ヴァンズ主催・世界的なサーフィン・スケートボードイベントで注目競技を間近で体感!フェスレポート&ファッションスナップも
2019年11月1日(金)から11月4日(月)の4日間にわたって、神奈川県藤沢市の鵠沼海浜公園と鵠沼海岸にて同時開催された、世界的なサーフイベント<VANS JOEL TUDOR DUCT TAPE INVITATIONAL AND FESTIVAL>とスケートボードの世界大会予選<VANS PARK SERIES ASIA REGIONAL CHAMPIONSHIPS>。どちらも『ヴァンズ(VANS)』が主催する世界規模のイベント&コンテストですが、同時開催されるのは今回が世界初。サーファーやスケーターはもちろんのこと、地元の家族連れから海外からの訪問客まで、幅広い層が訪れて大盛況となったイベントの模様をレポートします!
湘南のビーチにジョエル・チューダーも登場したサーフイベント!
今回、どちらもヴァンズが主催を務めることから世界初の同時開催となった<VANS JOEL TUDOR DUCT TAPE INVITATIONAL AND FESTIVAL>と<VANS PARK SERIES ASIA REGIONAL CHAMPIONSHIPS>は、サーフィンとスケートボードの魅力を同時に間近で体感できる、貴重な機会となりました。
<VANS JOEL TUDOR DUCT TAPE INVITATIONAL AND FESTIVAL>は、世界的なサーファーであるジョエル・チューダーによる招待制ロングボードコンテストと、ビーチフェスからなるサーフイベント。ジョエル・チューダーが世界各国から招待したトップレベルのサーファーに加えて、日本人のサーファーも多数参加しました。コンテストとは言っても、参加したサーファーたちはみんな湘南の波を一緒になって楽しんでいる様子。ジョエル・チューダーが中心となってサーフィンの楽しさを伝える、ピースフルかつスタイリッシュなコンテストとなっていました。
鵠沼海岸は、湘南ビーチの中心地で日本有数のサーフィンのメッカであるため、会場にはプロ・アマ問わず多くのサーファーの姿が。色とりどりのサーフボードにまたがって、数えきれないほどのサーファーが波待ちをする光景は、それだけでも壮観です。その中でも一際来場者の視線を集めていたのは、やはりジョエル・チューダーに招かれた世界的なプロサーファーたち。波を見極めてライディングし、素人目にも凄さが分かる技を駆使して乗りこなしていく姿に、砂浜で見学している人たちからも大きな歓声が上がっていました。
迫力ある大ジャンプを目の前で!スケートボードパーク競技
一方の<VANS PARK SERIES ASIA REGIONAL CHAMPIONSHIPS>は、スケートボード・パーク競技の男子部門・女子部門からなる世界的なプロツアー。今回、日本初開催となった同大会は、2020年シーズンのスタートであり、アジア地区の代表が決まる重要な一戦となりました。トップレベルの選手が参加したほか、アジア各国からも多くの選手が参加して、熱戦を繰り広げました。
今回の舞台となったのは、鵠沼海岸に隣接する鵠沼海浜公園のスケートパーク。スケートボード大会では、競技はいくつか種類がありますが、今回行われたのはパーク競技。パークのルールは、持ち時間45秒で、コースを自由に滑って、技や滑りを競うというもの。一人あたり3回のチャンスがあり、その内の最高得点で勝敗が決まります。
各選手は、最大高低差3mの急斜面を果敢に滑り降り、大ジャンプに合わせてトリックと呼ばれる技を次々と繰り出していきます。こちらもサーフィンと同様、スケートボードに詳しくない人でも興奮できるほどの大迫力! 「540」(空中で1回転半するトリック)などの大技が決まるたびに、観客からは大歓声が沸き起こり、会場中が熱狂の渦に包まれていました。
ミュージック、フードも充実したリラックスできる空間
熱い真剣勝負が見られた大会と同時に、サーフカルチャー独自の音楽や食事などが楽しめるビーチフェスティバル<VANS JOEL TUDOR DUCT TAPE FESTIVAL>も開催。鵠沼海浜公園内に設置されたステージには、SPiCYSOL、Emerald、Ryu Matsuyama、bonobos、TAWINGS、DALLJUB STEP CLUB、PES、FIVE NEW OLD、jizue、YOUR SONG IS GOODの他、ゲストとしてフランスからLee Ann Currenが出演。4日間にわたって、心地良い音楽をライブで届けていました。
フェスと言えば、音楽ライブだけでなくフードやドリンク、グッズ、アクティヴィティ等も大きな魅力。ジャマイカ料理、メキシコ料理、カレーなどの多国籍なフードが気軽に楽しめるブースは、昼時になると行列が出来ていました。
また、キャップやTシャツといった普段使いできるアイテムから、サーフボードやフィンなどの専門用品まで、グッズを取り扱うショップもバラエティ豊か。音楽ステージ、ショップ、大会会場が同じ公園内に密集しているため、グッズをチェックしながら音楽に耳を傾けたり、フードとドリンクを手に砂浜でサーフィンを見学したりと、来場者それぞれが自分なりの楽しみ方でイベントを満喫している様子でした。
また、スケートパーク内にある初心者用ランプは、FREE SKATE AREAとしてイベント開催中にも開放されていたため、スケートボードのトリックを練習する子供たちも多数。スケートボードやサーフィンの競技に打ち込む人々と、そのカルチャーをゆったりと楽しむ人々が自然と共存する、リラックスした空間となっていました。
ヴァンズのCUSTOM WORK SHOPでオリジナルグッズ作成
たくさんのブースの中でも一番人気だったのが、ヴァンズのCUSTOM WORK SHOP。この日は2種類のワークショップが開催されていました。一つは、来場者の好きなアイテムをヴァンズ特製ワッペンでカスタマイズするワークショップ。もう一つはヴァンズのロゴを好きな色に塗って、自分だけのオリジナル缶バッジを作るワークショップです。
ワッペンのブースでは、多くの来場者が列を作って、シャツやキャップをカスタマイズ。ヴァンズの公式ブースでは、<VANS PARK SERIES 2020 ASIA>のオリジナルTシャツ・パーカーが販売されていたため、現地で購入したグッズに早速ワッペンを付けて、自分だけのオリジナルグッズでファッションを楽しんでいる来場者の姿も多数見られました。
一方の缶バッジブースは、子供たちに大人気。何色ものペンを使ってヴァンズのロゴを塗り、その場で缶バッジにしてくれるとあって、何個も作った缶バッジを誇らしげに上着に付けている子供たちの笑顔が印象的でした。
サーフィンとスケートボードには、専門的な知識がなくても、一度目にすればダイナミックなライディングを感じられる魅力があります。また、サーフカルチャーやストリートカルチャーと密接な関係を持つため、音楽やファッションが好きな人なら気軽に楽しめるのも大きな魅力の一つでしょう。そんなサーフィンとスケートボードの多彩な魅力がギュっと詰まった、4日間の祭典でした!