2018年注目のナイキ ブレーザー、最新レディースイベントをレポート!カスタマイズ体験やコーデ提案も
1972年にバスケットシューズとしてデビューし、スポーツの枠を超えてストリートスタイルのマストアイテムとして愛されるブレーザー<BLAZER>。『ナイキ(NIKE)』のクラシックシューズの象徴であるブレーザーが近年、ヨーロッパを中心に改めて女性からの人気が高いことから、今年は日本でもフォーカスを当て、今回『NIKE BLAZER“STYLED BY YOU”SESSION』と銘打ったイベントが5月23日に表参道polygonで開催されました。そこでDOORではACE Shoes廣川さんをナビゲーターに同イベントを取材。ブレーザーの魅力や、参加型コンテンツ満載のイベントをレポートします。
あらゆるスタイルにマッチするブレーザーの魅力をスタイリングで表現
メインフロアに降りる前に、まず壁面に注目すると、70年代から00年代までをイメージしたブレーザーのマニフェスト的なビジュアルが目に飛び込んできます。バスケットシューズとして登場した70年代のファンキーなムードから、スケボーを始めとする90年代のイメージなど、ブレーザーが強くて自由な女性に愛用されてきたことをアピールしています。
会場のフロアに降りると、センターに今年、ナイキジャパンが日本の女性に向けてレコメンドするベージュ(レザー)とピンク(スウェード)の2足がアーティスティックに展示されています。メンズライクなベージュのレザーですが、ホワイトソールが軽快で、取り入れやすい印象。ピンクもペールピンクで素材がスウェードなので、可愛いだけでなく清潔感も。普段のコーディネートが新鮮になりそうです。
加えて、日本の女性にも親近感の持てるプロによるスタイリングの提案が、ナイキのアパレル以外のウェアとのジャンル・ミックスで展開されているのも参考になります。
「スポーツミックスだけでなく、ストライプのロングシャツに白赤のブレーザーを合わせていたのは新鮮でした。古着が好きな人にもヒントになるコーディネートですね」(廣川さん、以下同)
次は8種類ある最新のブレーザーローから、好みの1品をチョイス。廣川さんは白地に黒のスウッシュがクールなスムースレザータイプを試着。
「基本的にモノトーン好きなので、白と黒ならオールマイティに合わせられるし、季節を考えなくても良いかなと思ってこれにしました。黒地に白はあるんですけど、意外に逆は少ないんですよね」
シンプルなクラシックスニーカーの良さにも注目です。
「割とタイトな作りなので、履いたときのシルエットがきれい。普段、パンプスなどが多い人もすんなり受け入れられるボリューム感だと思います。それにローカットは足首周りがきれいに見えるので、普段、スニーカーを履かない人も取り入れやすそう。履き心地もインナーのクッションが効いていてラクですね」
シンプルながらディテールが凝っているあたりはスニーカー好きももちろん自慢できるところ。
「レザーやスウェード、それにカラーによってディテールが違うところも凝ってますよね。例えば昔ながらの縦ナイキのロゴとか、履き口の色味がちょっとビンテージっぽかったり、それぞれ本体の色や素材に合ったデザインで可愛いと思います」
カスタマイズで自分だけの1足を作り、プロの撮影でビジュアライズ
参加型のコンテンツが毎回充実しているナイキのイベント。今回は選んだブレーザーをカスタマイズするコーナーがメイン。「自分らしさ」というテーマとリンクした企画です。シフォンやビニールなど意外な素材やシルバーカラーのシューレースなどに変更・追加したり、貼り付けられるちびスウッシュ、デュブレ(エアフォース1でおなじみのメタルプレート)、“BLAZER”のロゴが入ったシューチャームで自分流の1足にカスタマイズ。
「普通のシューレースは自分で買って後から替えたりできますが、この3Dカラーのシューレースを加えてみるのもアリですね。ちびスウッシュが付けられるのも面白いです」
カスタマイズしたブレーザーはプロ・カメラマンによってかっこよく物撮りしてもらい、加えて人物撮影とその場で組み合わせて、グラビア風のショットが完成。これほどハイクオリティな画像に仕上げてもらうチャンスは貴重で、来場者のみなさんがひっきりなしにフォトブースで撮影をしているのも印象的でした。また、画像はその場でデバイスに転送してもらえるので、早速、SNSでシェアしている人も。
「フォトブースが本格的で、シューズ単体の写真もすごく良かったので、あの画像も欲しかったぐらいです(笑)」
ビニールバッグをカスタマイズできるハンドジェットプリントも
クリアビニールのバッグにハンドジェットペイントができるコーナーも、自分の好きなワードをプリントできるとあって大盛況。ドットで構成されたようなフォントがユニークで、来場者の皆さんは自分の名前などをプリントしていました。
「カタカナで“ナイキ”にしてみたんですが、面白いですよね。こんなビニールバッグを持っていたら、見た人は『あれどこでもらったんだろう?』ってすごく気になると思います。このビニールバッグにプリントする企画は他のイベントでもあるときっと盛り上がるんじゃないでしょうか」
女性向けのシューズのイベントだけに、ドリンクもクランベリー、レモネード、ペリエとメニューもツボを押さえているのはさすが。来場者もシンプルから、カラフルでエッジーなファッションの人まで自分らしいコーディネートを楽しんでいる人が多い印象。ファッション・センスは様々でも、その幅の広さに応えられるのもクラシックなブレーザーの良さだと実感できました。
「イベントに参加してみて、今年のキービジュアルのピンクもそうですし、女性にも履いていただきやすいということが如実に現れていたと思います。女性の中にはナイキはメンズ感やスポーティな印象がある人もいるかもしれませんが、ブレーザーは取り入れ易いことがイベント全体から感じられました」
クラシックスニーカーの人気が続く中、シンプルなデザインでありつつ、どんなファッションともマッチする素材感とカラーリングを厳選している印象のブレーザー。今回のイベントで具体的なコーディネートのヒントを発見できたり、ほんのちょっとカスタマイズすることで自分だけの1足にできる楽しさがリアルに体感できました。もちろん、履き心地という最も大事な機能が満たされているので、久々にスニーカーでオシャレを楽しみたい人、スニーカーのヘビーユーザーでオシャレに見せながら仕事や遊びに駆け回りたい(!?)人のどちらも自分らしい1足が見つかるはず!