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【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】定番でいて常に新鮮・アディダス『スーパースター』

2022.03.11

例えば、1990年代ごろの、その昔。僕たち私たちを魅了してやまなかった、あのブランドのあのモデルのスニーカー。カッコよくって光輝いていて、手に入れるために必死に頑張ったっけ。

……と、エモな思い出が蘇ってくる世代も、当時はまだ幼かった若者世代も。

あの頃のスニーカーには、どこか特別な意味がある。だから今もなお愛され、リバイバルするのだろう。

本特集では、そんなスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にインタビュー。愛してやまない“あのモデル”について、たっぷりと話を聞きました。

あの頃の定番スニーカー・アディダス『スーパースター』の魅力

今回話を聞いたのは、『アディダス(adidas)スーパースター<SUPERSTAR>を愛用している@rihiti0さん。

――購入した理由やキッカケは?

アディダスのスタンスミスやキャンパスは持っていましたが、実はスーパースターは、学生時代も含めて一度も購入することはありませんでした。昔はあのシェルトゥが独特すぎてなんか苦手だったんですよね。ですが、大人になってからスーパスターを手に取ったときに「意外とアリかもしれない」と思い立ち、1足購入してみたのが始まり。

自分の手元にはない形のスニーカーだったので、1足試しに買ってみるだけのつもりでしたが、すっかりハマってしまいました。今ではモノトーンカラーばかりになりますが、手元に6足あるうえに、まだあと4足ぐらい欲しいモデルがあります。
【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】定番でいて常に新鮮・アディダス『スーパースター』

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――お気に入りのポイントは?

6足それぞれにお気に入りポイントがありますが、その中でも一番履くことが多い『ADIDAS ORIGINALS SUPERSTAR 80s』のお気に入りポイントについて。このモデルのお気に入りのポイントは、ズバリ「他のモデルよりもサイドのスリーストライプが太いところ」です。他のスーパースターよりもスリーストライプが2倍ほど太くなっています。また、シューレースもこのモデルの発売当時には珍しいファットシューレスが採用されていて、そこも好きなところです。

【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】定番でいて常に新鮮・アディダス『スーパースター』

――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?

スーパースターはシェルトゥのおかげで足元に適度なボリュームが出るので、ボトムを細身にすることも多いです。その際は、トップスやアウターにボリュームを出すようにしてYラインシルエットを意識するようにしています。秋冬はこういうスタイルが多いですね。一方で太いボトムを履くときは、Aラインシルエットになるようにトップスをコンパクトにするなどもします。また、トップスとボトムをルーズにして90年代にありそうなスタイルにすることも。それ以外で意識しているのは、スニーカーの色を帽子やカバン等の小物かアウターやインナーで拾うようにすることですね。例えばスニーカーに水色が使われていたとしたら、似たような色味のキャップとかカバンとかアクセサリーを組合わせて、足元にある水色を上半身にも使い統一感を出すとか。あとはスニーカーに使われている素材や柄を、アウターで揃えたりもします。

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――kicksラバーになったキッカケは?

スニーカーが好きになるキッカケは、高校生の頃に読んだ『GET ON!』というファッション誌のスニーカー特集で見た『adidas EQUIPMENT BADLANDER』というスニーカーですね。「こんなカッコイイスニーカーがあるのか!」と衝撃的で、何度もその特集を読み返したのを覚えています。当時は現在のようにオンラインショッピングなんて便利なものもなかったので、アディダスショップに電話をしていつ発売されるのかを聞いて、父親に頼み込んで買ってもらいました。あのときはメチャクチャ嬉しかったです。このスニーカーは今も実家に置いてあります。

――あなたにとってスニーカーとは?

パズル。コーディネートの印象を変化させる最後の1ピース。仮に365日毎日同じ服装だったとしても、足元が違うだけでコーディネート全体の印象は変わってくると僕は考えています。

特にスニーカーはさまざまな素材や形、カラーがあるので、より印象の変化は顕著だと思っています。コーディネートにあわせてその日履くスニーカーの組合せを考えるのが、パズルみたいで面白いですね。この最後の1ピースは形が決まっておらず、結果としては「うーん?」となることもあるけど、バッチリハマったときは気持ちいいですね。
【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】定番でいて常に新鮮・アディダス『スーパースター』

――90年代のファッションやスニーカーへの思いを教えてください

90年代のスニーカーブームは、僕がファッションにも興味を持つようになったキッカケでもあります。スニーカーを自分で選んで買うようになったのは90年代の後半なので、そのころは「ハイテクスニーカーブーム」の真っただ中で、ナイキのハイテクスニーカーばかり買ってもらっていました。今もオシャレな人は多いけど、90年代の方が独自性が強かったですね。インターネットやSNSが発達していなかったぶん、ファッション誌や地元の友達、よく行くショップのスタッフをファッションの参考とすることが多く、地域性も出ていたような気がします。

【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】定番でいて常に新鮮・アディダス『スーパースター』

あの頃の定番スニーカー・アディダス『スーパースター』とは


1969年にバスケットボールシューズとしてデビューした、アディダスのアイコン的な名作モデルの一つ。貝殻のような形状から、シェルトゥの名称でおなじみのラバーのトウキャップ、上質感漂うレザー素材のアッパー、サイドのスリーストライプスが特徴です。デビュー後はバスケットボール選手のみならず、スケーターやヒップホップアーティストなどストリートでもブームとなり、瞬く間に人気に火がつきました。

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