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“青学アンカー”から“ニューバランス営業”へ。安藤悠哉さんが語る『箱根駅伝とニューバランス』

2018.06.27

お正月の風物詩・箱根駅伝。同レースで4連覇を果たし、不動の強さを見せるのが青山学院大学です。その最強時代の2015年・2017年のアンカーを務め、見事トップでゴールテープを切った安藤悠哉さん。大学卒業後は株式会社ニューバランスジャパンに入社、現在も変わらない姿がありました。

今回はそんな安藤さんに、箱根駅伝で大役を担った際のお話や現在のお仕事について、様々な角度からお話をうかがってきました。

“青学アンカー”から“ニューバランス営業”へ。安藤悠哉さんが語る『箱根駅伝とニューバランス』

安藤悠哉 あんどう・ゆうや
愛知県豊橋市出身。豊川工業高校卒業。青山学院大学教育人間科学部卒業。現在は株式会社ニューバランスジャパン勤務に所属。

苦しさを喜びに上書きしてくれるのが、箱根駅伝

――箱根駅伝で2度アンカーの大役を務めましたが、今、ふり返ってどのような思い出になっていますか?

「今年(2018年)の箱根駅伝を見ていて、自分はこの舞台を走ったのだなと実感しました。選手一人一人ががむしゃらに走っている姿や、キラキラとした笑顔が印象的でした。

箱根を思い出すと、実は良い思い出ばかりではありません。苦しいトレーニングやコンディション調整、メンバー選考……、そのほとんどが苦しい思い出。ですが、その苦しさをすべて喜びに上書きしてくれるのが、箱根駅伝なのです。そういう意味では、その偉大さを感じています」

“青学アンカー”から“ニューバランス営業”へ。安藤悠哉さんが語る『箱根駅伝とニューバランス』

━━アンカーとして走るときに気にかけていることはどのようなことですか?

「私の場合は、2位との差が2回とも5分以上離れていました。そんな時に考えるのは、『絶対失敗しないこと』。そして、その一方で、自分がよっぽどヘマをこかない限り優勝は間違いないので、『しっかり楽しむこと』。また、アンカーを『安藤に任せて良かった』と思われるような走りを心がけました」

――アンカーとしてゴールテープを切る時、どのような景色が見えるのでしょうか。

「箱根駅伝のゴールは、最後の角を曲がって約500m直線を走っていくのですが、徐々に仲間が待っているのが見えてきます。

そこに飛び込むというのは……、もうこれ以上ない喜びの瞬間です。待つ仲間には、心持ちは様々。箱根の舞台に立てた選手ばかりではありません。そんな中、メンバーに入れなくても笑顔で迎えてくれる同級生たちの顔を確認すると、こみ上げるものがありました」

ランニングシューズは、履いては走って試すの繰り返し

━━今振り返ると、青山学院大学とはどのようなチームでしたか?

「どこよりも厳しく、どこよりも練習する、そして夢のあるチームだと思います」

━━ランニングシューズを選ぶときは、どのようなこだわりがありましたか?

「自分の走りのタイプを分析して、より力が出せるシューズを選んでいました。多くのスター選手は、バネを使いストライドが広く、のびのびと走る選手が多いのですが、自分の場合は、足を置いていく、リズムで走るタイプでしたので、反発性のあるソールが薄いシューズを選んでいました。

ですが、最初から自分に合ったシューズを見つけられたわけではありませんでした。様々なシューズを履いては走って試すの繰り返し。中には足に合わず、故障に繫がってしまったものもあります。

そんななか、大学2年の時にスポーツシューズの職人・三村仁さんと出会い変わりました。三村さんは、自分の足を見ただけで、どのようなタイプのシューズがいいのかを見抜かれました(笑)。

三村さんにお世話になって以降、タイムが順調に伸び、最終的にはその年の箱根駅伝で出走することができました。やっぱりシューズ選びは大切なんですね」

“青学アンカー”から“ニューバランス営業”へ。安藤悠哉さんが語る『箱根駅伝とニューバランス』

ニューバランスのランニングシューズの魅力は?

━━現在のお仕事について詳しく教えてください。

「スポーツ量販店の営業をさせていただいております。今はランニング以外のカテゴリーを担当しています(笑)。これまでランニングがメインだったので、他の競技に触れることで、大変勉強になっていますね。充実しています。

陸上のチームオーダーシステムが『ニューバランス(NEW BALANCE)』で始まりました。それに伴い、チーム獲得の仕事もさせていただいています。たくさんの学校にかっこいいユニフォームを着てもらえるように、そして、それが伝統となって長く続くようにと、一生懸命に営業しています」

━━なぜ、現在の仕事を選んだのでしょうか。

「純粋にどうにかランニングに関わる仕事がしたい。そう思えたからです。そして縁に恵まれました」

━━最後に、安藤さんが考えるニューバランスのランニングシューズの魅力を教えてください。

「胸を張って言えるのは、フィット感。会社としてもそこを重視して作っています。長時間にわたって同じ動きをするランニングですから、足へのストレスはゼロに近い方が良いですよね。この強みはどこにも負けていないと自負しています。そして、弊社では、今後も、フィット感・反発性・クッショニングとさらに良いものを提供できるように改良をすすめていきますので、ぜひ、その進化を楽しみにしていただきたいです」

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