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靴の手入れがおしゃれ度を上げる。ドレスシューズのお手入れ方法

2016.12.05

ドレスシューズのお手入れと聞くと、なんだか難しそう、時間が掛かりそう、そんなイメージがありませんか。実は、日々のお手入れ方法は意外なほど簡単。毎日のちょっとしたひと手間で、ドレスシューズをぐっとおしゃれに、長持ちさせることができます。
今回は、ドレスシューズの素材として多く用いられる革靴のお手入れ方法についてご紹介します。

毎日のお手入れはサッとでOK!

靴の手入れがおしゃれ度を上げる。ドレスシューズのお手入れ方法

靴にとって一番の敵は「汚れ」と「水分」です。ドレスシューズの毎日のお手入れは、水分と汚れに着目して行いましょう。

汚れ対策

1日中歩き回って靴に付いたホコリや砂は、ブラッシングをするだけでも落とすことができます。ブラシを持っていない場合は、固く絞った布で拭いてあげるだけでもOK。

また、新しい革靴を下ろす前には必ずクリームを塗っておきましょう。クリームを塗ることで、靴の全体に膜が張られて傷や汚れが付きにくく、またお手入れの際に汚れが落ちやすくなります。

水分対策

1日の汚れを落としたら、風通しの良いところに置いてしっかり乾燥させましょう。最低1日、できれば2日は休ませてあげるのがベストです。
足も汗をかくため、その汗を靴が吸ってしまうことによって寿命が縮まります。また、汗はにおいの原因にもなるため普段から注意しておいてください。普段からローテーションができるように、ビジネス用のドレスシューズは最低2足、できれば3足あることが望ましいでしょう。

型崩れ対策

型崩れ防止のためには、シューツリー(シューキーパー)を用意しておくと便利です。靴を磨く前に入れておくとシワを伸ばすことができるため、お手入れが楽になります。また、保管しておくときにシューツリーをセットしておくと型崩れも防ぐことができ、木がにおいを吸ってくれるため一石二鳥です。

月1のスペシャルケア

毎日のお手入れは簡単に済ませ、月に1回は特別なメンテナンスを行って細部の汚れを取り除き、革の栄養補給やツヤ出しを行いましょう。

1.汚れを落とす

汚れをキレイに落とせるようにシューツリーを入れ、靴紐をほどいてブラシをかけます。ブラッシングの際には汚れやホコリが効率良く落とせる柔らかい馬毛ブラシを使うと良いでしょう。目の細かい部分やコバ、ステッチのあたりも入念に掃除してください。

2.クリーナー

続いて、ウエスを使ってクリーナーを塗っていきましょう。専用のクリーナーを使うことでひどい汚れや古いクリーム、ワックスなどを落とします。仕上げにウエスのキレイな部分を使って汚れを拭き取りましょう。

3.クリーム

靴がまっさらな状態になれば、次はクリームを塗り込みます。お風呂上がりに化粧水や乳液で肌のお手入れをするように、靴をたくさん履いた後はシュークリームで革表面にうるおいを与え、汚れやひび割れを防ぎましょう。クリームを馴染ませるのにブラッシングする場合は、汚れ落としのときとは違う豚毛ブラシを使います。こちらは毛が固くコシがあるのが特徴です。

4.ツヤ出し

最後に、キメの細かい布で丹念に磨いてツヤを出しましょう。ミットタイプなら手にはめて使用でき扱いやすいです。この後、ワックスを塗ることでさらにピカピカになるため、さらにツヤを出したい場合に試してみてください。

おわりに

革で作られたドレスシューズのお手入れは、慣れていないと少し面倒に感じるかもしれません。しかし、革靴はきちんとした汚れや水分の対策をして、お手入れをすれば何年も履き続けることのできる、人生のパートナーとも呼べる存在です。革靴には長く履けば履くほど足に馴染んでいくという魅力もあり、何よりも「良いものを長く使い続ける」という姿勢はシンプルにおしゃれで、かっこ良く見えます。
愛情を持ってお気に入りの靴と長く付き合っていく、そんなシューライフを送ってみませんか?

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