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シューキーパーの役割や使い方!大切な靴の形を守って防臭効果も

2016.12.28

「シューキーパーが革靴には大切」と良く耳にしますが、シューキーパーが実際どのようなものか理解していない、使い方が分からない、という方も少なくないでしょう。そのため今回は、シューキーパーの役割や使い方についてご紹介します。

シューキーパーの役割

シューキーパーの役割や使い方!大切な靴の形を守って防臭効果も

◆靴の型崩れを防ぐ

シューキーパーの大切な役割の1つが、靴の形状保持です。特に革靴は、靴の甲の部分に横じわが入ってしまったり、靴が曲がったりすることがあります。このような型崩れ対策としてシューキーパーは有効です。

またシューキーパーで革靴の形状を保持するためには、その機能を理解しておく必要があります。
シューキーパーは縦方向へのテンションが掛かるもの、靴の内側のサイズに合ったシューキーパーを選び、さらにつま先部分がサイドスプリットのものを選ぶことで靴の形状を維持することができます。

◆靴の中の湿度を調節して防菌・消臭効果も

革靴は熱がこもりやすく蒸れやすいという特徴があります。しかし革靴は過度な湿気や乾燥に弱く、足にかいた汗の影響により革が傷む可能性があります。そのためシューキーパーを使い、革靴の蒸れを防ぎながら適度な湿気を保つ必要があるのです。
靴の内部を適度に乾燥させることができれば雑菌の繁殖を防ぐことにもつながるため、シューキーパーは防臭や防菌にも効果を発揮するのです。

このとき、シダー(針葉樹)製の無垢仕上げ(ニス加工なし)の製品がおすすめです。シダーは抗菌作用を持つ他、ニス加工のないシューキーパーのほうが吸湿作用を期待できます。

シューキーパーにはプラスチック製と木製がありますが、木製のシューキーパーは、形状矯正はもちろん吸湿性・耐久性に優れ、形状保持以外の効果も期待できます。プラスチック製のシューキーパーと比較すると木製のシューキーパーは高価なものが多いですが、きちんと手入れをすれば靴もシューキーパーも長く愛用することができます。

シューキーパーの使い方

シューキーパーの役割や使い方!大切な靴の形を守って防臭効果も

◆入れっぱなしにしない

シューキーパーの使用は、長くても半日以内に収めるようにしましょう。バネの強いシューキーパーを長い間革靴の中に入れていると、革靴が伸びて型崩れを起こすことがあります。テンションが調節できるネジ式のシューキーパーであれば入れたままでもかまいませんが、革が伸びてしまわないよう細かく調節する必要があります。

◆靴を乾燥させてから使う

シューキーパーの雑菌と除菌、防臭効果を最大限に生かしたい場合、1日履いた靴にすぐシューキーパーを入れるのは控え、靴を一晩寝かせて内部の湿気をある程度取ってからシューキーパーを使うことをおすすめします。

シューキーパーがないときは新聞紙を活用する

シューキーパーがないときは新聞紙で代用が可能です。新聞紙なら靴の中に詰める紙の量を調節でき、靴内に隙間なく入れられるため靴のしわを伸ばすことができます。また新聞紙は湿気やにおい取りにも効果的で、特に革靴が雨にぬれたとき素早く革靴の湿気を吸収してくれます。

シューキーパーの手入れ

◆紙ヤスリを使う

シューキーパーの素材で多く使われるシダーの香り成分には抗菌作用がありますが、シューキーパーは使っていくうちに抗菌作用の効き目が薄れてきます。そのため香りが薄れてきたと感じたら、紙ヤスリで表面を削り、シダーの香りを復活させてあげましょう。また、シダー製以外のシューキーパーに抗菌作用のあるアロマスプレーを吹きかけても、シダー製のシューキーパーと同じ効果が得られるでしょう。

◆定期的に乾燥させる

シューキーパーは靴の湿気を吸収し、木の内部に水分を蓄積しています。靴内部に湿気がたまった状態では機能が落ちてしまうため、シューキーパーは定期的に干して水分を抜きましょう。素材によっては天日に当てすぎると割れてしまう恐れもあるため、必ず日陰干しで乾かすことをおすすめします。

今回は、シューキーパーの役割や選び方、使い方についてご紹介しました。
革靴に合うシューキーパーを選び、正しい使い方を実践すれば革靴は長持ちします。また靴の嫌なにおいやカビなどのトラブルも防ぐことができます。大切な革靴を良い状態でキープするためにも、ぜひシューキーパーを活用し革靴のメンテナンスをしましょう。

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