0

アシックス『ゲル ライト 3 OG』の物語【アシックス担当者がスニーカーを語る】

2020.11.27

スニーカーの数だけ物語がある。また、そのスニーカーを履く人のこだわりが加わると、さらに物語は奥行きあるものになります。

普段から多くのスニーカーに触れている各メーカーの担当者に、お気に入りのスニーカーを聞くと、思いがけないエピソードがこぼれてきました。珠玉のスニーカー、今回は『アシックス(asics)』のゲル ライト 3 OG<GEL-LYTE Ⅲ OG>です。

アシックスジャパン株式会社、マーケティング統括部PRチームの長沢勇志さんが、90年に発売した人気ランニングシューズをベースに今年復刻したスニーカーについて語ってくれました。

アシックス『ゲル ライト 3 OG』の物語【アシックス担当者がスニーカーを語る】

アシックスジャパン マーケティング統括部PRチーム
長沢勇志さん

クッション性を維持しつつ、デザインは進化

――『ゲル ライト 3 OG』はどんなスニーカーですか?

アシックス『ゲル ライト 3 OG』の物語【アシックス担当者がスニーカーを語る】

今回ご紹介するゲルライト3 OGは、“OG=オリジナル”という意味に込められているように、90年に発売したランニングシューズとしてのゲルライト3をベースに今年復刻したモデルです。

ゲルライト3は、ランニングシューズに使用される衝撃緩衝材“GEL”によるクッション性は維持しつつも、スタイリングの決め手となるデザイン進化をとげてきました。ベロ部と足首部を一体化させ、縦に大きく2分割する独自のスプリットタンが特徴。甲部分を包み込むようにフィットさせるため足入れ感が良く、履いている時もベロ部がズレにくい設計です。このスプリットタンの機能性の高さは、見た目以上に履いた時の感動が大きく、もし気になっている方がいれば、ぜひ試着していただきたいです。

当初は常識外れだった!? ゲルライト3は誕生30周年

――『ゲル ライト 3』の誕生秘話を教えてください。

アシックス『ゲル ライト 3 OG』の物語【アシックス担当者がスニーカーを語る】
今年復刻したゲルライト3 OG

2020年はアシックスでゲルライト3が誕生してから30周年を迎える年で、グローバルレベルでこのアニバーサリーを盛り上げています。SNSでも過去に発売したゲルライト3の中から、自分の好きな1足を投票するキャンペーンを展開したり、とても大きな反響をいただきました。

アシックス『ゲル ライト 3 OG』の物語【アシックス担当者がスニーカーを語る】

30年前デザイン案を提示した当初は、一般的なデザインプロセスと異なり構造的にも複雑だったことから、実現するのはチャレンジングであると周囲から言われ、生産技術者からも理解を得られず、現場が混乱することもありました。しかし、常識にとらわれず信念をもって取り組む、当時のデザイナーの姿勢は最終的に受け入れられ、ゲルライト3の特徴的なシルエットとなった“スプリットタン”構造が実現し、かつてない斬新な機能とデザインのシューズが誕生しました。

新色のパープルカラーでコーディネートに柔らかさを

――カラーのこだわりについて教えてください。

アシックス『ゲル ライト 3 OG』の物語【アシックス担当者がスニーカーを語る】

ゲル ライト 3 OGは、当時のラスト(靴型)を再現しているため、現代のスニーカーによくあるシュっとしたものよりも、ややコロッとしたフォルムになっています。そのため、今回の新色パープルカラーを取り入れたシューズの場合は、コーディネートに柔らかさが出せると思います。

つま先とかかとにはパープル、シュータンやシューレースなどの細かいポイントにはオレンジを採用しているので、黒めのファッションコーディネートになりがちなこの季節の足元にアクセントとして入れてみるのも良いと思います。

アシックスのアイテムをチェックする

ASICS

ゲルライト3 OG

商品をチェック

ASICS

ゲルライト3 OG

商品をチェック

ASICS

ゲルライト3 OG

商品をチェック

KEYWORDS
アイテム:
ブランド: