また、スウェードは懐かしいけれど新しい、という言葉がピッタリな雰囲気を持っているように感じます。全体的には、昔から作られてきたシンプルでローテクなスニーカーという印象なのですが、機能的なシューズが多くなったこの時代にスウェードを履くことが逆に新しく感じられるのです。飾り立てないオシャレ感を体現している数少ないスニーカーと言えるのではないでしょうか。
シンプルなものは長く愛され続けます。このスウェードが時代遅れになるようなことは考えにくいですね。軽い運動にも対応できるこのスニーカーを是非みなさんのコレクションに入れてみてください。スウェードと一緒にお出かけを楽しんでいきましょう！
