コルクサンダルの黒ずみを解決!専門家に聞くお手入れ方法
『ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)』や『ホーキンス(HAWKINS)』に代表される、コルクサンダル。スッと足が入り、脱ぎ履きがとにかく楽ちん。そしてなんといっても、足の形に吸い付くようなフィット感が最高! ということで、毎日のように素足で履いてしまいがち。気がつくと、黒っぽい汚れが……ということ、ありませんか?
もうこの黒い汚れは落ちないの? と思いきや、そんなことはありません。今回は、靴磨き・靴のお手入れ用品全般を製造・販売している(株)ジュエルに、コルクサンダルのお手入れについて聞きました。
コルクサンダルのケア STEP 1:水いらず、これ1本だけ!専用クリーナーが便利
今回使用するのは、写真中央のシャンプースティック<SHAMPOO STICK>。ヘッドにはブラシ付きスポンジアプリケーターがついたクリーナーで、水を使わずとも、汚れにダイレクトに擦り付けて簡単に汚れを落とせるアイテムです。これ1本で、コルクサンダルの落ちにくい皮脂汚れもすっきり!
全体的に気になる黒ずみをこちらのクリーナーで落としたら、気になる汚れを写真左のブラシと写真右の消しゴムタイプのクリーナーで落としていきましょう。
スポンジを押し込むと中の洗剤が出てきます。最初は強めに押してください。出すぎてしまうこともあるので、出る量を調整するべく、タオルなどで試し出しをするといいでしょう。
ベルトを外して開いた状態にし、くるくると回しながらスポンジで汚れをこすり取っていきます。泡がすぐに染み込んでいってしまうので、全体ではなく部分ごとに行ってください。これが、このケアのポイントです。
コルクサンダルのケア STEP 2:たたくように泡を拭き取る
コルクが泡を吸ってしまわないうちに、なるべく早めに拭き取ります。タオルを使って、トントントンとたたくようにするといいでしょう。一気に全体を泡だらけにすると染み込みやすいので、部分ごとに少しずつ。
以前紹介したクツセッケンがどちらかというと水性の汚れに強いのに比べ、こちらのクリーナーは皮脂などの汚れを落としやすくなっています。水も使わず、これ1本あればケアできてしまうのも、とても便利!
コルクサンダルのケア STEP 3:直射日光の当たらない場所で陰干しをする
乾くまで少し時間がかかります。丸一日くらいは、乾燥させましょう。この場合注意したいのが、直射日光に当たるとフットベットの表面が固くなってしまうことがあるので、陰干しをすることです。
皮脂汚れが真っ黒くなってしまった場合は、幾度かこのステップを繰り返していくことで、どんどん黒ずみが薄くなってきます。
夏が終わってサンダルをしまうタイミングでケアを行っておいて、翌年に気持ちよく履きたいものですね。
しまう際にはベルトは外したままにしておくと良いでしょう。ずっとベルトをしたままだと、写真のようにひび割れてくる場合もあります。
コルクサンダルのケア 番外編:目立つポイント汚れは消しゴムタイプのクリーナーでこすり落とす
コルクサンダルの汚れ落しとして、消しゴムタイプのクリーナーも活用できます。明らかに汚れが目立つ部分に関しては、先述のシャンプースティックと併せて活用を。
汚れが酷い部分をクリーナーでこすっていきます。汚れているところにピンポイントで使うことができるのが、消しゴムタイプの利点です。
特にコルクサンダルのような素材だと消しカスが残りやすいので、ブラシで消しカスを落とすと、そのあと気持ちよく履けます。
消しゴムを使うと少し毛羽立ち感は残ってしまいますが、汚れはすっきりキレイに落ちました!
シャンプースティックで全体をケアしつつ、どうしても落ちない汚れにはピンポイントで消しゴムクリーナーを使ってみてください。脱いだときに足跡のような黒ずみが気になる……そんなコルクサンダルには、もうサヨナラ。いつも清潔な状態で履くことができます。