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アシックス『ゲル ピーティージー(GEL-PTG)』の物語【アシックス担当者がスニーカーを語る】

2022.07.22

スニーカーの数だけ物語がある。また、そのスニーカーを履く人のこだわりが加わると、さらに物語は奥行きあるものになります。

普段から多くのスニーカーに触れている各メーカーの担当者に、お気に入りのスニーカーを聞くと、思いがけないエピソードがこぼれてきました。珠玉のスニーカー、今回は『アシックス(ASICS)』のゲル ピーティージー<GEL-PTG>です。

アシックスジャパン株式会社、スポーツスタイルカテゴリー部の倉田梨加さんが、1983年に登場したバスケットボールシューズをベースにデザインされ、更なるバージョンアップを遂げた人気スニーカーについて語ってくれました。

アシックス『ゲル ピーティージー(GEL-PTG)』の物語【アシックス担当者がスニーカーを語る】

アシックスジャパン株式会社 スポーツスタイルカテゴリー部
倉田 梨加さん

スラムダンクにも登場。デザインのディティールをアップデート

――『GEL-PTG』は、どんなスニーカーですか?

アシックス『ゲル ピーティージー(GEL-PTG)』の物語【アシックス担当者がスニーカーを語る】

GEL-PTGは、1983年に登場したバスケットボールシューズ、ファブレ ポイントゲッター S<FABRE POINT GETTER S>をベースにデザインされたライフスタイルシューズです。漫画の「スラムダンク」でも登場するなど、バスケットボールシューズとして当時から高い支持を得ていたモデルで、「部活していた頃に履いてた!」という方も多いのではないでしょうか?

ヒールウエッジにfuzeGELを使用してクッション性を高めており、その汎用性の高いデザインが現代でも人気の理由だと思います。実は、6月にデザインのディティールをアップデートしてリローンチしており、シューレースの幅を少し太くすることでより柔らかい印象に。

シュータンには「MADE FOR LIFESTYLE BY ASICS」と印字し、当時の「MADE IN JAPAN BY ASICS」を想起させます。中敷きをクッション性のあるものにすることでより高いフィット感を追求するなど、ディティールを見直しています。

アシックス『ゲル ピーティージー(GEL-PTG)』の物語【アシックス担当者がスニーカーを語る】

デザイン性が高く、今も昔も受け入れられるシューズ

――譲れないお気に入りのポイントは?

アシックス『ゲル ピーティージー(GEL-PTG)』の物語【アシックス担当者がスニーカーを語る】

お気に入りのポイントは1つには絞れなくて、そこが最大の魅力だと思います。シンプルなデザインだからこそ、履く人によってこのシューズを主役にもできますし、陰の立役者にもなる万能性を備えています。「GEL-PTG」シリーズは、豊富なカラーバリエーションや従来のレザーではなく、キャンバス生地を使用した異素材モデル(マテリアルアップデート)も多く展開しているので、誰の好みにもマッチする1足を見つけることができるはずです。

SNSを見ると、国境は関係なく本当にさまざまな履きこなしを参考にできますね。近年流行しているY2Kファッションにはこのレトロ感がマッチしていますし、アメカジ、モード、敢えて当時のボロボロのバッシュをスニーカーとして履いている人もいました。私の知り合いにも、旅行先のリサイクルショップで売られていた当時のFABRE POINT GETTER Sを見つけて、即買いしたと自慢していた人がいました。

デザインに手を加えなくても今も昔も受け入れられるシューズは、なかなかないのではないでしょうか?

パーティーでのセットアップスタイルにも合わせられる

――『GEL-PTG』とのストーリーを教えてください。

アシックス『ゲル ピーティージー(GEL-PTG)』の物語【アシックス担当者がスニーカーを語る】

数年前、カジュアルなウェディングパーティーに呼ばれた際、セットアップスタイルに足元は『GEL-PTG』で行ったことがあります。女性陣は比較的ドレッシーなワンピースにハイヒールのコーデが多かったので、友人から「キマってる!」と言ってもらえたことは今でも思い出です(笑)。

他にもたくさんスニーカーは持っていますが、日々のコーディネートを考える時も常に選択肢にあります。「見ればわかる!」ではなく「履けばキマる!」というような感じでこの万能性に助けられていますね。

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