スーツに合うスニーカーの選び方は? ビジネスにおすすめのスニーカーとコーデ例
クールビズやウォームビズをはじめ、ビジネスファッションはどんどん自由度が増しています。それに伴い、ビジネススタイルにスニーカーを合わせるスタイルもすっかり浸透してきました。とはいえ、革靴を長年履いてきた人や新入社員にとっては、スーツにスニーカーを合わせるスタイルはハードルが高いと感じる人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ビジネススタイルに合うスニーカーと、ビジネスシーンにおすすめのスニーカーコーディネート例をご紹介します。
ビジネスシーンに使えるスニーカーの選び方
まずは、スタンダードなジャケット+パンツスタイルに合わせても浮かないシューズを選ぶのが大切。具体的には、以下の4点を意識して選びましょう。
(1)【色】スーツに合わせるスニーカーは黒、茶、ネイビー、白が安心
色は革靴にもあるような黒やブラウンなら挑戦しやすいです。少しカジュアル感が出ますが、ネイビー、白のスニーカーもおすすめ。清潔感がありさわやかな印象にまとまります。カラフルなスニーカーはカジュアル感が出過ぎてしまう可能性があるので、避けるのがベター。
柄は無地がベスト。ブランドロゴなどのワンポイント程度あれば大丈夫なことが多いですが、あまりカラフルなものは避けたほうが安心。ステッチや装飾がある場合は、ベースカラーと同系色の落ち着いた色合いのものがおすすめです。
(2)【ボリューム感】細身ですっきりしたシルエットのローカットが◎
革靴のようにスリムなシルエットのスニーカーがおすすめ。履き口はくるぶしが隠れない高さのローカットで、機能もクッション性程度のシンプルなローテクスニーカーが合わせやすいです。ハイカットのスニーカーや、分厚いクッション材を使用するなど機能がたくさん盛り込まれたハイテクスニーカーは靴の存在感が大きくなりがちなので避けましょう。
(3)【素材】天然皮革や合成皮革なら上品にまとまる
素材も革靴に倣ってレザーがおすすめ。天然皮革でもスエードなど合皮でも問題ないので、お好みで選んでOK。汚れがつきにくいものやお手入れのしやすさを求めるなら合皮が手軽です。メッシュやキャンバス素材はスポーティでカジュアルな印象になるのでビジネススタイルには不向きです。
(4)【お手入れ】スニーカーは手入れをしておく
ビジネスシーンでは、相手に不快感を与えない“清潔さ”が重要です。スニーカーは定期的に洗ったり汚れを落としたりとメンテナンスしましょう。なかなか汚れが取れないスニーカーや、ソールがすり減っているものは印象を悪くすることも。メンテナンスで修復できない状態になったら、早めに買い換えるのが吉です。
ビジネスにおすすめのスニーカー
ビジネススタイルに馴染みやすいスニーカーをご紹介します。何を買おうか迷ったら、この中から選べば間違いなし! お手持ちの服のテイストや、好みの色、形などを考慮してセレクトしてみてください!
アディダス スタンスミス
ブラックのアッパーにブラウンのソールを合わせた、シーンを選ばずに履ける心強い一足。細身でスタイリッシュなシルエットなので、ジャケットスタイルもばっちり決まります。飽きのこないスタンダードモデルの『アディダス(adidas)』スタンスミス<STAN SMITH>は履き心地もデザイン性も文句なし!
