リーボック担当者の偏愛スニーカー『INTERVAL』『CLUB C 85』『ZIG KINETICA』
“餅は餅屋”という言葉があるように、餅屋のついた餅がいちばんうまい。つまり、その道のプロがやっぱり1番というシーンは、世の中にたくさんあります。じゃあ、『リーボック(Reebok)』のスニーカーの話は誰に聞こう……。ということで、今回はリーボックマーケティング事業本部の渡部有希さん、若山源二郎さんにこの冬ぴったりのお気に入りスニーカーを語ってもらいました。リーボックに詳しいプロが気になっているラインナップは?
リーボックの偏愛スニーカーその1:INTERVAL (渡部有希)
1996年にアメリカで開催された国際的スポーツの祭典で、当時契約していた選手が移動の合間などに履いていたシューズのデザインが特徴的だということで話題になりました。それがインターバル<INTERVAL>の始まりです。注目が集まったことにより、同年ランニングシューズとしてリーボックから一般の方向けに発売をされたシューズこそがINTERVAL。2020年は当時のシルエットをそのままに、国際色豊かなカラーデザインでバリエーションを展開します。
また、当時のランニングシューズとしての機能である、通気性(アッパーのメッシュ)、夜間での視認性(つま先とヒール部分のリフレクティブ素材)も当時のまま。そして、リーボックのロゴは刺繍で入っているところも当時のこだわりを再現しています。
私はシューズのサイズが23.5cmなのですが、「シルエットがおもしろい、”ころん”ってしてる、かわいい」と、ほとんどの会う人から言われます。実際にシューズを玄関でぬいだあとにシューズがぽてっとしていて、そのたたずまいに愛着がわく一足です。
リーボックの偏愛スニーカーその2:CLUB C 85(渡部有希)
リーボック クラシックと言えばインスタポンプフューリー<INSTAPUMP FURY>と言う方が多いと思いますが、クラブ C<CLUB C>も、1980年代後半にリーボックの人気を支えてきた一足。1970年代にテニスがブームとなり、その人気は1980年になっても衰えませんでした。そこでリーボックは、選手のためのコートシューズを開発し、アメリカのテニスシューズやアパレルでシェアを伸ばしていったのです。
そして1985年、そのテニスシューズをストリートでも履けるようにと登場したのがクラブ チャンピオン<CLUB CHAMPION>であり、それが現在のCLUB Cにつながっていきます。
今年はそのCLUB Cの35周年。1985年のシルエットとカラーリングで、35周年のチャンピオンカップのマークをあしらい、記念モデルがどんどん登場。コラボレーションも企画されており、ストリート系からキャラクターものまで幅広く展開していきます。
私はホワイトスニーカーは合わせやすくてもともと好きなのですが、このコート系のCLUB Cは本当に合わせやすいです。上品な印象もあるので、スーツスタイルからカジュアル・ストリート系にも合うのでTPO関係なくおしゃれに見える、1足もっていれば安心というシューズです。
リーボックの偏愛スニーカーその3:ZIG KINETICA(若山源二朗)
2009年ランニングシューズとして登場。アウトソールのジグザグ形状が高い推進力を生みだすことから、“ドーピングシューズ”(=反則)と呼ばれ、あるマラソン大会では着用禁止となったほど、リーボック独自の斬新なテクノロジーを誇るシューズです。
10年の時を経て、ジグキネティカ<ZIG KINETICA>が2月に新しくロンチします。最大の特徴はリーボック自慢の高反発フォーム[フロートライドフューエル]を使用し、ミッドソールのジグザグが13度に開くことから前に進む推進力を得る事ができます。自分自身もランニングから普段履きまでZIGを愛用しています。
街履きではシルエットの大きいシューズがパンツに合わせやすく、走るときは高い反発力を感じられシームレスでご使用できる1足。“クッション” “反発”から生み出される新感覚を体感してもらいたいですね。