【関連記事はこちら】
漫画『弱虫ペダル』作者もハマった!! 新しい自転車スポーツ『シクロクロス』を早めに要チェック!!
0
5月から続々とレース開始 ！ 海から山のてっぺんをめざす新スポーツ『シートゥーサミット』
スポーツをする目的は、人それぞれ。健康増進のため、リフレッシュするため、なかには世界的な選手になるため、という人もいるでしょう。そんななか、自然の大切さについて考えることを目的とした、一風変わったスポーツイベントがじわじわ人気を呼んでいます！
海から山のてっぺんを自力でめざす！ その名も『シートゥーサミット』
シートゥーサミットとは、カヤック、自転車、ハイク（登山）を行う、海から里、そして山頂へと自力で進む環境スポーツです。
タイムを計測しているので順位は出ますが、あくまでも本イベントの目的は、アウトドアスポーツを通して自然の循環を体感し、自然の大切さについて考えること。海と陸で3つのアクティビティーを行うところはトライアスロンを連想しますが、大会趣旨は大きく異なっています。
どんなルール？ 参加スタイルは？
ルールは、シンプル。時間内に指定のコースを、カヤック、自転車、ハイクの順で進むだけ。混雑による危険を回避するため、チームごとに時間差でスタートします。
エントリーは、シングルでもチームでもOK。1人の場合は、3種目すべてを1人で行うため、体力と精神力が必要ですが、ゴールしたときの達成感はひとしおです。
チームの場合は、それぞれが得意分野を担当してバトンタッチするもよし、最初から最後までみんなで一緒に並走するのもよし。家族や友人、会社の仲間たちとチームを組めば、よりいっそう絆が深まるでしょう。1チーム5人までエントリーできます。
「めちゃくちゃキツ～い！」から、ファミリー向けまで
2009年に鳥取県でスタートし、今年で10年目。2018年は、北は北海道から南は岡山県まで、過去最大の全国12エリアでの開催が決まりました。
時期は、5～11月。各エリア、その地域に特化したオリジナルのコースが組まれているので、総距離や難易度はさまざま。「めちゃくちゃキツ～イ！」という体力泣かせのエリアもあれば、「子どもと一緒に参加できる」お手軽エリアまで、実にバリエーション豊富。これもシートゥーサミットの大きな特長です。
基本的に、必要とされる道具は参加者の持ち込みになりますが、中にはレンタルできる開催地も。「参加してみたいけど、カヤックを持っていない」、「持っているけど、運ぶのが大変」という人は、レンタルサービスのある開催地を選ぶのがオススメです。
海があり、里があり、山があり、それらの生態系が循環しているからこそ、わたしたちが恵みを受けて豊かに暮らしていけるということ。シートゥーサミットは、自然の大切さについて考えて学べる、言わば“大きな学校”のような場所です。
年々エントリー数も増え、昨年は全エリアで1,690人が参加。「何か新しいことをはじめたい」、「今のスポーツがマンネリ化している」、そんな人はシートゥーサミットの門を叩いてみてはいかがでしょう？ きっと新しい発見があなたを待っているはず！
INFO / 取材協力：『SEA TO SUMMIT 2018』
http://www.seatosummit.jp/
写真提供：モンベル、茂田羽生
