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寿命を迎えたスニーカーを履き続けないで! 加水分解とは? 買い替え時はいつ?

2024.06.15

スニーカーを長く履いていると、雨や泥などの汚れが染み込んだり、靴底が擦り減ったり……。
「お気に入りだから捨て切れない」というあなたに。
知ってるようで知らないスニーカーの寿命について、劣化する原因の加水分解や、履き続けることによるリスクなどをまとめました。
少しでも長持ちさせたい場合のお手入れ方法も確認しておきましょう!

スニーカーの寿命は?

スニーカーの寿命は、一般的には約3年とされていますが、毎日同じものを履く場合は1年から2年ほどで寿命を迎えることも多いです。
一日のうち履いている時間や、歩く・走る距離、地面の状態や作業内容によっても変化するため、一概に数字で断定することは難しいでしょう。

見た目の寿命:傷や汚れなど

スニーカーを買い替えるタイミングとして、まずわかりやすいのが見た目の寿命です。
汚れが味になる場合もあり、どのくらい汚れたら買い替えるかは人それぞれですが、一般的にはスニーカー全体が汚れている洗っても汚れが落ちないといった状態になると、寿命を迎えたサインでしょう。

目立った傷ができたり、穴が空いたりしている場合も買い替え時です。

機能的な寿命:ソールの劣化や加水分解


寿命を迎えたスニーカーを履き続けないで! 加水分解とは? 買い替え時はいつ?

スニーカーを買い替える上で、機能的な寿命はもっとも注意すべきポイントです。
とくにスニーカーのソールは寿命に大きく関わるもので、機能は大きく3つに分けられます。

・インソール:滑り止めとしてのグリップ
・ミッドソール:足の負担を軽減するクッション
・アウトソール:歩きやすさを担保する反発性

歩いていて足が滑りやすい・疲れやすい・痛むなどの感覚を持ち始めたりしたら、ソールの劣化と考えるのがいいでしょう。

ソールの劣化の要因としては、スニーカーの使用頻度、履き方、歩き方など様々なものが挙げられるが、もうひとつ加水分解というものがあります。

加水分解とは、化合物が水分子と反応することで起こる分解反応のことを指します。スニーカーの場合、ポリウレタンなどを使用したソールが空気中にある水分と反応し、ボロボロと崩れてしまうといった反応です。

加水分解はスニーカーを履いていなくても起こるため、適切な対策が必要です。

劣化したスニーカーを履き続けないで

上述したような、機能的に劣化したスニーカーを履き続けると、次のようなことが起きるリスクがあります。
滑りやすくなったソールが原因で道で転んでしまったり、擦り減ったソールが足に負担をかけ、足を痛めてしまったり……。無理に履き続けるのではなく、違和感を持ち始めたタイミングで買い替えるようにしましょう。

スニーカーの捨て方

寿命を迎えたスニーカーの捨て方について、各パーツの素材が違うと分別に悩むこともあると思います。
基本的には燃えるゴミとして処分して問題ありませんが、金属やプラスチックのパーツが付いていたり、特殊な加工が施されたりしているものは、不燃ゴミとして扱う地域もあります。心配な場合は、居住地域の自治体のホームページをチェックするか、問い合わせるようにしてください。

長持ちさせたい場合のお手入れ方法・注意点

スニーカーの寿命を少しでも長持ちさせたい場合は、日頃からお手入れをすることに加え、使用方法・保管方法に注意しておきましょう。

もっとも大切なのは、靴箱にしまいっぱなしにせず履いてあげること。とくに日本は湿度が高いため、靴箱や購入時の紙製の箱に入れっぱなしにしていると、湿気が溜まって加水分解やカビが発生しやすくなってしまいます。

だからといっていつでも履き続けるのではなく、雨の日はなるべく履かないようにしたり、汚れた場合はお手入れをしたあと、風通しの良い場所に置き、乾燥剤を入れたりしておくのも効果的です。

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また、きちんと試着をして自分の足に合ったスニーカーを選ぶことは型崩れやダメージの防止にも繋がりますし、2〜3足をローテーションして履くことも靴を休ませることで劣化の防止になります。

お気に入りのスニーカーを最後まで気持ちよく履くためにも、見た目や機能的な寿命に注意して、正しいお手入れや使用方法を通じたスニーカーライフを送っていきましょう!

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