コンバース オールスター クップ スエード フラットスリップOX
定番スニーカーよりもひとクセ加わったものが欲しい人には、『コンバース(CONVERSE)』オールスタークップ<ALL STAR COUPE>のアレンジモデルがおすすめ。アッパーに毛足の短いスエードを使用し、オールブラックでまとめたスニーカーなので、ビジネスシーンでもなじみやすいデザイン。スリッポンタイプなので、脱ぎ履きしやすいのもうれしい一足です。
ホーキンス 4E 防水 防滑
イギリスのシューズブランド『ホーキンス(HAWKINS)』からご紹介するのは、一見革靴のようなデザインのウォーキング向けシューズ。天然皮革を使用していますが、防水メンブレンを使用しているので突然の雨の日でも安心。ミッドソールにはクッション性を考えた発泡素材を採用し、歩きやすさもばっちり! 革靴に慣れている人やスーツスタイルでも履きやすいスニーカーです。
ヴァンズ スパーブ
白スニーカーに挑戦するなら、こちらの『ヴァンズ(VANS)』のスニーカーをぜひ。オールホワイトで合わせやすく、天然皮革なのでスニーカースタイルでも上品にまとまります。比較的リーズナブルで手に取りやすいのもヴァンズの良いところ。汚れたら買い替えやすいという点も魅力です。
ビジネスシーンに使えるスニーカーコーディネート
スニーカーは動きやすさや疲れにくさはもちろんですが、コーディネートをいっそう素敵に見せるアイテムにもなります。ビジネスシーンでおしゃれにスニーカーを活用している方のコーディネートを見てみましょう。
黒スニーカーを使ったコーディネート
黒スニーカーはジャケットをはじめ、ビジネススタイルに合わせやすいアイテム。革靴感覚でプラスでき、洗練された雰囲気になります。
ブラウンとブラックの配色のチェックジャケットにオールブラックのスエードスニーカーをコーディネート。全身の色数を少なくすることで落ち着いたスタイルにまとまっています。ブラウンとブラックで合わせると、上品な印象に。
ベージュのスーツスタイルの足元にブラックスニーカーを合わせることで、メリハリのあるコーディネートになります。カジュアルになりがちなスリッポンもスエード素材なら高級感があり、スタイリッシュなスーツスタイルが決まります。
ボーダーカーディガンをアクセントにしたリラクシーなビジネススタイル。襟付きのシャツと、細身のシューズでまとめれば、ジャケットなしでもキチンと感のあるコーディネートに。
ブラックとグレーでまとめたシンプルコーデ。定番スタンスミスのオールブラックスニーカーがあれば、ジャケットスタイルもセンス良くカジュアルダウンできます。
白スニーカーを使ったコーディネート
1足持っておくとコーディネートの幅が広がる白スニーカー。あわせることで、爽やかで垢抜けた印象にまとまります。
ネイビーやダークグレーなど、落ち着いた色合いでまとめたキレイめのコーディネート。足元は白スニーカーでぬけ感を出せば、おしゃれ度がアップします。
ネイビーと白の2色でキチンと感をキープしつつ、リラックスしたコーディネートに。インナーとスニーカーの色をあわせれば品よくまとまります。
カジュアルスタイルを品よく見せるなら、チノパン×白スニーカーがおすすめ。コーチジャケットも大人っぽく決まります。
その他の色のスニーカーコーディネート
ちょっと変化を出したいときは、黒、白以外のスニーカーを取り入れてみても。ビジネスシーンで使いやすいカラースニーカーを使ったコーディネートを紹介します。
ブラウンで統一した、カジュアルなジャケットスタイル。インナーとスニーカーを明るめの茶色で合わせることで、軽やかで親近感のある雰囲気にまとめています。
ダークグレーのセットアップにくすみカラーを合わせた、都会的な雰囲気のコーディネート。グレーのスニーカーは濃いカラーのスーツにも明るめのスーツにも好相性。おしゃれにカジュアルダウンさせたいシーンで大活躍します。
スーツにスニーカーもアリな時代。動きやすいスニーカーを履いていれば、たくさん歩く日でも疲れにくく、仕事のパフォーマンスも持続するかも!? すべてのビジネスシーンでスニーカーがOKというわけではないので、職場のルールや使うシーンを考慮しつつ、ビジネススタイルにスニーカーを取り入れてみてはいかがでしょうか。