ヴァンズ ブーツスニーカー✕秋冬アウター種類別・メンズファッション着こなし術!スタイリスト井田正明の私物スタイリング
だんだんと寒くなり、今年も秋冬シーズンが到来。もちろん、アウターを羽織る機会も増えてくるはず。今回は各メディアで活躍する人気スタイリスト・井田正明さんが、ヴァンズ(VANS)のワーカービー<WORKER BEE>と、ブルゾンやコートなどのアウターを組み合わせたコーディネートを着用シーン別に提案。井田さんならではの視点が生み出す、ワンポイントアイディアを効かせたスタイリングをぜひ参考にしてみて。
井田正明
スタイリスト。1986年埼玉生まれ。川村都スタイリストスクールを卒業後、2006年にスタイリスト五十嵐孝智さんのアシスタントに。’11年に独立後、『メンズノンノ』、『フイナム』『GQ』『Hot-Dog PRESS』などなど、メンズの媒体を中心に活躍。カジュアルからストリート、モード、ベーシックに至るまで、幅広いブランドに詳しく、人や服の個性を引き出すようなスタイリングを得意とする。
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アクティブシーンはアウトドアスタイルにトレンドをプラス
マウンテンパーカー:モンキータイム×カリマー
ロンT:ユナイテッドアスレ
パンツ:ヴィンテージのリーバイス501
「このベージュカラーのモデルを取り入れる場合、都会的な場所やストリートシーンでも履けますが、あえてシーンを選ぶなら、遠出や旅行のようなアクティブなシーン。なので、合わせるアウターはこのカリマー(Karrimor)×モンキータイム(monkey time)のマウンテンパーカーのような、アウトドアアイテムだけどトレンド感のある物がマッチすると思います。パンツについては、アクティブシーンだからといって機能的なものやアウトドアブランドを履くのではなく、色落ちしたジーンズでカジュアルさをプラスするのがポイント」
「ワンポイントアイテムとして、ラフなバッグやサコッシュ、バックパックなどを取り入れるとさらにアウトドア要素が増えるので◎。ワーカービーは履き心地が良く、ほどよいボリュームなのでコーディネートに合わせやすいと思います」
ストリートミックスが叶える都市型スタイル
ジャケット:ソーイ
開襟シャツ:トーン
Tシャツ:ヘインズ
パンツ:ウミット・ベナン
「どんなスタイルにも似合うブラックのシューズ✕オーバーサイズのブルゾンにタック入りのスラックスを合わせて、ストリートミックスコーデにしてみました。最近、海外のスケーターはこのタイプのスラックスを履くのが流行っているそうです。そこにアクセントとして開襟シャツをインすることで、トレンド感をプラスしました」
「追加でキャップやニットキャップなどを取り入れると、よりストリート感が出ると思います。ブラックカラーのシューズはストリート、モード、アウトドアとあらゆるシーンに対応できるアイテムだと思うので、色々なスタイルを楽しみたいですね」
クリーンなスタイリングなら革靴の代わりにも
コート:マルニ
ニット:ジョンスメドレー
パンツ:ヨウジヤマモト
「ブラウンレッドは上品なイメージがあるので、ウールのコートにタートルネックニットを合わせたクリーンかつ都会的なスタイルが似合うと思い、このスタイリングにしました。フォーマルすぎる革靴を合わせるのではなく、あえてスニーカーをチョイスして抜け感を出したいですね。スニーカーのもつカジュアルさとボリューム感がコーディネートを引き立てます」
「スウェード素材のサコッシュやアーバンな雰囲気のバックパックに合わせるとモードさが加えられ、よりクリーンな印象に。シューズの程よいボリューム感は、どんなスタイルにもマッチしそうですね。中のクッションも丁度良く歩きやすくて、仕事でも使いやすそうです」
カラバリも豊富、さまざまなスタイリングで活躍するモデル
ビジュアルはもちろんのこと、機能性にも優れているヴァンズのワーカービー。シューズの内部には防水性と透湿性の高い防水素材のウォーターテックを採用し、本格的なアウトドアから雨が降る街中まで、幅広く活用できるのもその魅力のひとつ。ボリューム感はしっかりと、けれど軽量化も図っているため見た目よりも軽く、重ね着で重たくなりがちな冬のスタイリングに一役買ってくれること間違いなし。ぜひ、今年の秋冬シーズンに取り揃えてみて。