【街に馴染むあの頃の定番スニーカー】NBの新顔・ニューバランス『327』
例えば、1990年代ごろの、その昔。僕たち私たちを魅了してやまなかった、あのブランドのあのモデルのスニーカー。カッコよくって光輝いていて、手に入れるために必死に頑張ったっけ。
……と、エモな思い出が蘇ってくる世代も、当時はまだ幼かった若者世代も。
あの頃のスニーカーには、どこか特別な意味がある。だから今もなお愛され、リバイバルするのだろう。
本特集では、そんなスニーカーを愛用している、“kicksラバー”にインタビュー。愛してやまない“あのモデル”について、たっぷりと話を聞きました。
あの頃の定番スニーカー・ニューバランス『327』の魅力
今回話を聞いたのは、『ニューバランス(NEW BALANCE)』327を愛用している@wachilog.shoesさん。
――購入した理由やキッカケは?
ニューバランス自体を好きになったのは、実は2022年に入ってから。最初に買ったニューバランスのスニーカーは、CM996でした。街を歩いているとニューバランスを履いている人によく出くわすので、それまでなんとなく敬遠してたんです。が、実際にCM996を履いてみると、軽くてクッション性もあって……。多くの人に人気の理由も納得の履きやすさ! そこから、CM996以外のニューバランスのスニーカーを見ているうちにたどり着いたのが、MS327でした。
Nのロゴが大きく配置されたレトロ調なデザイン、土踏まずの部分がくびれている独特な外観がかなり新鮮でした。個人的な感想ですが、「誰もが履いているニューバランスでも、こんな尖ったデザインのスニーカーを出すんや……」という印象で、気付けばポチっていました。
――お気に入りのポイントは?
お気に入りのポイントは、2点あります。1点目は、レトロな外観とエッジの効いたデザイン。購入後、到着して実物を見ると、シルエットがなんとも特徴的。第一印象は「ロケットみたい」でした。とくに、土踏まずに向かって内側にアーチを描く特徴的なシルエットは、写真を見た以上のインパクトがありました。Nのロゴマークが大きくレトロな外観も、お気に入りです。
そして2点目は、履くとわかる機能的なデザイン性。特徴的なデザイン・シルエットとは裏腹に、履き心地はよくて疲れづらいのが非常にいいです。足先とかかとのアウトソールの面積が大きい分、地面との接地面積も広がって足の負担が少ないんですよね。デザインは尖っているんですが、とてもよく考えられているスニーカーだと思います。
――履く際のコーディネートやスタイリングでこだわっていることは?
特徴的なデザインなので、シンプルな服装のときや足元にワンポイント欲しいときに履いています。
――kicksラバーになったキッカケは?
スニーカーを好きになったのは、実はここ1、2年です。20~30代は、ファッションに無頓着で生きてきました。kicksラバーになったキッカケになったスニーカーは、『メレル(MERRELL)』のジャングルモック<Jungle Moc>というモデル。そこから徐々にスニーカーを好きになり、今に至ります。ジャングルモックは立ったまま履けてとても機能的、かつシンプルで無骨なデザインが気に入りました。
私は個人ブログ『わちろぐ』も運営しており、そのジャングルモックをブログで紹介するうちに、色々なブランドのスニーカーやサンダルにも興味を持ち始めて、徐々にスニーカーにハマっていきました。ブログでは、327についてもレビューしています!
――あなたにとってスニーカーとは?
靴やスニーカーがないと外に出かけられないし、アウトドアや旅行の際も裸足でいくわけにもいきませんよね。スニーカーは、いろんなところに連れて行ってくれるお供のような存在です。
あの頃の定番スニーカー・ニューバランス『327』とは
1970年代のニューバランスを代表するランニングシューズ「320」「355」「Super Comp」3つのモデルからインスパイアされ、2020年に誕生したニューモデル。それぞれのモデルの象徴的なデザインやディテールを取り入れてレトロな雰囲気は残しつつも、今ままでになかった現代的でフレッシュなデザインに。とくに目を引くのは、爪先やかかと部分の巻き上がったソールとオーバーサイズのNロゴの存在感。新しいニューバランスの魅力を気付かせてくれる一足となっています。