「秒で暗記!漢字ドリル」が話題! オジンオズボーン・篠宮暁の秋冬パパ&子どものファミリーリンクコーデ術&インタビュー
SNSでもよく見かける親子リンクコーデ! 子どもが小さい頃は同じ服をサイズ違いで買って、おそろいのファッションでお出かけするのを楽しんでいるファミリーも多いでしょう。ただ……その時の悩みのタネはパパ。特にファッションにあまり興味がないパパだと、普段の格好のテイストと違ったり、そもそも何を合わせたらいいかわからなかったりする人も多いかも。そこで今回は、パパ目線での親子リンクコーデをご提案。今回登場してもらうのは、2児のパパであり、「秒で暗記!漢字ドリル」も話題のお笑い芸人、オジンオズボーンの篠宮暁さん。今回は息子さんと男同士のファッション&スニーカーもリンクさせたコーデでスナップ!
カジュアルorきれいめのファッションとスニーカーで親子リンクコーデ
「デザインが一緒のものを探したんですが、子ども服はサイズが小さくなっちゃって。まず息子のMA-1がメインのコーデを完成させて、僕は『あなた、これに合うものを探してください』(妻)。完全に息子ありきのコーデで、パーカーもデザインは関係なく息子の赤に合わせて選びました」
「こういう服は遊びに行く時も含めて普段はほとんど着なくて、たまにちょっとかしこまった場所にいく時に着るイメージです。親バカ……だと思いますが、息子かなりカッコイイですね。これも息子が黄色のかわいいコートを持っていたので、それを嫁が選んでまず息子のコーデを先に決めました。自分は今回も息子に合わせていろいろ引っ張り出した感じです」
今回着用したシューズは、フランスを代表するシューズブランド『パトリック(PATRICK)』の定番モデル<マラソン(MARATHON)>。ベーシックなデザインとブランドを象徴するトリコカラーが幅広いコーデにマッチすると共に、機能面ではクッション性が抜群のソールによって、長時間歩いても疲れにくいスポーツスタイルのスニーカーです。そしてキッズモデルは、脱ぎ履きしやすいベルクロストラップ&ゴムひものシューレースが子どもにぴったり!
「今日はMA-1メインのカジュアルな感じと、コートを着た少しキレイめな感じの2パターンのコーデにしたのですが、今回のシューズはフォーマルほどかっちりしてないので、どちらにも合うデザインだなと思いました。あと履き心地もすごく良かったです。パトリックはレディースでかわいいのを見かけたことがあったんですが、メンズでこんなカッコいいシューズがあったんですね。子どもの方はマジックテープが付いていて履きやすいのもいい。これまでシューズをおそろいで履くことはなかったので、初めての経験で楽しかったです」
篠宮さんに聞く親子のファッション観! ポイントは「“大枠”で同じもの」
──篠宮さんご自身のファッションの好みやこだわりを教えてください。
元々はチェックとかストライプとか派手なファッションが好きだったんですが、妻に「そろそろ歳を考えなさい」と言われまして、そこからは年相応のファッションを心掛けるようになりました。あと流行りのものを着るのも楽しいですが、親子で合わせる時には定番も持っておかないと難しいので、今は欲しい服と買わなきゃいけない服を買ってる感じですね。
──お子さんは今5歳だそうですが、何歳ぐらいから親子リンクコーデを始めましたか?
3歳ぐらいの時から大人と同じデザインの子ども服を買い始めましたが、子どもの成長は早いので、すぐ着られなくなくなって。それに僕の方も、子どもと一緒だから買ったけど1人の時に着るのは……みたいなものも多くなってきた。なので今はまったく同じデザインではなく、今回のコーデのようにブランドとかカラーとか“大枠”で同じものを買うようになりました。
──5歳にもなるとファッションのこだわりは出てきていますか?
逆に3歳ぐらいの時の方がありました。僕らがカッコいいと思って買っても、嫌だって言って着ないことも。ただ今は親が買ってくる服を信用してくれるようになりましたね。
──最近のファッション・コーデのポイントがあれば教えてください。
明るい色を好んで着ますし、パーカーとかは保育園で禁止なので、休みの日に着ることが多いですね。僕は黒が好きなのでひとりの時は全身真っ黒みたいな時もありますが、子どもと出掛ける時は明るい色をコーデの中に入れるようにしています。
大人気の「秒で暗記!漢字ドリル」と、家族で大切にしていること
──篠宮さんは「秒で暗記!漢字ドリル」が話題ですが、始めたきっかけを教えてください。
M-1グランプリに出られなくなった時に何か特技を見つけようと思って。最初はうちの相方がマネージャーさんに「MCとかやりたいなら日本語をしっかり勉強しなきゃね」って言われて漢字の勉強を始めたんです。僕はその期間にギャグを作っていたんですが、相方が漢字検定3級を受けた時に落ちて、相方に内緒で受けた僕が合格した。そこから漢字の勉強を始めましたね。そこから漢字検定2級の勉強をしている時に“鬱”っていう漢字が出てきて、よく見てみたら簡単な漢字の集まりだと思って、分解したものをリズムに合わせて声に出すやり方を考えたんです。それをSNSに上げたら予想外にバズった感じですね。
──バズったあとは本も発売。周りの人たちからの反響は大きかったですか?
そうですね。書道家の武田双雲さんが僕の言い方で“鬱”を書いている動画を上げてくれたり、あとは真似している子どものお母さんからTwitterでメッセージをもらったりもしました。「小学2年の息子が鬱を書けるようになりました」といった好意的なものから、「うちの息子がノートいっぱいに鬱の漢字を書いています。どうしてくれるんですか」というクレームのようなものまで。ただ息子は興味がないようで、むしろ同級生に「ドリルやったよー!」とか言われます。
──家族で過ごす時間で気を付けていることや大切にしていることはありますか?
どちらかというと嫁が叱る方をやってくれるんですが、その時の親父の立ち位置みたいなものは気を付けてます。当たり前ですけど一緒になって怒らないようにしたり、逆に嫁が言ってないところを伝えてフォローしたり、怒られすぎたら褒めたりとかですね。
──お子さんに将来「どうなってほしい」みたいなのはありますか?
個人的にはお笑い芸人にはなってほしくないぐらいで、それ以外だったら何でもいいです。ミュージシャンやろうがサラリーマンやろうが、本人の好きなようにやればいい。ただ芸人だけは……とは言いつつ、したいといったらうれしいような複雑な感じですね。まあしたいことをやったらって感じです。あとは息子が反抗期の時にシバかれないことを目標にします。
篠宮さんの言う「大枠で同じもの」をリンクさせる親子コーデなら、ファッションに疎いパパでもぐっとハードルは下がるはず! また、まったく同じデザインではない服なら周囲の目を気にせず、さりげなくリンクコーデができるので恥ずかしがりのパパにもオススメ。ぜひ今回のリンクコーデを参考に、ファッション&スニーカーもおそろいにして親子で出掛けましょう!
interview&text by ラスカル
photo by 高見知香