今年からカタチを変えた高校バスケ、12月23日開幕のウインターカップは「かっこいい大会」竹内譲次選手が語る
インターハイ、国体とともに、高校バスケットボール界の三大タイトルのひとつである“ウインターカップ”が今年も東京体育館を舞台に12月23日(土・祝)~29日(金)に開催されます。
ウインターカップで優勝経験があり、現在はBリーグのアルバルク東京で活躍する竹内譲次選手が、ウインターカップの思い出や、高校生へのエールをDOORのために寄せてくれました。まずは、ウインターカップとはどんな大会なのか、ご紹介していきましょう。
ウインターカップ2017とは?
ウインターカップといえば、40年以上開催されてきた大会ですが、今年からは夏季に行われていた“全国高等学校選手権大会”が冬のウインターカップに移行となり、高校バスケットボール界の最高峰の大会として開催されることになりました。高校野球で例えるなら、“甲子園”に匹敵する大会でしょう。
正式名称は『ウインターカップ2017 平成29年度 第70回全国高等学校バスケットボール選手権大会』。男女各50校が、聖地・東京体育館で高校日本一の座を目指します。
ウインターカップ2017注目の出場校は?
男子の第一シードは、昨年インターハイとウインターカップで優勝した福岡第一高校。2013年から3年連続の優勝を果たし、昨年はまさかの1回戦負けを喫した明成高校(宮城)もシード校として出場します。バスケットボール専門誌の表紙を飾り、小学生時代から絶対的エースとして知られている大倉颯太選手率いる北陸学院高校(石川)も注目でしょう。
女子は、昨年王者の桜花学園高校(愛知)や、バスケ強豪校の岐阜女子高校、昭和学院高校(千葉)はもちろん、創部からたった4年で全国大会の常連に仲間入りを果たした開志国際高校(新潟)も注目校のひとつに挙げられています。開志国際のキャプテン藤永真悠子選手は180cmの長身で、得点を量産するエースとして活躍が期待されています。
男女ともに、トーナメント表は公式HPにアップされています。
Bリーグ選手の多くが経験
高校最後の王座を争うウインターカップは、Bリーグや日本代表で活躍する選手たちの多くが経験してきた大会です。
日本人初のNBAプレーヤー・田臥勇太選手(栃木ブレックス)が、バスケ強豪校として名高い秋田県の能代工業高校時代に3年連続3冠(インターハイ、国体、ウインターカップ)を成し遂げたことはあまりに有名です。
今年のシードの一角、長崎西高校出身の田中大貴選手(アルバルク東京)は、3年連続でウインターカップに出場。同大会の常連、福井県の北陸高校OBには、五十嵐圭選手(新潟アルビレックスBB)や篠山竜青選手(川崎ブレイブサンダース)らがいます。
更に、京都の洛南高校は、日本代表のエース・比江島慎選手(シーホース三河)や、2メートル超えの双子の兄弟・竹内公輔選手(栃木ブレックス)と譲次選手(アルバルク東京)、学生時代からシューターとして活躍してきた辻直人選手(川崎ブレイブサンダース)らも輩出したバスケの超名門校として今年も出場します。
洛南高校時代に優勝を果たした竹内譲次選手もエール
双子の兄・公輔選手とともに、洛南高校時代にチームの優勝に貢献したアルバルク東京の竹内譲次選手が、ウインターカップについてコメントを寄せてくれました。
――出身校はウインターカップの常連でしたが、思い出深い出来事はありますか?
「高校最後のウインターカップで優勝したことです」
――ウインターカップとは、当時どんな存在でしたか?
「ナイキがスポンサーで、東京体育館での試合ということで、すごくかっこいい大会というイメージでした」
――ウインターカップ出場の経験が、現在に生かされているようなことはありますか?
「優勝した時は接戦続きだったので、試合に勝ちきるための忍耐力が培われたと思います」
――ウインターカップに出場する高校生や、出場できなかったけれどバスケを頑張っている選手たちにエールをお願いします!
「今回出場できた選手は、支えてくれている周りの方に感謝して、悔いのないように頑張ってください。出場できなかった選手は見る側になると思いますが、見て学び、今後の成長に繋げてください」
高校生たちの熱戦を直接応援に行きたいという方は、各プレイガイドからチケットが発売されているので、チェックしてみてくださいね。スタンド自由席の前売りは、小学生300円、中高生1000円、一般2200円と、気軽に観覧できますよ。
INFO / 取材協力:『ウインターカップ2017 平成29年度 第70回全国高等学校バスケットボール選手権大会』
日程:2017年12月23日(土・祝)~29日(金)
会場:東京体育館(東京都渋谷区千駄ヶ谷1-17-1)
千駄ヶ谷駅から徒歩1分
<公式HP>